2月検定結果と近況

2月検定の教場検定の結果は先週に、試験場検定は今日に発表となりました。今回は、珠算4級以下はほぼ良い内容でしたが、暗算上級、読上種目の上級と試験場検定の珠算の上級は苦戦でした。まだ、自分自身の弱みの克服や穴を埋められませんね。やり抜く力不足の感ですね。しかし、全体としてのレベルはアップしている印象です。個別には、2年生の珠算3級合格(2名)久しぶりの読上2種目や暗算での段位取得者(中2)がでています。よく頑張りました。

また、教室で先週には「満点チャレンジ(合格級をハンディ有り時間で満点に挑戦、珠算は種目別制限時間)」への挑戦でした。結果は全員の成績が一覧表で張り出されています。珠算3級の挑戦者や暗算2級、3級、4級の挑戦者の多くはとても良い成績を出しています(一定レベルはほぼ満点が取れる正確性があるということ)。数名の問題児?は種目別にスピードアップと正確性アップの個別トレーニングになります。自分の弱点種目が明確になりますので、このタイミングにその点を強化し次の段階にステップアップですね。

また、1部の初級の時間の全体トレーニングがだいぶレベルアップしてきています。やさしい問題で「ケタと数感覚」を鍛えています。年中さんから2年生までが中心ですが、この内容は既に何人もに成果が見えてますが、いずれ結果がでてくるものと思っています。2部、3部では普段できない読上種目の練習なども取り入れています。型にはまらずに応用力のある本当の力を身につけてほしいですね。

21世紀の読み・書き・そろばん?

ここのところの週刊誌には興味あるテーマが多いですね。先月1/21号の週刊ダイヤモンドの「 天才・奇才の作り方 」も面白いテーマでしたが、それ以上に、昨日発売の週刊東洋経済(2/11号)は、『 21世紀の読み・書き・そろばん  「食える子」を育てる 』という表題でしたので、早速(といっても今日火曜日になってしまいましたが)、駅の売店で購入と思いましたら既に売り切れで、大きな書店に行き購入することになりました。とても関心あるいは気づきのある内容がたくさんありました。機械の自動化の次に、AI(人工知能)によって職業が奪われていく時代にどのようにしていけばよいかのヒントになるものがありますね。

また、『 学力だけでは十分ではない「 習い事で非認知能力を伸ばせ 」 』は納得ですね。コロンビア大学の調査(1万1千人)で、習い事や地域活動などを2年以上続けた人は成人後、高学歴高収入になっているデータもあるようです。確かに以前から伝えています「やり抜く力」のものもとになっている「勤勉性、意欲、忍耐力」などはやはり習い事で身につくものが多くあります。例えば、すぐにやめない、あきらめない、新しいものや高度さへ挑戦する、できるまで続ける・やり遂げる(やり遂げた)経験などの学力とは違う能力を培うのには習い事は大事なことかもしれませんね。いかにして差別化できる「人間力」を高めるか・・・。(AIだけでなく、STEM(サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・マスマティクス)、アクティブラーニングなどから。)

今、「 習い事選び 」あるいは将来、小中高大の難しい受験などを検討されている方は是非ともこのようなものも参考にしてみてもよいかもしれませんね。その際に幼少期や小学期のどのタイミングにどのような習い事を始めるか、あるいは選ぶかは今はどのようなことも習える時代ですので、うまく組み合わせてみてはと思います。もし、その中で「 珠算(そろばん)、暗算 」も是非、選択肢の一つして一考してもらえればと思っています。

中学受験、珠算検定と体験学習

1月末から2月はじめは「中学受験」の時期ですね。今年の難関中学の算数の入試問題を見ても、計算問題であっても単純計算ではなく、方程式のような問題や工夫して計算しないと面倒なものばかり、文章題は問題文をしっかり読まないとどのように解いてよいか(式を立てててよいか)わからない問題ばかりですね。ただ与えられた計算式だけを計算できるだけでは全く歯が立たないことは一目瞭然です算数とは「国語力と計算力の2つがとても大事」ということですね。

さて、珠算も「2月検定試験」が来週末にあります。教場検定の下級の受験者も多数いますが、特に、今回は13人が日曜日の「段位から3級の試験場検定」にも挑戦します。教室では今週中は「全問題を制限時間内と最後までやり抜くこと」を重点にスピードを重視してきました。だいぶ速度が増し、得点力もアップした人が増えてきています。集中力アップとともにやり切ることでの能力向上を図りステップアップをですね。あと一週間ですので最後まで諦めないことが大事ですね。

さらに、今年はそろばんに興味を持たれる方が多く、教室では「体験」希望が続き、入学者も続いています。毎週のように数名ずつでうれしいことですね。それも年中から1年生ぐらいが多く、また今年もご両親が習ったことがない人も多数で、そろばん技能の効用や効果にメリットを感じていただいている方が増えている印象です。最初のきっかけの験学習・授業(無料です)」は入学するしないは関係ありませんので、少しでも興味があれば是非一度話を聞いてみていただければと思います。面白いと思えば続けていただき、メリットがないと思えば他の習い事でよいですので。