ことわざから学ぶ

昨日の日めくりカレンダーのことわざは「学問に近道なし」でした。ギリシャの王様が数学者にもっと簡単に数学を学べないかを尋ねたことに対して答えた「幾何学に王道なし」が語源のようですが、どのようなものにも基本を学び、練習・鍛錬し、習得し、そして上達するという過程がありますね。なんでも短時間で、楽をして習得した気になってしまうことは禁物です。「メッキがはがれる」、「砂上の楼閣」、「ローマは一日でならず」などのことばやことわざもしっかりと理解しておくべきものですね。

試験で受かった時の知識が今何も覚えていないということがあるように消える学問、あるいは知識」といっていい、覚えていない、使いこなせない知識や技能は、その時の合格した達成感などの気持ちなどは良いものですが、残念ながら使える知識でも技能でもないですね。

将来に残せる知識や技能のためには、基礎の覚えることはしっかりと忘れないように覚える、やり方やテクニックは、基本をマスターするまで繰り返し訓練する、こういうことの積み重ねがとても大事です。 「ことば・漢字を覚えていない」、「算数・数学の公式を覚えていない」、「単位を理解してない」、「ことばに触れる機会(本を読む、新聞・記事・雑誌を読む、インターネット検索をする)を作っていない」などはとても残念な習慣といえますね。