技能(スキル)確認として

そろばんの技能の技術レベルを確かめるための方法として「検定試験」と「競技会成績」があります。簡単には、「検定試験は、レベル別に決められた問題を制限時間内で合格点をとれるかどうかというもの」で、「競技会は様々な問題をどれだけ早く正確に得点できるか」となります。このタイミングでの検定試験の結果は6月検定の結果通りですが、教室には5月の第33回の全神奈川通信珠算競技大会と7月のあんざんコンクールの結果が届きました。

約1500名(川崎で約580名)が神奈川県全体で参加の「第33回全神奈川通信珠算競技大会」では、教室からは59人が参加し、1500点満点の問題で1000点以上の得点者が教室では8名半年前11月の前回の第32回よりも100点以上の得点アップ者が23名そのうち川崎市内で得点アップ者の表彰の31人の中で9人が賞状をいただけました。自分のレベルでの半年間での頑張りが評価された結果です。こういう教室内だけでなく対外試合での客観的な結果もどれだけできるようになっているかを見るためにも大事ですね。 もう一つの「2023年全国あんざんコンクール」では、学年別にあんざんが得意な選抜組の22人が参加し、会場大会での結果は先に伝えた通りですが、通信大会も入れた約730名が参加の中で、教室ではもう少し金賞に届くかと思いましたが、「金賞4名、銀賞13名、銅賞5名」の結果でした。参加メンバーには賞状とカードが届き次第渡します。この大会は1年に一回ですので、次はまた来年です。

そろばんの技能学習は体系的、レベル的に決められたこういう技能確認ができる仕組みが整っています。しっかりと努力し続けていればレベルアップできていることが確かめられます。できるようになるため、レベルアップできるようになるための継続的な努力ができる人にとても分かりやすい習い事でもありますねまた、その技能は一生ものです。学習していない人との差別化ができる人間力の技能でもあります。そういう意味から、例えば、計算機があったらよいという人で自分の計算力を磨かない人や、AIで問題の答えを求めてその内容を答えるだけで自分の知識や見識の人間力を磨かない人が、機械に頼って自分の保有能力(人間力)を磨かないことがよいこととは思えませんがどうですかね。

WAC(ワールドあんざんクラッシック)2023

昨日、7/30()に東京の代々木の青少年オリンピックセンターで、「WAC(ワールドあんざんクラッシック)2023」が開催されました。日本を含めて、韓国、台湾、モンゴル、スリランカなどの90人を超える子供たちがこの大会を楽しみました。会場では、様々な外国語が飛び交う国際色のある大会で、4年前は京都で開催された大会です。元気な笑顔は世界共通ですね。

6月試験場結果(速報)

6月の試験場検定の結果が発表されました。なかなか試験場での検定は難しかったようですね。1級・2級・段位珠算は今回は届かず、今回の合格者は、珠算3級が4人(3年生の男の子、女の子2人、4年女の子)、段位暗算の昇段者が1人(6年生の男の子)でした。あと少しの人も多数でした。スピードだけでなく、最後の駆け上がりに必要な正答率のための「正確性」のアップが不足の感ですね。「間違わない、練習で間違えた問題は次は間違えない」という意識が高まらないとやはり上級検定はクリアできないことがわかりますね。これまでの2級以上の合格者に共通するものですね。とはいえ、3級合格者の中の3人は4月の「全川崎珠算競技大会」の参加者で、この結果でもその練習の効果はでていますね

あと一歩のメンバーは正確性をアップする必要性がありますが、その状況が見える、試験場検定の翌週に年3回教室で実施の8年目を迎えた「満点チャレンジ(第22回)」の成績結果でもかけ算・わり算・みとり算の正確性にバラツキが見えています。合計点ではなく、バラバラにすると得手不得手がよく見えますね。要は、苦手なものをそのままにしているということですね。「満点チャレンジ」は、「制限時間を少し短くして、合格級の満点に挑戦する」確認テストですが、今回の合格者は正答率も高い方に入っていますがミスが見えているメンバーは試験場検定でも同様でそれがあと一歩届かずの足を引っ張った感があります。まずは、合格するためには上にもある内容と同じで「ミスをしない、ミスを減らす」ということに対する意識改革が必要ということですね。合格に届かなかったメンバーは、その悔しさを次には合格の嬉しさに変えられるようにリベンジです。

あんざんコンクール川崎大会(7/2)

