8月検定結果と休暇前イベント

教室は夏休みに入りましたが、先週に、8月検定の合格発表と最終日はちょっといつもと違た問題に挑戦のイベント日としました。集中力がどれくらいまでレベルアップしているかの確認問題でもありました。予想以上の参加者(夏休みの欠席者を予想していましたが、1部と2部はほぼ満席)で2部でほぼ景品がたりなくなり、3部は追加しなければの状態でした。

1部では、普段の学習でコツを掴みはじめた1年生(女の子)が2年生、3年生よりも、2部では3年生が5,6年生よりも要領よくこなすなど面白い結果もでていました。1年ぐらいの学習継続がそろばんの技能だけでなく、精神力や応用力も向上させているようで今後がとても楽しみですね。継続は力なりですね。

ところで、8月検定の結果は夏季休暇中の検定試験で受験者数がいつもより少なかったのですが、合格者名をいつものように壁に張り出しています。全体としては、種目別の級によって良し悪しがでた内容でした。複数種目合格者は、4種目合格者が1名(今年1月末入学の約7か月目の現4年生)、3種目合格者も1名(昨年8月入学のちょうど一年の5年生。今回の合格で四種4級以上合格のオール4級到達)。個別には、珠算は、9級から4級までの合格者。6級であと一歩組多数。暗算は、5級があと一歩組み多数でしたが、他の級は全員合格で1年生(女の子)の6級合格者もでました。読上種目は、読上算4・6級は全員、ほかはバラバラ、読上暗算6級以下は全員合格、4・5級が今回は散々の結果でした。なかなか合格点に到達しないメンバーと立て続けに上級に登っていくメンバーに今回は分かれた感がある検定結果でした。

夏休み明けは20日からですが、毎回実施の休み明け確認トレーニングからが入ります。毎年、やり方を見事に忘れて来る人もいますので、1週間は見直し期間ですね。

清々しさと踏ん張り力

サッカーのワールドカップの帰国会見での選手の清々しい表情が印象的でした。予選突破の感動、練習時の苦しさ、決勝トーナメントでの敗戦の時の悔しさも映像で見ましたが、何事もやるべきことはやった、やり切った後というのは大事ですね。

ところで、そろばんの6月の試験場検定の結果が発表されました。合格者はおめでとうございます。達成感と喜びの気持ちを忘れずにです。一方で、今回は、あと10点~20点で合格点に届かない「あと一歩組」も多数いました。合格圏にいる場合には満点を目指すことなどの高い目標設定となりますが、合格ラインにいて、それを合格にするにはという最後の追い込みができなかったということですね。どのようなことにも「登りきるにはそれ相応の最後の踏ん張りが必要」です。そろばんでは「スピードと正確性」の2つテーマの中で、全体で指摘されている内容(間違いは確実に直し次にはできるようにする、全問をやりきるスピード感、コンマ忘れ、正しい数字を書くなど)、種目別で指導されている内容(桁間違い、数字の置き方、わり算で4引いて4を足すなど)を一つ一つ真面目にミスをしないようにマスターすることが大事ですね。ただ、練習量をこなすだけでは突破できないことがあります。リベンジ組は10月に頑張りましょう。

また、教室の1部の初心者・初級者にはそろそろ慣れとともに一気に加速しはじめている人逆に中だるみの出てきた人もいます。前者はやり方をマスターできた人、コツを掴んだ人で、者は少し難しくなったり、やり方を覚えられない(覚えない)場合にあります。そのためエンジンがかかるまでなかなか前に進めないことになります。前者は問題ありませんが、後者は障壁になっているところを一人一人クリアしていくまで時間がかかります。苦手を克服するという壁突破の力(これも踏ん張り力ですね)が必要ですが、こういう学習に慣れていないので学年が低い初心者は個人差が出ます。とはいえ、入学後1年以上メンバーは年長の一人を除いて全員が初級者以上になっていますので、時間で解決できていくものでもあり、少し我慢ですね。

全国あんざんコンクール川崎大会(7/1)

7月1日()に昨年10月にオープンしたばかりのとても綺麗な会場のカルッツかわさきの会議室で開催された「(第2回)全国あんざんコンクール川崎大会」に教室からは学年別のあんざん技術の上位陣から8名が参加しました。個人総合競技、読上暗算・フラッシュ暗算競技、団体競技、あんざんチャンピオン決定戦が行われました。参加メンバーの成績結果は、個人総合競技小学2年生以下の部に1名、3・4年生の部に1名入賞読上暗算・フラッシュ暗算競技3・4年生の部に2名が入賞団体競技は4部門の4選手の成績合計で決まりますが、今回は教室から中学生が参加できなかったこともあり小学生3人の合計点のみとなり次点の6番目で入賞は逃しました。とはいえ、参加者全員、各自の得点成績はかなりよい成績でしたので、通信での大会参加者と合わせての金賞・銀賞・銅賞では参加メンバーは上位に入れそうですね。

