能力アップの習い事選び

以前に次のようなコメント(2016年3月)をしました。

・・・当たり前のことですが、「習いごとには習う目的」があります。「体力の基礎をつけるのか(水泳・ダンスなど)、技術の基礎を学ぶのか(絵画・楽器系などもでしょうか)、学問の基礎を学ぶのか(音楽系・書道・そろばんなど)、心や姿勢(武道系・茶道・華道などでしょうか)を学ぶというのもあります。あるいは学習の補習や予習、レベルアップをはかる(公文・学習塾など)、そして、スポーツでの将来(野球・サッカー・テニスなど)のためなど。」 以前に「習いごと選び」についてコメントさせていただいていますが、組合せとともに、今のタイミングならば何をやってみるのがよさそうか是非とも目的と優先順位をつけながらご検討していただけたらと思います。もしその中で、ご縁あるいはご関心がありましたら、「そろばん(珠算・暗算)」もご検討いただければと思います。・・・

今年も習い事をご検討されている人からの問い合わせがありますが、この地域はどのような習い事でも選ぶことができますので、まずは上記のような視点での情報収集からですね。その際に、本人がやりたいことをということだけでなく、大人の立場から将来のためにやらせておきたいというものも大事ですね

後者の中に最近は、祖父母の方から孫にそろばんをというお話が何件もありました。理由は明確ですね。今は「簡単な計算も電卓がなければできない」ということに対しての危機感からです。「パソコンがあれば言葉を検索できる」という内容や「電卓があれば計算できる」ということは、裏を返せば、それがなければ何も覚えていない(語彙力がない)、計算力がないという、人間力としての知識や技能が昔の人の方が優れていることを表しているとも言えるかもですね。そろばんを習うことの目的にこの点もあります年長ぐらいから小学生、中学生の間に学んで、一定レベルまで身につけておけば一生役立つものですので、こういう将来のための能力開発にも是非とも関心をもって欲しい内容ですね

全豪テニス

大坂なおみ選手の全豪オープンテニスの優勝、素晴らしかったですね。決勝の2人の戦いは見ごたえがありました。両選手に見られた「失敗しても崩れず持ち直す精神力、うまく行かなったとしてもすぐに切りかえ、持ち直すメンタル面の強さ」がとても印象的で、良かったですね。最近のスポーツ選手から多く学べることは、失敗しないことだけでなく、失敗したときの持ち直し力が大事ということですね。つい少し前にフィギュアスケートの女子選手も同様のことを言っていました。常にうまくいくことはないですので、何かをやり抜く力だけでなく、これもどのようなものにも言えることですね。

このテーマで最近、うまくいかなかいとすぐに諦める人が増えている印象がありますね。そろばんを習っていてそれまでうまくいっていたにもかかわらず、なかなか点数がアップしなかったり、ちょっと難しくなると正しく覚えられないことからくるミスでなかなかうまくなれずにモチベーションが下がったり、それ以上の努力をすることを止める人など。これではうまくいかないですね。ちょっと我慢して時間をかけて基本に戻ったり、試行錯誤しながら、クリアしていく、そういう姿勢が大事ですね。このメンタル面を鍛えることが大事なことということも今回のテニスを見て再確認しました。皆さんはどうでしょうか?リセットする力も鍛えられていますか?

これから教室では、2月の検定試験に向けてラストスパートします。日々の成績の上がり下がりに一喜一憂せず、リセット力もアップさせ、最後にはゴールに到達できるように頑張って欲しいと思いますね。

駅前にも

以前からの電柱広告(踏切と教室近く)2つに加えて、今週から百合ヶ丘駅前のアーケードのところにも電柱広告を追加しました。(画面の通り、百合丘1-1です。)もし、近くを通りましたらご覧ください。ゆりストアから上に向かったバス停の手前のところになります。半世紀近く継続しているそろばん教室で地元にはたくさんの卒業生もいますので思い出していただくこともできそうですね。(教室は10年ほど前に今のところの教室になっていますが)

