年始スタートに向けて

あけましておめでとうございます。あと数日で教室ははじまります。

ところで、年末の「クリスマス会」では、「カレンダー問題(先日付をよめる)、秒間感覚問題(時間意識をあげる)」は例年のことですが、今年はおつりの問題をしました。 クリスマス会は、「数感覚の確認や日常生活の利用の確認」をしています。 最近「おつり」そのものがわからない人がいると聞いています。日常生活の中でそれでよいのでしょうかね。ほかには「むしくい算(補数を考える)はなかなかできない人も、さらに「間違い探し」(注意力確認)は得意な人とそうでない人にわかれますが、今年は学年が下の1~2年生の方が優秀で、3年生以上は悪戦苦闘するメンバーが多数で、なかなか面白いですね。今回の問題は、3年生以上で注意力がない人は特に難しかったようで、そろばんの見取算で間違いが多い人は見つけられない傾向がでていますね。感覚的にできる人もいますが、これもいつもと違うこういう問題を解くのを見ていて傾向があり、面白かったですね。5年生以上だけ実施の一番難しいレベルの高い「むしくい算の応用問題」は2日で6人しかできないやはり難問でした。一方で、すぐに思考停止(考えるのをやめる)となる人もいてこれは残念ですね

当教室は、そろばん教室ですが、通常のカリキュラムに「算数教材や右脳トレーニング教材」を取り入れ頭の体操もしています。そろばん学習とその周辺で何を身に付けることを期待するかですね。そろばん教室ですので、「計算力アップは当然ですが、算数・数学の加減乗除は当たり前に使える、大きな数に慣れる、数字を簡単に覚えたり、数字利用のセンスを磨いたり、九九は自由に使えるなどの技能的な面だけでなく、別の側面で、一つのことに集中する時間を長く保つ、細かなことに注意深く取り組める、時間内に最後までやり抜く、失敗しても次にはクリアできるように取り組めるなどのものごとへの取り組み姿勢を鍛えることもできますね

また、読上算や読上暗算の読上種目では、1回で数字を聞き取る聞く耳を鍛えられること、読上暗算の方では、記憶内にそろばんの珠のイメージを一定期間保持する記憶力保持力アップや、フラッシュ暗算では、すぐに消えてしまう数字を一瞬で読み取り計算するなどのトレーニングも積むことができます。そろばん学習を、電卓と対比されるそろばんというツールだけを使った学習と思っている方が今でも多いのが残念で、それはもったいない思い込みでしょうね。とはいえ、個人差は確かにありますので、どのレベルまでできるかは人それぞれとも言えます。しかし、レベルの差はあれ、そろばんをやらなかった人との差は明確でしょうね。 ですので、 教室のメンバーは習っている間は、どれかを諦めるのではなく全てのレベルアップに挑戦です。