新百合ヶ丘あるいは百合ヶ丘からバスで少し入ったところにある小学校に「 そろばんの出張授業 」に先週3日間、行ってきました。2年前の別の小学校での4年生2クラスの出張授業以来でしたが、今回は、「 3、4年生の算数のそろばんの単元 」です。3年生3クラス各2時間、4年生3クラス各2時間の計12時間、3日間かけて午前中一杯での実施でした。6クラスとも皆さんとても元気であっという間の各クラスの2時間を過ごしました。とても楽しい12時間でした。 今の小学校の算数は、3年生で4ページ、4年生で3ページのそろばん単元があります。今現役の小学校の先生もそろばんを学習したことがない方も多く、困っている場合に出張依頼をすることがあり、そのお話を受けての出張授業でした。学校の先生が教える場合でも、他の学校ではそろばんを習っている生徒が先生にアドバイスしながら進めているという話も伝わってきています。教室での学習者の3,4年生の生徒からも算数でそろばんの単元の学習のところに入ったようで、「やっててよかった」という声を何人からも聞きました。
今回のこの学校では、少ないクラスでは2名、多いクラスでは7名ほど今、そろばんを習っている人がいました。予想より多かったですね。ただ全体としての実際は、3年生ははじめての人がたくさん、4年生は少し3年の時(昨年は、学校の先生が教えたそうです)のことを覚えている人はいても、習った内容を覚えていない人など今、そろばん教室で習っている人以外はほとんどの皆さんがはじめてと同様という状況でした。ということもあり、今回も、最初にそろばんを習っている生徒を確認し、わかない人に教えてもらう「小先生」になってもらうことにして「シール(そろばん 小先生)」も渡してスタートしました。最後の6クラス目の4年生のクラスでは、「そろばん 小先生」のシールが欲しい人がたくさんいて残りがなくなりました。授業中は、「小先生」も途中、楽しそうに友達に教えていました。よい経験ですね。
授業は2年前同様に、やり方を学ぶことの前に、少しそろばんの歴史と地域の歴史から入り、持ち込んだ「古いそろばん」も見てもらい興味を持ってもらうことからはじめました。新しいもの・ことを見る、知るからで興味スイッチを入れてもらい、それから、そろばんの珠の使い方、そろばんの名称、珠の一珠・五珠の入れ方、計算の仕方など。練習問題の追加プリントを使っての1時限目、2時限目には、教科書の内容にも入っての学習としました。2時間ではできないところもありましたが、今回も、できるだけ算数の教科書にも沿ったポイントを押さえての学習としました。理解のレベルはわかりませんが、少し趣の違った算数の学習で、ちょっとした刺激はあったと思いますが、どうでしょうかね。今回の学校には、教室に習ってきている生徒がいない学校でしたので、感想が聞けないのが残念ですね。