以前の12月にご案内の「山ゆり号」の走る広告?と合わせていろいろな形での告知です。教室の生徒からは「山ゆり号のバスを見たよ」という話も。山ゆり号の宣伝とともに、教室の認知率アップ(知名度アップ)にはなっているようですね。

そろばん学習(体験学習から)とは

そろばんで何を学ぶ、あるいは学べるか」という問いについて以前からいろいろとコメントしてきましたが、そもそものところで「そろばん学習のイメージがない人がたくさん(恐らく圧倒的多数)」になってしまっていたり、以前に学習してきている方も「今のそろばん学習の内容ではなく、以前のイメージのまま」という人ばかりというのも事実ですね。昔のイメージと電卓との対比で言われるツールとしてのそろばんしかイメージできない方には、「いかに役立つとか良いとかを聞いたとしてもイメージできないものをイメージすることは残念ながら難しい」ですよねまして、ひとまず聞いてみようというステップに進むことも難しいと思いますね。

それでも、これだけ長い間かつ今でもたくさんの取り組む人があるには理由があります。お子さんの能力開発にメリットになるものがあるからですね。ですので、もし少しでも興味を持たれたら、あるいは知り合いのお子さんのそろばん学習のお話を聞いたりしたら、無料の体験をしているところもたくさんあるので一度は是非とも聞きにいっていただきたいと思いますね。何をやっているかを、実際に見て、聞いてみてそれでも役立たないと思ったら他のものでよいですから。「百聞は一見に如かず」です。またそろばんでなければ学べないものもありますね。単純な計算問題ならば、そろばんでなくとも違うやり方ですが習得できます。算数の勉強を学ぶためにそろばん教室へというのも違いますね。

例えば、そろばんでというものとしては「大きな数字(実際の、日商の珠算1級では10桁数字を10個足したり引いたりします)を見ても抵抗感がなくなる」というのは他ではなかなかないように思いますが、いかがでしょうか?小学生でそれができたら数字や算数嫌いは少なくなるように思います。耳で読み上げられた数字を聞いて暗算したり、そろばんに入れたりする読上暗算や読上算で鍛えられる「一度で正確に聞き取る力」や、フラッシュ暗算の「画面上の数字を一瞬で読み取る(目で見て覚える)力」はどうでしょうか? 前者は「聞く力」後者は「動体視力などのトレーニング」ですね。他にも、制限時間内、一心不乱に問題に取り組む「集中力トレーニング」などもありますね。「かけ算九九をしっかり覚えることができる」とか、「(電卓を使わなくても)暗算でも計算ができるようになる」ということは当然のものとしてありますね。こういう基礎的な力(人間力)を身につけたいと思った場合には、そろばん教室のドアをたたいてみてはと思います

20分、30分の精神力トレーニングも

毎年、冬期や夏休みなどの少し長いお休みのあとの「 休み明け確認トレーニング 」はやはり効果がありますね。トレーニングのち、第一週の後半の2日間に合格級の問題に挑戦したメンバーも先程採点が全て終わりましたが、ほとんどのメンバーが合格点をとっています。勘を取り戻し、スピードも技術も以前のレベルに戻った印象です。現在の練習級に挑戦のメンバーもやり方は思い出し、何人もが合格点を出しており、昨年同様に今年も休み明けにもかかわらず、日商1級問題挑戦組でも3名が合格点を出していました。このまま2月検定に向けてとなりますね。来週からは、完全にいつものカリキュラムに戻りますが大丈夫そうです

また、この一週間で全員が来た年長さん~2年生の1部の時間の初心者組も意欲高く取り組めるメンバーがたくさんいました。1部の皆さんの元気さは凄いパワーがありますね。前回検定に合格しているメンバーは次の級の積極的にチャレンジしています。指のトレーニングはマスターし、読上暗算も、読上算にも挑戦しています。この調子ならば、4月の検定結果で2部に移れるメンバーも多く出そうですね。また、このレベルに来ると「一定時間集中して取り組めるか否か」がポイントですね。「 初級クラスは20分6級以上の中級クラスは30分 この時間集中し、やり抜く精神力が鍛えられた人からどんどんレベルアップしていっています。技能はやり方を覚えればできますが、やり抜く力はやはり精神力からですね。

