やりぬく力

「やりぬく力」、「やり遂げる力」について考える機会が続いています。ことわざでは、「石の上にも三年」とか「雨垂れ石を穿(うが)つ」などがありますね。関連する、「根気よく続けること(持続性)」、「忍耐力を高めること」も何事にも重要なファクターですね。

ところで、「やりぬく力」「やり遂げる力」は、頭の良さや要領のよさとは違うもう一つの能力かもですね。いかに学力的に高い能力を持っていても、この能力があるかないかはいろいろな所で顕著な結果にあらわれるように感じますね。いかがでしょうか? 結果的に、「やりぬく力」のある人はできることが増えることなどから、より新たな世界に飛び出していける可能性が高いということでもあり、一方、逆の場合には、できることも増えず、何事も中途半端で終わるという狭い世界で終わってしまうかもですね

一定の能力を保持しようとするのであれば一定のレベルまで持ち上げること、到達できていること(超えている)が必要でしょう。そのためには、何事にも「やりぬく」ことが必要ですね。ただ、ダラダラと時間だけを費やしたり、できることの繰り返しだけをしているというような行動は戒めたいものです。

前回の「試験に向けての練習」と「試験結果」の相関関係を見てもそう感じるところがあります。

そのような中でやはり、そろばんの「一定の時間、集中し続けること」と、「一定の時間内に問題を解くこと」という練習スタイルは、この「やりぬく力」、「やり遂げる力」の能力を鍛えるにはよい一つの訓練のように思いますねさらに、一定レベルに到達するとさらに上のレベルに挑戦することになるというのも、同じことの繰り返しにならない仕組みでもありますので。 もしかしたら、そろばん技能が上がることよりも、そろばんでこの能力が鍛えられることの方が大事のようにも感じますね。「ニワトリが先か卵が先か」かもしれませんが・・・。