問い合わせがありましたので少しコメントします。そろばん学習は以前は小学生の2年生の算数のかけ算九九を習ってからという時期もありましたが、今は、小学校に入る前や1年生の算数の基礎学習のため、年長さんや小学1年生ぐらいからという人も増えました。とはいえ、小学生低学年でも、高学年からでもいつからでも習える習い事ですね。卒業時にどれぐらいのレベルまで習得したいかによります。実際は、学習期間が長ければ長いほどレベルアップは可能で、算数や実用性に役に立つレベルということであれば目安としてはひとまず3年ぐらいあればと考えてですね。そうではありますが、短期間でもそろばん式計算法をマスターすれば十分に計算力アップは可能ですね。
地域性もありますが、こちらの地域では小学3年生以降で学習塾との時間と費用の兼ね合いがでてきます。ですので、まずはその前までにどれぐらいまで到達できるかです。毎回でなくても、一定の期間しっかりと練習をすることができれば十分使えるレベルの技能にはたどり着きます。こちらの教室では今は、4年生が一番多く頑張っており、「珠算(そろばん)」技術については、1/3が3級以上、1/3が4~6級の中級、1/3が7級以下という感じですね。2年生以下(年長さんから2年生)は入学したばかりも多いですが、1年ぐらいでようやく初歩の卒業の人もたくさんですが、早い人は1年生で6ヶ月で9級、2年生で4ヶ月で8級もいます。ここは個人差です。今の5年生以上は、7割以上が3級以上ですので、長く習う人は当然、相応の力がありますね。
さらに、今の時代に使える技能の「暗算(あんざん)」については、早い人は2年生で6級合格(80問、12分で合格点)にも。5年生以上はほとんどの人が2級以上ですが、4年生でも半数以上が3級以上合格に到達できています。2級以上の練習者ですので4年生で、2桁✕2桁のかけ算、4桁÷2桁のわり算は普通に練習しています。これができれば算数に十分、役立ちますね。2年以上の学習で、このレベルに到達できる人はたくさんいます。これがそろばん学習のメリットでしょうかね。ほかの種目の「読上算」「読上暗算」「フラッシュ暗算」にも取り組むと様々な技能が身につきますね。聞いた数字をそろばんに入れて計算(読上算)、聞いた数字を頭の中で計算(読上暗算)、瞬時に消える数字を即時に計算(フラッシュ暗算)、など。紙がなければ計算できない普通の学習とは異なり、「記憶力の訓練、頭の体操」にもなる技能ですね。これを「他の人との差別化できる技能、一生使える技能の基礎」として習得してみることも是非考えてもらえればですね。