一方で、ここになかなかたどり着けない人の場合には、できるようになった人より長くトレーニングをし続ければ最終的にはどうにかなりますね。そろばんとはそういう環境です。この場合には我慢して、できるようになるまで少し長く時間をかけてやり続けられるかが上に上がれるか否かでもあります。残念ですが、ここで、できないからやめるを繰り返す人は「どのようなものでも恐らく同様」ですね。(ちょっときついからやめるも同様です)反復トレーニングで身につくものを軽く見てはいけませんね。その意味で、この時期は体験の問い合わせが続いていますが、最低でも期間として2年~3年は続ける意志を持って入学していただければ相応の技能や能力を付けて卒業できるはずですので、そういう能力開発を是非目指して取り組んで欲しいと思いますね。

箱根駅伝と職人ワゴン

何かのヒントを得るために、感性を磨くためにも様々なものを見たり聞いたりする機会があるとよいですね。読書だけでなく、箱根駅伝、年末年始のTVなどからいろいろありました。そろばんではチームビルディングというものはないですが、個のレベルアップのための手法、全体のレベルを持ち上げる手法、技術の応用利用などがあります。日々何かヒントをと思っているとどこにでもヒントがありますね。

今年の箱根駅伝の東海大学の総合優勝、往路の東洋大、復路の青山学院大の戦い、見事でした。特に、5区山登り、7・8区の戦いなど印象に残るものでした。毎年、正月の2日・3日の箱根駅伝は何か感じるものがありますね。各大学での日々の練習は過酷なものとは思います。また、1人だけではできないチーム競技の当日(2日間)の最高の10人を揃える(選ぶ)難しさは難しいものでしょうね。個の強さ、レベルアップとチームビルディング。当日の走りや駆け引きを見て感じることだけでなく、さまざまな話を聞くだけでも学ぶことが多いですね

また、「世界!職人ワゴン2018」というTV番組も面白いものでした。見入ってしまいました。今回はドイツで、日本の職人がいろいろな修理や改善要望に応える内容のものでしたが、日本の昔からの職人の技術利用、発想の転換からのスロープ作りや回転ロッカーの作成の工夫などなど。さらに、最後のカセットデッキをアンプにというのは見事でした。「これぞ職人」というものですね。経験とはこういうことができることで、技術を活用するということはこういうことかもですね。そろばんの技能もどう使えるかもっと考えたいですね

 

新年スタート(2019年)

あけましておめでとうございます。年末から少し暖かい日々が続いています。元旦に近くの神社にお参りにいきましたが、昨年に引き続きアルバイトをしている教室の卒業生の巫女さんにも会いました。今年も良い年にしたいものですね。ところで、このお休みは興味を持って買っておきながら「つんどく状態の本」を少しずつ片付ける充電期間としています。やはり、本の中には気づかされることが多く、今後に活かしたいと思いますね。

さて、もう一つ。年末年始にこれまでの教室の振り返りをしていました。教室の学習者はお陰様で毎年コンスタントに入学し数年前に比べて倍近くになり、全体の技術レベルも毎年レベルアップしてきました卒業生も最近は心配をしなくても一定の目標レベル以上までほとんどが到達し卒業するようになり安心しています。やはり、数年間の継続する努力ができるかどうかということですねまだ数か月から1年程度の習い始めの年長・1年・2年生の多くも技術の基本マスターと集中できる一定時間の第一段階に到達し、次々といろいろな技能種目の検定種目に合格していますので、今後も楽しみですね。能力開発のきっかけになっているのではないかと思います

年始は7日からスタートしますが、今年も休暇明け確認トレーニングからです。やり方をしっかり思い出し、次の段階に進めるようにです。スピードも完全に落ちている人も1週間ぐらいで戻せれば大丈夫です。さらに、習い事全般やそろばんに興味を持っている方から問い合わせも入り始めます。既存のメンバーは、新しく始める人に追いつかれないようにですね。