休み明けトレーニングでスタートダッシュ

昨日までで夏休みも終了で、今日からそろばんはスタートします。例年通り、「集中力確認トレーニング」と「休み明け確認トレーニング」から始めます。やり方忘れやスピード感覚が鈍ることを防ぐことは残念ながらできないようですので、「やり方をまずは思い出す」ことからです。易しい簡単な問題をときながら、まずは「正しいやり方」を確認していきます。今年も、一週間程度でやり方を思い出してもらいます。9月から新しくそろばんを始める人もいますので、既存のメンバーはしっかり頑張りましょう。ところで、これからそろばんを始める人、あるいは始めようと考えている人は、涼しくなるこのタイミングもよい時期です。いつからでも始められるのがそろばんの良いところですね

また、2年生まででこの休みの間に「かけざん九九」を覚える努力をしたメンバーもたくさんいると思います。今週に、「九九検定問題」もチャレンジしてもらいます。ほぼ覚えたメンバーは「暗算検定」にチャレンジするためのステップですね。6月・8月の珠算4級合格者と3級以上のメンバーは、「かけ算・わり算の小数点の確認問題」に挑戦します。8月合格メンバーはまずは基礎からですが、一気に進めます。やり方を覚えてしまえば、あとは慣れですね。8月末までに基本を固め、10月に向けてです。

さらに、「スピード感覚」は、下級は全神奈川県通信と6級以上はそろばんコンクールのピラミッド型の練習問題を使って感覚を取り戻すこととさらなるスピードアップを目指してもらいます。時間内に今の技能では全部を終わらせることができない問題を制限時間の10分以内にどこまでやれるかの「一つのことに、止まらない、やり切る、一心不乱に集中する」ためのトレーニングとなります。さて、どこまで取り組む姿勢と技能がアップするかとても楽しみな期間でもありますね。

 

継続する努力と8月検定結果

全英ゴルフの20歳の渋野日向子選手の優勝、素晴らしいですね。笑顔で一気に人を引き付ける力もあります。最近、若い世代の「飛び抜ける力(突き抜ける力)」をテニスの大坂なおみプロ(21歳)、将棋の藤井聡太プロ(17歳)、囲碁の仲邑菫プロ(10歳)と特に目につきます。どのようなものでも「素質(素養、才能)に継続的な努力、やり抜く力(グリット)」を重ねるとあっという間に人を追い抜き「上に突き抜ける」ことができる可能性を示していますね。ただ、勝負の世界の一番となることでなければ、どのような人でもよぽどの素質がなくてもできるようになるものが多いのも事実で、可能性を信じて継続的に努力することがとても大事ですね。そろばんを学んでの「使える・役に立つレベル、人よりも少しでも秀でたレベルの技能習得まで」というのは一定期間しっかりと努力すれば、今はたくさんの人が経験していますのでしっかり頑張りましょう

さて、8月の教場検定の結果を教室に張り出しました。今回は、いつもより少し少なかった受験者でしたが、3年生の読上算1級合格、1年生と3年生で3種目合格者(2人ともはじめて)を含めて全体としてとてもというより、大変よい結果がでています。夏休み期間中にもかかわらずしっかりと努力をした人は先に進めます。これも上に記載と同様の継続的な努力の結果ですね。内容としては、珠算4級の合格者の2名は2か月後ですが、10月の日商3級受験に向けて頑張りましょう。珠算5級は練習不足からか残念でしたが、6級以下の今回の受験者11人は全員合格です。6級の5人は2部の時間でしっかりと頑張り、半年後の2月までに5級または、4級、あるいは3級に到達するようにですね。

暗算は、時間が間に合わなかった人(3人)と見取暗算のミスが多かった人(1人)はあと一歩でしたがその他の人たくさんが進級です。やはり珠算同様に全部の問題をやり切れる「速度(速さ)」がないと難しい結果が出ています。まずは、検定を受けるときまでに全部を時間内にできるレベルまで到達することが大事ですね。 読上算は、1級合格以下、2級はダメでしたが、3級~6級は7割ぐらいの合格です。 読上暗算も2級以下半分以上の合格です。なかなかクリアできなかった4級も4人が合格です。だいぶできるようになってきています。とても良い傾向です。全種目を通じて、ダメだった人は10月にリベンジですね。

そろばんの国際大会(7/28ワールドあんざんクラシックin京都)

先週の日曜日、7月28日()に、日本では2年ぶりの大会の「2019年 ワールドあんざんクラシック in Kyoto(主催:日本国際そろばん協会)」に行ってきました。2年前は、川崎で開催でしたが、今回は、京都の北、宝ヶ池の近くの京都国際会館での開催です。日本を入れて7ヶ国(中華民国(台湾)、韓国、アメリカ、モンゴル、マレーシア、チュニジア、日本)計96名の国際色豊かなそろばんの大会でした。

そろばんは日本だけでなく、世界各国で普及しています。そろばんを通じて一堂に会し、様々な言語で楽しそうに話す子供たちの姿を見るとそう感じる大会でした。