通信競技大会と6月教場検定結果から

先週に「第23回全神奈川通信競技大会(5月実施)」の結果を、今週に「6月教場検定(6月第3週実施)」の結果を教室に張り出しました。どちらにも共通している顕著な内容は、昨年、今年に入学した人の多くがぐんぐん成績を上げてきています。「継続は力なり」ですね。まず、今回の通信競技大会には教室から初参加の19人を含めて55人が参加。1000点以上が7人、前回最高点比100点以上アップが11人(36人の連続参加者中)。得点的には上位陣は少しふるいませんでしたが、前回よりアップした得点の比較によって表彰されるチャレンジ度表彰は大健闘でした。なんと、6人がチャレンジ度賞状(川崎市内で22人授与者)をいただきました。半年間での成長度合をみる表彰ですので素晴らしい結果です。さらに、その中の2人(2年生男の子、3年生女の子)は前回の22回に引き続いての連続表彰でした。

6月の教場検定の結果については、珠算も、暗算も、読上種目も下級は大変良い結果中級はほぼ半々上級は厳しい結果でした。四種目(珠算・暗算・読上算・読上暗算)同時合格は昨年入学(8月・11月)の現5年生が2人まだ10ヶ月目と8ヶ月目ですが、1人はオール5級に到達です。8月に珠算4級に挑戦かもですね。フラッシュ暗算も取得していますので、いろいろな能力向上を短期で実現です。週2回の学習でも十分可能ですね。

珠算」は、準2・4・5・6級はあと一歩組多数、7級以下は全員合格1年生の女の子3人組は7級に挑戦し、揃って合格しました3人は読上暗算5級にも合格です。先に合格していた一人に追いつき、珠算7級合格&読暗5級合格の4人組となりました。次は、「暗算検定」にも挑戦となります。「暗算」は、1・2級があと一歩組多数、今回6級の初挑戦組が2人はわずかに合格点に届きませんでしたが、6人が合格しました。12分の壁を突破し、かけ算九九をスピーディに使いこなせるようになってきました。次も楽しみですね。「読上算」は、5級・6級で1人は合格できませんでしたが、9人が合格。しっかりと耳で聞いた数字をそろばんに正しく入れることができるようになってきていました。集中力のレベルアップの証明ですね。「読上暗算」も6級・7級は全員合格。初受験の6人(満点が3人)で合格です。下級がこのように頑張っていますので、中級、上級者は次回にリベンジですね。

SⅢ参加者7名が大健闘(5/20県大会)

昨日5月20日()、「グランプリジャパン2018神奈川大会(チャンピオン2018神奈川・チャレンジ2018神奈川)」が川崎商工会議所のKCCIホールで、約230名の各教場からの選手が集まり盛大に行われました。チャンピオン大会(計28名参加)のジュニアの部、スクールの部、シニアの部のそれぞれ上位2名は県代表として、7月に行われるグランプリジャパンの全国大会へ推薦されました。また、ジュニアの部では、600点満点の小3、小4の2名での決勝も行われるほど、レベルの高い大会でした。

教室からは、チャレンジ大会に12名(SⅠに1名、SⅡに4名、SⅢに7名)が参加しました。結果は、SⅢの7人(SⅢの参加人数77人の中で)が 全員入賞 (5年生の1人は3種目入賞)する大健闘でした。今回SⅢ初参加の2年生も、わり算種目の第3位に入りました読上算の3位、読上暗算の2位にも5年生の2人が上位入賞し、教室での普段の練習の成果を本番でも発揮できたように思います。SIとSⅡは厳しい結果でしたが、SⅡの読上算では、決勝まで1名が進み、3位入賞しました。全体としては、とても頑張りました。

ところで、このチャレンジ神奈川大会は恐らく全国でも珍しい形式の大会です。神奈川県下では毎年2回通信の競技大会が毎回約1500名の参加者があり、その2回に参加すると翌年のこのチャレンジ大会の参加資格が得られ、その過去の得点によって、上位者から「S0クラス、SⅠクラス、SⅡクラス、SⅢクラス」のレベル別に分けて競技を行う大会です。クラス別の入賞も、個人総合は5位まで、かけ算、わり算、みとり算、読上算、読上暗算、フラッシュ暗算は10位までが表彰される大会で、そろばんの技術レベル別に参加者は楽しめる大会です。教室では、毎年10~15名が参加できています。

 

