将棋の新棋聖誕生から

17歳11か月のタイトル奪取、素晴らしいですね。それも、渡辺三冠からの勝利。こういう「天賦の際に努力を継続した場合」からくる「飛び抜けた力」とはこういうことですね。年齢、一般的な経験時間は全く関係なく、普通の人と違った凝縮された時間の使い方(「良い努力」といってよいものですね)の違いがこのようになるということですね。師匠は最初は手ほどき、その後は「環境を用意し、意欲を削がないということに気をつけた」というような話で、これはどのようなことにも共通なものでしょうね。できる人は、環境があれば自力で上がっていくということが多いからですね。どちらにしても、是非とも新しい時代を作ってもらいたいですね。次元の違いを見せつけられているということでもありますね。

ところで、どのようなものでも適性は確かにあります。そろばんでも、あっという間にできるようになる人と徐々にできるようになる人、あるいはなかなかできるようにならない人など。要因の一つとしては、性格面でコツコツとできる人、持続力なくすぐに止まる人、適当に雑にただ感覚的にやる人など様々な性格面からくるものもあるからですね。コツコツができる人は確かに早くできようになる可能性は高いですが、そもそも、そろばんを習う目的が集中力や注意力を今より少しでも高め、細かなことにも取り組めるようになり、その結果として計算力や数感覚を上げること」などにあるとなれば、今できることではなく、継続努力をすることでそのレベルを上げるでよいものですね

最初からできることではないですので、今気になっている状態(レベル)から、ある程度(最低このレベルぐらいという希望レベル:一人一人異なります)までできるようになればそれでよいものですね。それが「飛び抜けたレベル」になれば、それはその世界でのトップレベルの特技になるということでもありますね。「習い事としてのそろばん」を考えた場合に、武器になる技能を習得するには一定期間(2年以上は普通にかかります)の努力が必要なことは明らかですが、その前段階にまず基本をマスターするという準備期間があります。学年年齢に関係なく、ここをクリアできるかが鍵でもありますね。学年が低ければ半年(1年の場合も)ぐらい、学年が上ならば2か月ぐらい(半年かかる人も)でしょうか。それを我慢できるか否かでもありますね。この「手ほどきの期間」を通り過ぎれば次に進めます。これは誰でもできるものと思っていますので時間かかってもクリアして、卒業するまでに他の人とは少しでも違った技能を身に付けてと思いますね。