本日7/2()、川崎商工会議所のKCCIホールにて「2023年全国あんざんコンクール川崎大会」が全体で173名の参加申込で行われました。教室からは学年別に選抜されたあんざんが得意な11名(3年生5人、4年生2人、5年生2人、6年生1人、中学3年生1人)が参加してきました。結果は、全国あんざんコンクール問題を使った「個人総合」は小学5・6年生の部に1人、種目別競技の「読上暗算」は、小学3・4年生の部で2人、5・6年生の部で1人、中学生の部で1人、「フラッシュ暗算」は、3・4年生の部で3人、5・6年生の部で2人が入賞できました。レベルの高い大会でしたので、どこまで太刀打ちできるか?の大会で心配しましたが、入賞もでき少しは対抗できたようで、よく頑張りました。教場での競技や検定試験でははなかなか味わえない、競技の会場大会の雰囲気も十分に感じられたと思いますがどうですかね。

6月教場検定結果(速報)

先週実施の6月教場検定の結果を教室のボードに貼りました。今回の教場検定の特記事項としては、珠算 7級以下の受験者が18人もいた初心者・初級練習組の検定でした。結果はとてもうれしいことに、今回は7級9人、8級5人、9・10級の4人の18人全員合格できました。1年生3人、2年生5人、3年生8人、4年生2人のうち、6人はそろばんの検定試験の初受験でしたが無事クリアです。次は、夏季休暇が入ってしまいますのでチャレンジ組以外の大半の人の珠算の受験は10月ですね。さらに、「読上暗算」の検定にも7級と6級に13人が初挑戦し、こちらは全員とはいきませんでしたが、1人を除いて12人が合格できました。初級組が半分以上、中級に進級できた検定でした。

検定全体としては、延べ人数で64人が合格できた、まあまあといってよい検定結果でした。個別には、「珠算」は、準2級に3人合格できました。3人とも「全川崎珠算競技大会参加組」です。やはり、参加者が結果を出せました。ほか、4~6級は2人合格です。「暗算」は、1級、2級がボロボロで、2級の1人だけ合格でしたが、3級は4人合格で、4級以下は全員合格。「読上算」は、1級は届きませんでしたが、2級に4人、3級に5人合格できました。4級以下は、4級が半分で、5級は全員合格です。「読上暗算」は、1級はあと少しで届かず、2級で2人が合格できましたが、3~5級は玉砕し、6級以下は先の通り12人がクリアです。

今回の6月検定は、6/25の試験場検定組が上級の練習者で、教場検定が初級から卒業するの練習者が中心といってよい検定でした。上位陣は上を目指し、自分の目標にチャレンジ、下級組は基本をマスターし徐々にレベルを上げていく(楽しさが増すのはここからですね)ということで、結果をみれば、次々とレベルが上がってきていることがわかりますのでとても頼もしいですね。特に、今回の9人の7級合格組の軍団(?)は2部の珠算6級以上の練習組の脅威かもですね。さらに、検定試験では普段通りの結果を出せる本番に強いメンタル」が必要になってきます。「 心と技 」の両面が伴うことが必要ということですね。技能だけではダメで、その習得には普段の練習の積み重ね(反復トレーニングの量)が大事ということで、メンタル面の力が身につくにはやはりある程度の時間も必要ですね。

優勝トロフィーが届きました

5/28)の「 チャレンジ神奈川大会(グランプリジャパン神奈川大会)」の 優勝者のトロフィー が教室に届きました。今年も昨年、2022年の5人で8本(写真の上の方に昨年のトロフィー写真)に続き、SⅠクラス1人(読上算1人)SⅡクラスが2人(読上算1人、フラッシュ暗算2人)で3本SⅢクラスが1人で(読上暗算1人、フラッシュ暗算1人)2本の4人で、計6本いただけました。 おめでとうございます。昨年同様に優勝者1人に決める決勝戦がありませんでしたので今年もラッキーでしたね。とはいえ、種目別は、どのクラスでの競技も、同じくらいのメンバーが30人~45人位の選択者の中での1番です。素晴らしいですね。

それから教室としても、昨年参加で一つ下のクラスでトロフィーをもらえた2人が、1年後に一つ上のクラスに上がっても、2年続けて優勝のトロフィーをもらえたこと初めてこの大会への参加の2人がトロフィーを3ついただけたことも教室としてもとてもうれしいですね大きなトロフィーですので、4人にとってはとても記念になるものと思います。明日の水曜日から受賞者に渡します。ところで、前回にも、また、昨年にも伝えていますが、しっかりと検定試験の技術向上に向けて上を目指した練習をし続けている人で、実力を試すこういう機会を活かす(積極的に参加し、普段通りの結果を出せると)と、こういうご褒美をもらえることがあるということでもですね。モチベーションの上がっている入賞者メンバーはもう1年後を考えているようですが、来年の5月にもこの大会は予定されています。来年は優勝決定戦がありそうで、この2年のようにはいかないでしょうが、そろばんを楽しむよい機会でもあるので、また頑張ってみましょう。

