10月教場検定結果(速報)2017年

先週実施の「教場検定の結果」を教室に張り出しました。まずは、今回初めて珠算受験の今年入学の年長の女の子3人組は、9級に2人、10級に1人合格しました。かけ算、わり算にも取り組んでの結果ですので、よく頑張りました。次回は、2月に恐らく8級に挑戦してもらいます。頑張りましょう。検定全体としては、チャレンジ受験が多数でしたので、読上算上級以外は、良い結果と思います。また、今回は2年生で四種目同時合格者(珠算6級、暗算6級、読上6級、読暗5級)が1名、1年生(2人)と3年生(1人)に3種目合格者があり、さらに男の子の頑張りも目立つ(暗算4級合格者4人、読上算3級合格者3人が全員男の子)検定でした。

種目別には、珠算準1級、準2級の合格者も1人ずつですが合格しました。下級の4~6級は、各級1人ずつは欠席とあと少しで届きませんでしたが、他は合格で、特に珠算6級は受験者全員が9割以上の高得点での合格者ばかりのとても良い成績でした。今後が楽しみですね。7~10級は、8級のわり算がマスターできなかった人が合格点には届かずでしたが、7級、9・10級は全員合格の良い結果です。暗算は、全受験者中2人(1人は欠席)を除いて、12人が合格し進級します。6級暗算に1人500点満点もありました。読上算は、2級以上はダメでしたが、3級以下は、ほぼ半数の合格で、4級は苦戦でした。読上暗算は、1級、2級に1人ずつ合格しましたが、ほかはほぼ半分で、特に5級は苦戦でした。2桁の練習がもう少し必要のようですね。

なお、日商3級以上の試験場検定の結果は、来月11月1日です。本番で失敗したという報告が月曜日に何人もありましたが、どうでしょうか。

「動き」と「働き」

「にんべん」のあるなしの違いの文字ですが、2つの違いは何でしょうか? ビジネスの世界で使われる場合、分かりやすく言うと、成果や結果の伴わない活動が「動き」であり高い成果や良い結果を伴う活動が「働き」ですね。いくら時間をかけても結果が伴わないときは、どんなに頑張っていてもあるいは、頑張っているように見えても、消費、浪費、無駄と同じで、価値を上げたり、価値を生んだりすることにはならず、ダメということですね。厳しいようですが、大人の世界ではそうですね。

では、子供の場合にはどうでしょうか? 例えば、毎日たくさんの習い事で忙しいお子さんを見ているともう少し目的を定めて時間を使えないものかと思ったりもします。「動き」に近くなってしまっていないかですね。いつまでにどのように」があるかどうか、単純な経験だけにしかならない場合はもったいないということですね。確かに、最初の頃は適性の見極めややったことがないよりはという意味ではよいとは思いますが、最低限身につけて欲しい内容などの場合には、しばらく様子を見てから、レベルは個人差があってよいですが、目標や目的を定めて時間を使いたいものですね。「働きにする」ということですね。要は、時間をかけた分、時間を使う限り、経験だけでない何か成果や結果となるものを残せるかです

今、教室では今年入学した年長さんの初めて受験の3名を含めて、のべ100名を超える生徒がそろばんの検定試験に臨んでいます。一生懸命時間をかけて練習し、頑張ってきた結果を出すべく自分のレベルに応じた級への挑戦です。「技能」という将来に残せるものを是非とも成果や結果として残してほしいですね。そのためにも、いずれ進級・進学などでそろばんを卒業するときには、この6月に日商の検定に合格し卒業した中学生メンバーのように「自分の目標の段級をクリアした状態ということをゴールに」したいですね。

個別指導、集団指導から

個別指導の学習塾が盛況のようですね。ここ数年で、1.5倍になったという話を聞きました。きめ細やかな指導を求めるニーズが高いということのようです。一方で、社会人の指導で個人的なことはできても「協調性や競争力がない人」が増えたという話も伝わってきます。どちらかに偏るとその負の部分も見えてきますね。しかし、飛びぬけた才能を開花させるときには個別指導の方がよいものありますね。ちょうど、先週TVでピアノ王決定戦というをやっていましたが、確か15歳と18歳の最後の決勝戦のピアノを弾く技術の素晴らしさなどは、「個別指導と本人の能力と努力の賜物」でしょうね。さらに、本人が楽しみながらというのもとても良いですね。

ところで、そろばんや習字などの習い事は「 個別指導」でもあり「集団指導」もあります。ただ、どちらも個人のペースで習うことができる点は、学習塾や学校の学習のカリキュラム通り進む集団指導とは異なります。いつからでも習い始められ、マイペースで学習できる(そうはいっても学習できる期間のリミットがありますのでのんびり過ぎるはどうかと思いますが)点はとてもよいかもです。また、そろばんや習字の一斉で行う集団指導は、たとえば同じ内容のテーマをするときですね。そろばんなら検定や競技会の練習、習字では検定や書初めの時などでしょうか。さらに、学年の違う人と同じテーマに一緒に取り組むというのはこういうことが少なくなっている時代にとてもよい学習の場でしょうね。あるいは、同学年でのライバルとの競争やそろばんの競技会では、技量で争うという競争力も磨かれます。

教室では9月入学者(ほぼ個別指導)を除いて、1部の時間(初心者・初級者対象)も各自の級別々(10級~7級)ではありますが、同じ20分の制限時間内で一斉に取り組む形になってきています。年中さんから2年生ぐらいが一定の時間、集中して取り組む形になり集中力のあるなしや性格面の器用さやあるいは雑さ加減も明確にでてきています。個性がでますので面白いですね。最終的に、20分間ですべての問題をやり終える力をつけ2部の時間に移り、2部では30分間、問題を解き続ける力を習得し、技量アップ(検定合格)とともにあとは3部(上級・段位者対象)への移動とともに自分の目標級の技量取得への挑戦ですね。今月10月の検定試験でもたくさんの人がチャレンジします。是非とも、頑張ってほしいですね。