あんざんコンクール結果!全員金賞

7月8日の週に実施の「2013年全国あんざんコンクール」の成績表が届きました。教室からは、4年生2人、5年生3人、6年生1人、中学1年生1人の暗算が得意の計7人参加。

そして、大変うれしいことに7人全員が、川崎市の中で「金賞受賞」、「成績一覧表に名前が載り」、「表彰状と金賞プレート」もいただくことができました。おめでとうございます。昨年は、4人の金賞受賞でしたので、教室としても躍進です。

学年別では、6年生は2位に200点以上の差をつけての優勝(1位) 4年生が、1位に60点及ばずの2位と5位。 5年生は、ベスト10にあと20点及ばずでしたが11位と17位、22位。 中学1年生もベスト10にはあと5点足りなかったですが、堂々の11位。3年生が、まだ参加できなかったのが残念ですが、みんなよく頑張りました。

競技大会は、次は11月です。スピードと正確性だけでなく、レベルの高い問題もこなせる本当の実力をつけましょう。

 

計算するときにはひと工夫

前回にはお伝えしませんでしたが、6月検定では、以前にコメントの今年入学者の初受験のそろばん、読上暗算とも合格しました。さらに、上級検定では、3級受験者は全員合格しました。おめでとうございます。さらに次の高みへ挑戦です。 ただ、検定をギリギリの点で合格するだけでは本当の技能の能力が身につきませんので、これからも努力を続けましょう。 「技能は保持でき、そして使いこなせて」はじめて本当の力ですね。暗算では、「頭の中のそろばん」がしっかりと使えるように、「一生使える武器」になるまでです。

さて、そろそろ学校の算数や数学もその学年の難しくなる単元に入り始めているようです。教室で実施している算数・数学教材の回答を見ていると気になるものがあります。 そろばんを習っていると計算力はつきますが、工夫すれば簡単に計算できる問題でも、なんでもかんでも体力勝負で計算をしがちですね。そろばんの力を算数の計算に活かすには、計算をする前に「ちょっとひと工夫」です。

例えば、 「137×4+113×4」 のような問題はどう計算しますか? 何も考えず、それぞれを計算する 「137×4=548、113×4=452、2つを加えて、548+452=1000」 としてしまってはいませんか。 少し暗算ができるようになるとそうしがちの問題です。 このような問題は、 「(137+113)×4=250×4=1000」 というような工夫をしてみる(考える)ことが大事ですね。 仮に受験問題だったならば、これ(このように考えること)ができるかどうかを試されているものでもありますね。 出題者の意図、それを見抜く目を養いましょう。 「計算ができる」と「頭を使った計算ができる」は違います。 計算力が付き、早く計算ができるようになったならば、次は頭を使う工夫もできるようにですね。

 

 

トレーニング・・・

スポーツにもトレーニングがありますが、そろばんにも様々な技能のトレーニングがあります。初級者の基本トレーニングだけでなく、級の次のステップに登るために必要な技術を学ぶためのものもたくさんあります。どのようなものにもポイントとなるテクニックはしっかりとマスターしたいものですね。

トレーニングの例としては、初級から9級タイミングでの「掛け算九九」を記憶すること、「2桁や3桁の加減算、2桁×2桁や3桁×2桁の掛け算」などの暗算力、検定で言うと、暗算4級から3級や、暗算3級から2級の時にこれらの技能習得は特に大事です。 珠算でも6級程度での「戻し算(還元算)や、小数点の問題のための定位法の習得」の3級導入のトレーニングや、「マイナス計算」の入る2級導入時など。

今、ちょうどこれらにたくさんのメンバーが取り組んでいます。なかなか理解できない人もいるようですが、何事にもこういうトレーニング内容をしっかり理解し、自分のものにする努力が大事ですね。頑張りましょう。