10月教場検定結果から

10/27の水曜日に先週実施の10月の教場検定の結果を教室のボードに発表しています。今回もいつも以上に皆さんとても頑張り、とても良い結果となっており、この2日間に来た、発表の結果を聞いた皆さんはとても喜んでいます。モチベーションアップは、やはり結果がよい方がよいですね。検定ですので、全員が合格とはなりませんが、努力の結果ですので、得点の高低に関わらず合格点をクリアした人は次のレベルに挑戦届かなった人は次にはリベンジですね。

全体としては、今回も、昨年の4月入学の2年生で4つの種目に挑戦した女の子が珠算6級、暗算6級、読上算6級、読上暗算3級に見事に4種目合格ですそれに加えて、今年のはじめに4年生で入学した現5年生2人と、上記4種目合格者と同じ時に入学の2年生の3人を含む5人が3種目合格者でした。

個別には、「珠算」は36人の受験者のうち、31人が進級します86%のとても高い合格率でした。珠算7級以下の19人は全員合格できました(14人が今年入学組)。初受験の9・10級(1年生6人、2年生3人)も、5人が9級、4人が10級に合格できました。さらに、7級に2人、9級に1人も満点での合格者がおり、本番でもよい成績となっています。準2級は1人は残念でした(自信があったようでとても残念)が、他3人がよい成績で合格、4級、6級は2人ずつ練習不足、メンタル面で弱い人が届かずでしたが5級の4人を含めて、9人は合格できました。また、珠算6級合格には、2月入学の上記3種目合格の5年生が9ヶ月で届きました。

「暗算」は、全体で14人が合格。今回は、4、5、6級に一人ずつの計3人が満点合格でした。1級、3級に合わせて3人が合格点に届きませんでした「読上算」は、今回は受験者が少なったですが、1級に1人、2級は2人、3級がダメで、4~6級で5人が合格の計8人が合格でした。3級の合格点に届かなった4人は少し練習不足の感がありますね。「読上暗算」は、1級、2級が玉砕でしたが、3級に3人(そのうち2人は2年生)、4級は6人(この級も2人が2年生)、5級が1人、6,7級は合わせて11人が合格しました。

検定試験に合格することは技能の確認というものですが、「クリアする、クリアしようとする」という継続した努力「結果を出す」という「やり抜く力」はとても大事なことですね。さらに、もしクリアできなかったら自己反省とともに必ず「リベンジする」という回復力(レジリエンス力)も大事ですね。すでに合格者からは前向きに次の目標を掲げて、受験宣言、プリント請求など頑張る意欲がたくさんの人に見られています。よい傾向ですね。次は、検定の前に「第30回全神奈川通信珠算競技大会」にたくさんのメンバーが参加です。こちらでも頑張ってみましょう。

そろばんの体験学習の時に

年末、年度末に向かって体験の問い合わせが増え始めています。教室は、今年はこれまでにとても多くの入学者があり、曜日によっては満席近くの日があり、このまま入学者が続くとしばらく待っていただくことになってしまうことになります。今週末の検定もですが、早期に、1部の時間の学習者が珠算7級の合格で2部へステップアップしてして欲しいですね。

ところで、そろばんに興味があったり、ご友人などからの紹介などで体験に子供と一緒に来られる保護者の方の多くは実際の「そろばん技能とはどういうものか、どういうことができるのか」を見たり聞いたりすると、「思っていたこと、イメージしていたこととの違いと一種のカルチャーショックがある」ようですね。今は、インターネットの映像でもそれを見ることができます。人間の計算能力の可能性でもありますが、そろばんを学んだことがない場合には、想像できない内容で「一体、何をやっているのだろう」という印象が多いようですね

確かに人は、自分の経験からはイメージできないものに遭遇することはちょっとショックですよね。それも「小さな子供がそろばん技能を習得して暗算で桁数の多い計算を簡単に頭の中で解いている姿は衝撃なのかもですね。実際は、どの程度ぐらいまでの技能までできればよいかという現実とのレベル合せが必要になりますが、それほど高くないレベルでも有効性、メリットを感じられるのは確かですね。

今は、そろばんの経験をする人が同じ世代でも10人に一人ぐらいになってしまっています。昔は、少なく見積もっても半数以上が学習していたころとは大きく違います。経験者が多くないということは、「周りにその内容を聞いたとしても正しく説明できる人がいない可能性が高い」ということですね。これは、「そろばんの珠を使った計算方法がイメージできない人の方が圧倒的に多い」ということです。これはとてももったいないことでしょうね。例えば、五珠を使った計算方法、十の合成の計算方法、かけ暗算、わり暗算の暗算手法などなど。知っていれば、計算力は紙の上で書きながら計算するよりもはるかに早く正確に計算できることがです。知らなくても必ずしも困るものではないですが、知っているだけで得になる手法、方法としての技能だけでも習得できていることはメリットになると思いますがどう考えるかですね