「社会的手抜き(リンゲルマン効果)」という言葉があります。詳しいことは省きますが、綱引き実験で一人より複数でやるときの方が力の出し方の手抜きが出やすいということなどから使われる集団的心理の内容ですね。
少し違うかもしれませんが、珠算でも、一斉に取り組んでいるときに怠ける人が多いと全体の成績が下がる傾向がみられ、全員が一生懸命、一心不乱に取り組んでいるときには好成績に繋がることが多く見られます。前者は、似たような事例のように思います。
今は全員プリント、回収採点の方式になっていますが、以前に問題集を使って、ノートに解答を書き、それを自己採点という方式をとっていた場合に怠ける人が何人も見られました。自分ぐらいは・・・という心理が働くとこのようになるのでしょうね。
一方でその逆に、ちょうど今、来週の6月の検定試験に向けて一生懸命の人が多いととてもよい成績がではじめています。目標が明確で、その目標に向かって努力していることがポイントです。いかに手抜きをしにくくし、全員が一生懸命取り組むようにするか、そういう仕組みをつくること、それもとても大事なことということですね。