そろばん学習と6月教場検定結果

珠算検定は2ヶ月ごとに技能検定が行われます習い事のなかでも学習結果が順次確認できるよい習い事と思います初歩(珠の使い方、運指)のマスターとかけ算九九を覚えるのに少し時間(早い人は1~2ヶ月、遅い人は1年ぐらい)のかかる人もいますが、検定のエスカレーターに乗ったあとは努力の仕方次第で以下のようにレベルアップしていきます。そして、ある程度までたどり着き、最終的に「一生使える計算技能や数に対する高い感覚(数感覚)」を身につけて卒業して欲しいものですね。最近は当初の目標以上のレベルに到達する人がとても多くなってきていますので、日常生活や勉強でも様々なところに役立っている話が伝わってきています。以前にコメントした通り、そろばん学習で身につくことは単なる計算だけでなくいろいろありますので、とても嬉しいことですね。

そろばん学習(体験学習から)とは

習い事で身につけられることから

ところで、6月の教場検定の結果を昨日発表し、合格者には合格シールを渡しています。今回も2月、4月に引き続きたくさんの受験者でした。珠算は、4級以下は36名が受験し約7割の25人が合格しました。暗算も今回も3級~6級の練習者ほぼ8割の受験者で、15人がクリアしました。全体としては、読上種目はあと1つで合格点に届かなった人も多数いますが、今回もレベルアップしている得点が見られ、今回ダメだった人も次回にリベンジですね。また全体も、4月検定で更新した過去最高受験者人数を6月はさらに更新し、これまでで一番多い受験者数の検定でもあり、合格者数も過去最高を更新しました。

6月の特記事項としては、4種目(珠算・暗算・読上算・読上暗算)合格者が 今回も2名(1年生と6年生で、2人とも4月と連続です)、3種目合格者も2名(4年生と6年生)。一方で、玉砕の人も今回も数名いました。全体としては、4月にも伝えましたが、週2回の学習でも努力の仕方次第で大丈夫という結果ですね。「やり方を正しく理解し、反復トレーニングでしっかりと身につけること」で、そろばん技能は間違いなくアップしていきます。2年から3年間の学習でも将来使える技能まで是非ともたどり着いて欲しいものです。

やりたいこと&やらせたいこと

今は、どのような習い事も学べる環境があります。その時考えなければならないことの中に、「本人がやりたいことと親が子供に習得してほしいもの」とで違いがでてくるときの判断があります。本人がやりたいことと親の希望が一緒の場合はやらせてみることで問題がありませんが、違った場合にどう考えるかですが、そもそも、どのようなものでも「ある程度の期間やある程度のレベルまで」やってみないと「面白いとか楽しい」とかわからないものですね。まして本人の適性に合っているなどはわからないものです。昔、イヤイヤやっていたものが実は役立っていると感じているものも多いはずです。

特に技術的なものの場合は「今できないことをクリアしていく段階」が必ずあります。それはやはり「やってみてコツを理解して、普通にできるように習得すること」が必要になります。球技のようなスポーツでは「ボールの扱い方をマスター」しないと楽しめませんよね。将棋や囲碁でも「動かし方の基本をマスター」しないと楽しくないですよね。ですので、ちょっと難しいからとか覚えられないからもうやめようと考えて、すぐに諦めるのではなく、「一定のレベルまでは到達するまでは継続すること」が大事です。その段階を超えると楽しめるようになります。「好きこそものの上手なれ」の段階に入るということですね

どのような習い事でも一定期間がたつと何も悩まずにどんどん進む人もいれば、その壁にぶつかる人もでてきますね。その時どうするかですが、短期の目標を定めてそこまではまず継続することが大事ですね。「段階を超えない限り次の景色は見えない」ものです。途中で諦めるを繰り返して新たな景色という可能性を見いださないまま終わるのはもったいないことで、ちょっとした壁での「本人がやりたくない」はこれを繰り返す危険なサインで、是非ともこのような関門はクリアし続けて欲しいものです。「ある程度以上の段階になったらはじめて、やりたい、やり続けたいの気持ちの有無で継続するかどうかを考える」ほうが身につくものが多いものです。こういう方法で是非ともできることを増やして、将来楽しんだり、役に立てて欲しいですね。・・・・教室で活用の教材のコメントからの抜粋でした。