フラッシュ暗算で脳トレ

「10個の数秒だけ見えた数字の足し算を頭の中で計算できますか?」 4月の教室でのフラッシュ暗算検定はたくさんの受験者がありました。フラッシュ暗算は、「目で見た数字を頭の中で瞬時に計算する技能」ですが、一種の「脳トレといってよいものかもですねTVでもスーパーキッズの計算技能として取り上げられることも多々あります。 できるようになると、3桁でも4桁でも、それも10口(個)や15口(個)の画面にでてくる数秒の数字を頭の中で計算できるようになります。

教室では、珠算の8級クラスに到達した人からフラッシュ暗算検定に挑戦し始めます。最初の検定の10級ならば、1桁の4口(個)からの計算ですので、易し過ぎる人もいます。その場合は、少し上からチャレンジとなります。練習も一人でできるもので、頭の中でそろばんの珠を動かせる人で、そろばんの珠を記憶したままのトレーニングができるようになるとあっという間にレベルが上がります。目安として2桁10口の数字を計算できるようになれば一つの技能と言えると思いますが、やはり3桁10口はクリアしてもらいたいですね。

そろばん技能の中でフラッシュ暗算はパソコンやスマホを使ってマスターできる技能」ですので、他の人と違った技能として習得するには「時代に合った計算技能」と言えるかもしれません今回の教室の検定では、1級合格の2名から10級の4名合格まで計24名の合格者でした。10問中8問以上の正答率(80%以上)が必要ですので、数字で計算をしてしまう人(それでもできないというわけではありません)とケアレスミスが多い人は連続で不合格の人もいますが、基本のやり方をマスターした人は連続で合格しています。得意、不得意がでる種目かもしれませんが、是非とも全員がマスターしてほしい計算技能ですね。

全川崎珠算競技大会2018年

昨日、4月15日()、川崎商工会議所のKCCIホールで「全川崎珠算競技大会(オール川崎)」が約180名の参加者で行われました。教室からは、今年は小学4年生から中学3年生までの10名の選抜選手が参加し、普段の技能の腕試しをしました。川崎の大会のレベルとしては高い参加基準の大会で、今回は、小学生は珠算3級~準1級合格者以上の6名、中学生は1級合格者4名で臨んだ大会でした。

結果はよく頑張り、「個人総合競技」では、小学生の部、中学生の部に1名ずつ入賞、種目別競技の「読上暗算」も、小学生の部、中学生の部に1名ずつ、「読上算」参加メンバーの半数、小学生の部に3名、中学生の部に2名、「フラッシュ暗算」小学生の部に1名入賞の計10の入賞となりました。

普段の練習は競技会向けにしているわけではありませんが、技能を向上させるためのトレーニングとして競技会の練習はとてもよいもので、今回の練習で「スピードと正確性」をアップさせた人は、次の技能検定に挑戦ですね。

 

4月教場検定結果(速報)2018年

先週実施の4月の教場検定の結果を教室のボードに張り出しています。今回の全体としての結果は、一部の種目と級でダメだったところはありますが、おおむね良好の結果となっています。複数種目受験の4種目受験者は、2人(新2年生と、新5年生)が全4種目合格、1人が3つ合格でした。ほか、3種目受験で、3種目合格者も1名(新4年生)でした。

種目別では、「珠算」は、準1級、準2級が一人ずつ合格、4級は全員合格、5級が玉砕、6級以下は、8級で見取算を失敗した一人を除いて全員が合格です特に、4級合格者のうち2人(新2年生、新3年生)は、つい2か月前の2月検定で5級合格で今回の4月に4級合格の連続合格でした。よく頑張りました。「暗算」は、1級が玉砕しましたが、他の2級以下の受験者は全員合格です。「読上算」は、段と3級・4級が苦戦でしたが、2級と5級以下は全員合格です。「読上暗算」は、1~3級は苦戦でしたが、4級以下は8割以上の合格でした。特に、4級と5級は合わせて10名合格しています。これまで苦戦続きだった2桁の読上暗算ができる人が一気に増加ということですね。さらなる上を目指して頑張って欲しいですね。

次の検定は6月で期間があきます。その間に競技会などがありますので、そちらも頑張ってみましょう。

 

習い事で身につけられることから

体力や肺機能を鍛えるために「水泳」を習う、綺麗な文字を書けるように「書道」を習う、リズム感や音楽のセンスを上げるために「ダンス」を習うなど習い事によって習得されるものはそれぞれでたくさんあります。また、スポーツ系では体力だけでなく、将来選手として生きていく、ピアノやバイオリンなどは将来音楽家として生きていくなど先の内容は基礎的な能力のため、後者は将来の職業のためというものもありますね。子供の習い事は、どちらも考えたより幅広い基礎的な知識や能力や技能を経験させるためにとても大事なことですね。その中で基礎的な能力の習得のために学ぶ習い事の一つが「そろばん」です。

