習わせたい習い事から

地域の小学校では、春の運動会も終わり(残念ながら今年は1校しか行けませんでしたが)、通常の授業になり、だいぶ、学校生活にも慣れてきたようですね。そのタイミングを考えられていた方が、習い事選びを復活させているようですね。問い合わせが再び増えています。

ところで習い事のアンケート結果として、「1位水泳、2位英語(英会話)、3位習字」が、「習わせたい習い事」としての、4月のYAHOO、週刊誌などに掲載されていました。運動の基礎鍛錬につながる水泳、将来的に英語を使えるようになるための英会話(ちょうど、中学3年生の英語検定の話もでていますね)、習字はきれいな文字がかけることのメリットからなどからですね。そろばんは6位とのことでした。

この視点でそろばんを学習するメリットは、一つは「数感覚(すうかんかく)」を上げることですね。日常的に数字に触れ、計算をすることが、数字の大小感覚、大きな数字(千とか万とか)に慣れる、数字の合成や分解(3と7で10、5は2と3とか)の感覚や概数理解(かけざんの概数計算)など。 日常当たり前のように必要とされる数に関する感覚を磨く内容は、そろばんの基本にあります。 当然、練習を重ねるごとに、計算力も上がり、暗算力もアップし、あるいは時間内に問題を解く能力(スピード能力)、正答率を上げる(正確性)力も付き、集中力なども向上します。

そろばんというツールを使う計算方法を習得するのがそろばんと思っている方はとても多いと思いますが、それは一面で、数に関する感覚と技能を上げることを訓練するのがそろばんのよいところですので、もし数感覚の能力開発にご関心のある方」は、ちょっとその世界を覗いてみてはいかがでしょうか

ところで、補足ですが、そろばんの主な5種目のうち、そろばんというツールを使うのは2つだけです。他は、全て頭の中のそろばんを使う暗算(あんざん)技能です。電卓がなくても、紙の上の数字、聞いた数字、目の前に書かれた数字を見て頭の中で計算する、人間力の一つで、習得していることは一つの武器になるものですね。