数え方や単位の計算

幼稚園の生徒では、数の数え方(人は「にん」、犬は「匹(ひき)」、本は「冊」(さつ)など)がなんでも「個(コ)」になったりします。教室では一覧表を使うことがありますが、小学生では単位の問題で大いに苦労しますね。

例えば、「10cmの紐を5本では何mになりますか?」、「20mのロープを4人で分けました。一人は何cmになりますか?」。前者は、 50m 、後者は、 5cm 答える人が考えられないほどたくさんいます。同様に、「400mのトラックを5周しました。何kmになりますか?」も  2000km  と平気で答えます。これはわり算でも同様です。単位について、全く注意をしないこの感覚は困ったものです。そもそも答えの数字を考えれば最後の問題などは考えられないことがわかるもの、わからないとダメなものですよね。

これは、単純に見えている数字の加減乗除をするだけということで、何を求めているのか、何を聞かれているのか考えず、文章をしっかり読めない(読まない)ことからくるもの、何も考えていないことが見えます。単純計算としてしまうことは注意したいことですね。実際は4年生以上の算数の問題ではありますが、単位についての感覚をしっかりと持つことはとても大事なことで、ものの数え方同様にですね。