やりたいこと&やらせたいこと

今は、どのような習い事も学べる環境があります。その時考えなければならないことの中に、「本人がやりたいことと親が子供に習得してほしいもの」とで違いがでてくるときの判断があります。本人がやりたいことと親の希望が一緒の場合はやらせてみることで問題がありませんが、違った場合にどう考えるかですが、そもそも、どのようなものでも「ある程度の期間やある程度のレベルまで」やってみないと「面白いとか楽しい」とかわからないものですね。まして本人の適性に合っているなどはわからないものです。昔、イヤイヤやっていたものが実は役立っていると感じているものも多いはずです。

特に技術的なものの場合は「今できないことをクリアしていく段階」が必ずあります。それはやはり「やってみてコツを理解して、普通にできるように習得すること」が必要になります。球技のようなスポーツでは「ボールの扱い方をマスター」しないと楽しめませんよね。将棋や囲碁でも「動かし方の基本をマスター」しないと楽しくないですよね。ですので、ちょっと難しいからとか覚えられないからもうやめようと考えて、すぐに諦めるのではなく、「一定のレベルまでは到達するまでは継続すること」が大事です。その段階を超えると楽しめるようになります。「好きこそものの上手なれ」の段階に入るということですね

どのような習い事でも一定期間がたつと何も悩まずにどんどん進む人もいれば、その壁にぶつかる人もでてきますね。その時どうするかですが、短期の目標を定めてそこまではまず継続することが大事ですね。「段階を超えない限り次の景色は見えない」ものです。途中で諦めるを繰り返して新たな景色という可能性を見いださないまま終わるのはもったいないことで、ちょっとした壁での「本人がやりたくない」はこれを繰り返す危険なサインで、是非ともこのような関門はクリアし続けて欲しいものです。「ある程度以上の段階になったらはじめて、やりたい、やり続けたいの気持ちの有無で継続するかどうかを考える」ほうが身につくものが多いものです。こういう方法で是非ともできることを増やして、将来楽しんだり、役に立てて欲しいですね。・・・・教室で活用の教材のコメントからの抜粋でした。