そろばん学習とは

今年は今のタイミングで体験学習、問い合わせが続いています。「年末の11月~12月の次の年を迎える前、2月~3月の次の学年に入る前、4月の学校が始まって少し落ち着いた5月、5月の運動会時期が終わってからの6月、7月あるいは8月の夏季休暇前後など」年によって違いがあります。そろばんの習い事はいつからでも可能ですので、興味、関心を感じたときに是非一度、体験してみては思います。関心のある方だけでなく、今でもなぜそろばんを習う人がいるのかの疑問を感じている方昔子供の頃に習った方でも、ほとんどの方は今のそろばん学習の内容を知らないことが多いですので実際に聞いて、見てみてから習い事の一つの選択肢にするかどうかの判断をしてもらいたいと思います。

技能の内容としては、多くの方がイメージしている紙の上の計算問題を数字を正しく読み取り「そろばん」というツールを使って計算する技能の「珠算」が基本にありますが、それとは別に、そろばんを使わず頭の中で「暗算(あんざん)」で解く計算技術読み上げられた数字を耳で聞き取りそろばんで計算したり、あんざんしたりする「読上種目」読上種目は一度で聞き取る耳の能力が磨かれます。パソコンの画面にでてくる数字をあんざんで計算する「フラッシュ暗算」の技能は目の動体視力アップにも役立ちます。数秒しかでてこない数字は、出ては次の数字にかわりますので一瞬で読み取り、すぐに計算する技能ですので計算力アップに繋がります。こういった様々な技能に少しでも関心があったら是非、一定期間、技能を磨くそろばん学習をやってみては思います

さらに、技能とは別に身につく能力も見逃せないですね。例えば「一定時間、一つのことに集中できる能力というのはどのようなものにも役立ちますね。そろばんでは、最初のころは5分ぐらい、しばらくすると10分ぐらい、1年ぐらいでは20分、そして最終的には30分以上集中できるメンタル面の能力も身についていきます。「技能だけできたとしても、集中力が続かないと何事もやり遂げられないこと」は皆さんよくわかっていることですが、この習得はなかなかできないものですよね。反復トレーニングが苦手な人はここはネックになることは確かなことですが、そろばん学習では、大半の人はそれをマスターできるようになります。このような能力を「少しでもできるようになってもらいたい、あるいは、できるようになりたい」と思ったら、今、体験にお越しの方のようにそろばんという習い事もご検討いただければと思います。

5/28チャレンジ大会で大健闘

昨日、5/28()に横浜の石川町の労働プラザで「グランプリジャパン神奈川大会(チャンピオン神奈川大会・チャレンジ神奈川大会)」が開かれました。チャンピオン大会に31名、チャレンジ神奈川大会に202名の申込のあった大きな神奈川県大会です。今年は、教室からはチャレンジ大会に12名の参加(14名の申込で2名欠席、SIクラス1名、SⅡクラス6名、SⅢクラス7名)でしたが、昨年同様に優勝に6つなど大健闘でした。この大会は、前年2回の「全神奈川通信珠算競技大会」に参加した人が参加資格のある大会で、その大会の得点によって4つにクラス分けされて同じくらいのレベルの人と競技ができる珍しい大会です。教室では、対象者30人ぐらいの中で、珠算3級練習者以上から参加メンバーを選抜しての参加です。

結果は、今年も同点決勝のない大会でしたので、優勝に4人で6つSⅠクラスの読上算競技、SⅡクラスの読上算競技、フラッシュ暗算競技(2人)、SⅢクラスの読上暗算競技、フラッシュ暗算競技、2人は2つずつ)が、2位以下の入賞も、SⅡクラスのかけ算競技、みとり算競技、読上暗算競技、フラッシュ暗算競技に各1人、SⅢクラスでは、58人参加の中の個人総合競技の2位(1位の人と5点差)に、かけ算競技(2人)、わり算競技(2人)、みとり算競技、読上算競技(4人)、読上暗算競技(優勝以外に4人)、フラッシュ暗算競技(優勝以外に2人)でした。全員が入賞とはできませんでしたが、昨年に引き続きとても良い成績でした。普段の検定中心の練習の成果を総合種目(かけ算、わり算、みとり算)だけでなく、種目別(読上算、読上暗算、フラッシュ暗算)でも試すことのできるこの大会は、とてもよい機会ですね参加した皆さんは、楽しめたと思いますがどうでしょうかね。以前にも伝えましたが、日々、当たり前の練習をしっかりしていれば、このようなご褒美がもらえることがあるということでもありますね。昨年同様に優勝のトロフィーの6個は、恐らく来月中旬ぐらいに教室に届きますので、これも楽しみにしていましょう。

