清々しさと踏ん張り力

サッカーのワールドカップの帰国会見での選手の清々しい表情が印象的でした。予選突破の感動、練習時の苦しさ、決勝トーナメントでの敗戦の時の悔しさも映像で見ましたが、何事もやるべきことはやった、やり切った後というのは大事ですね。

ところで、そろばんの6月の試験場検定の結果が発表されました。合格者はおめでとうございます。達成感と喜びの気持ちを忘れずにです。一方で、今回は、あと10点~20点で合格点に届かない「あと一歩組」も多数いました。合格圏にいる場合には満点を目指すことなどの高い目標設定となりますが、合格ラインにいて、それを合格にするにはという最後の追い込みができなかったということですね。どのようなことにも「登りきるにはそれ相応の最後の踏ん張りが必要」です。そろばんでは「スピードと正確性」の2つテーマの中で、全体で指摘されている内容(間違いは確実に直し次にはできるようにする、全問をやりきるスピード感、コンマ忘れ、正しい数字を書くなど)、種目別で指導されている内容(桁間違い、数字の置き方、わり算で4引いて4を足すなど)を一つ一つ真面目にミスをしないようにマスターすることが大事ですね。ただ、練習量をこなすだけでは突破できないことがあります。リベンジ組は10月に頑張りましょう。

また、教室の1部の初心者・初級者にはそろそろ慣れとともに一気に加速しはじめている人逆に中だるみの出てきた人もいます。前者はやり方をマスターできた人、コツを掴んだ人で、者は少し難しくなったり、やり方を覚えられない(覚えない)場合にあります。そのためエンジンがかかるまでなかなか前に進めないことになります。前者は問題ありませんが、後者は障壁になっているところを一人一人クリアしていくまで時間がかかります。苦手を克服するという壁突破の力(これも踏ん張り力ですね)が必要ですが、こういう学習に慣れていないので学年が低い初心者は個人差が出ます。とはいえ、入学後1年以上メンバーは年長の一人を除いて全員が初級者以上になっていますので、時間で解決できていくものでもあり、少し我慢ですね。