教室では、今年は例年以上にたくさんの問合せと体験そして入学が続いていて、その際に伝えている内容です。体験に来られる方の一般的な「そろばん」のイメージは、紙の上の計算問題を「そろばん」を使って黙々と入力し、計算している姿となっていますが、実際は「珠算」「暗算」「読上種目(読上算、読上暗算)」「フラッシュ暗算」のそれぞれの種目(それ以外の種目もありますが、当教室ではこの5種目)でその姿、内容が異なっています。当然、習得できる能力・技能も異なります。 単純に「計算する」ということだけでないことが大事な視点です。 以下に記載していますが、大きな数字に慣れる、少し難しい足し算、引き算、かけ算、わり算を紙も計算道具を使わなくても計算できる、人の話を聞くことにつながる聞く耳が鍛えられる、動体視力とつながる見たものを瞬時に計算できたり、記憶力の向上など」の能力が習得できる可能性があるのが「そろばん」という習い事です。

珠算」は確かに多くの方のイメージ通りですが、級が上がるに従って桁の大きくなる数字をそろばんに入れ、正しく計算する技能です。視点を変えると日商検定1級レベルならば例えば10桁の数字(例:1,234,567,890)を10口(個)の加算(足し算)や加減算など一般の人ならばこんな大きな数字をみたら嫌になる数字を小さな子供が普通にそろばんに入れています。つまり、大きな数字を見ても抵抗がなくなるという点は見逃せない内容ですね。次に「暗算」は、日商検定2級レベルになると、例えば、かけ算では2桁×2桁(例:65×43)の計算を平気で30問を4分間以内で頭の中で計算する技能(わり算なら4桁÷2桁)が習得されます。これぐらいが使いこなせたら日常生活や算数・数学での「武器」になりますね。

読上げ種目」は、読み上げられた数字をそろばんで計算する(読上算)か、暗算で計算する(読上暗算)かの違いですが、どちらも共通するのは耳で一回で数字を聞き取ることを要求され、「聞くという耳の能力」が鍛えられます。「読上算」では聞いた数字を一時的に覚えておく必要性もあることから聞いたものを「記憶する力」もつきます。「読上暗算」は、練習すれば2桁でも3桁でも、できる人は4桁以上でも数字を頭の中で加減算の計算する能力が習得できます。「フラッシュ暗算」では、耳で聞く読上げ種目とは異なり、目で見た数字を瞬時に頭の中で計算できる能力が習得できます。「集中してものを見るという目の能力」の訓練とも言えます。 このような技能をしっかりと反復練習をすることで是非とも将来まで使える他の人より一歩違った能力、差別化できる能力を「そろばん」で身につけてほしいと思いますね

 

やり方・時間の壁、そして・・・

やり方を覚えてそれを使う」は以前のコメントの通りですが、それだけではまだ足りないことがあります。それは「時間の壁」ですね。「一定の時間止まらずに一心不乱に取り組むことができるかどうか」ということで、一定時間集中できない、一定時間一つのことに取り組めないために、ゴールに到達できないという壁ということです。 すぐに止まる(やめる)、すぐに他のことを始める、すぐに話始める・・・など。まだ中級者以上でも修得できていない人はいますが、これも以前に3分→~20分・30分の壁・・・のコメントの通りですね。

3分→~20分・30分の壁

今年は、昨年の後半から例年のほぼ1年間に該当するとてもたくさんの新入生が早期に入学しましたので、いつもより早く今の段階で初級の練習時間の一部の時間はまずはこの訓練も一つの重要なテーマとなっています。珠算の下級の検定試験を受ける段階では20分間まず集中する必要性がありますが、それができるようになるためのトレーニングということですね。

さらに、ここでは「時間という要素」だけでなく、もう一つのポイントがあります。それは、「全ての問題を解くまで止まらない、全てをやり終えるまでやり続けるという習慣も身につけることも必要になります。終わらなくても気にならない、すべてをやらなくてもよいという習慣がつくと、いつまでたっても前進しない、物事をやり切れないそういう習慣がついてしまうからですね(負け組?の習慣)。 今は少しずつこの段階をクリアできる人がでてきていますので、その人から順次、レベルが上がっていくとなります。

昨年前半入学組は、年長さんからすでに多くの人がこの段階を突破していますが、後半組は4月検定から順次、このレベルに達した人から検定受験となっていきます。「そろばんの技能(やり方の理解の内容)の習得」とともに、「意志の力・気力などの力」がアップし始めているということでもありますので、能力向上がはかられている(成長できている)証明でもあり、とても重要なことですね。最終的にはそろばんの練習を続ける限り全員ができるようになっていきますが、何人が次にこのレベルに到達できるかとても楽しみでもありますね。