そろばんで身につく計算力

そろばんを習うと「計算が早くなる、計算問題を早く解ける」ようになることは確かですね。「算数、数学には武器になる技能(スキル)」です。それはツールとしてのそろばんを使わない「暗算力」がアップするからですね。足し算だけでなく、引き算、かけ算、わり算も技能のレベルが上がれば上がるだけ桁数も大きな数まで暗算で可能です。どこまで可能かは、どこまでやろうとするかとも言えますね。例えば、そろばんを3年ほど習った人ならば、「2桁の10個程度の足し算(あるいは3桁の足し算)、2桁✕2桁の掛け算(あるいは2桁✕3桁(3桁✕2桁))ぐらいまで」はそろばんを使わずに暗算で普通にできるようになります。当然、算数の計算は早くできるようになりますね。難点は、レベルが低いとミスも多くなりますので、ミスが減るのは暗算1級問題を満点近くできる必要はありますね。

先週にやさしい問題から難しい問題のピラミッド型の通信型の競技会の「第33回の全神奈川通信珠算競技大会」に教室の約60名が取り組みました。かけ算、わり算は各100問、みとり算(足し算引き算)は50問ある問題で、各10分の制限時間内にどこまでできるかという問題ですが、最初のやさしい問題はほとんどの皆さんが暗算で解き、各自のレベルで、途中からそろばんを使って解いていました。解いている姿を見て、技能の個人差がよく見え、暗算に自信がないとすぐにそろばんを使う人もいますが、暗算に自信のある人はかけ算は3桁✕3桁ぐらいまで暗算です。暗算でできる問題が多い人ほどたくさんの問題を解いています。問題数をこなせない人は、この技能の問題ともう一つ、「集中力、没頭力といった方がよいかもしれませんがまだ習得できていない場合」ですね。問題を解き続ける力です。これもそろばんの反復学習で訓練していきます。個人差があることは事実ですが、何も練習していない人とは確実に差がありますね。

そろばんを習うとこのように当たり前に「加減乗除の問題を解く練習」をしますツールとしてのそろばんを使う技能の「珠算、読上算」、そろばんツールを使わず頭の中での計算技能の「暗算、読上暗算、フラッシュ暗算」でですね。昔は、週3回とか週4回の練習がありましたが、今は、そうはいかないですが、週2回でも「こういう環境に身を置くことが、計算が得意になったり、計算が苦手とならない理由」ですね。教室では今回もこの年2回ある大会で各自半年前との前回比100点以上のアップを目指していますが、毎回20人~30人ぐらいは到達でき、1/3~1/2の人は十分なレベルアップができています。練習時も到達できている人がたくさんいましたが、今回も同様と思いますので皆さんの「半年の努力結果」はしっかりと見えますね。

能力・技能アップが加速

3週間前に珠算の8級、9級の合格組は、次の級の7級、8級のやり方を覚え、何人もがもう合格点を出し始めています。半月ぐらいあればモチベーションがあがっていると早いですね。7級は少しかけ算、わり算が難しいのですが、新2年生、新3年生でも難なくクリアできています。4月のはじめに、ソワソワしながら初めての検定試験を受けたメンバーとは思えないですね。問題をとまらず解き続ける集中力も増し、もうそろばんの初心者は卒業ということですね。

さらに、先週のそろばんの競技会に参加した10人の上級のメンバーの技能アップがもの凄いですね。特に「問題を解くスピードが桁違いにアップできている人がたくさん」です。大会当日の個人総合競技には一人も入賞できなかったのですが、その練習をしっかりした成果が目に見えて現れていて本人も「時間内にできる、早くできるようになった」とビックリしています。昨日には3級の練習者の一人は制限時間30分の問題をとうとう18分で終えました。ほか2人も3級は時間内になんなく解き終わっています。一昨日、昨日に来た準2級の練習組3人も全員が時間内に解き終わり、2級組の一人もあと少しというところまで来ていて本人は「できそう」という手ごたえがあるようです小学生の3級の練習組、準2級の練習組が「3級の問題を種目別に半分の時間で解く4月の全川崎の競技会の練習は、普段の検定練習と違った成果がでること」が今年も証明されていますね。全員が6月の受験組で、2か月前にこの段階ですのでとても楽しみですね。

教室は来週はカレンダー通りですので、1日しか練習日がありませんが、5月第2週からはいつも通りです。6月の検定までは2か月ありますが、5月中旬が本番の全神奈川通信珠算競技大会、7月のあんざんコンクールの練習にも入ります。フラッシュ暗算の検定も5月中旬にあります。各自がそれぞれの技能アップに向けてしっかり頑張ってほしいですね。