表題は、そろばんで「集中力の続かない人の時間の壁」です。最初の段階の「3分」については、そろばんをするというよりもそろばんをやる前の段階で、じっと座っての取り組みのできない状態です。最近はすべてにおいてこの傾向があります。 一問やってはよそ見をしたり人に話し始めたり他のことを始めてしまう状態ではダメですね。「一心不乱に止まらず、集中して一つのことに取り組めるかというテーマのこと」ですが、これはどのような内容にも共通の基本姿勢です。まずここの基礎ができるようにしなければとなります。
そろばん上中級者では当たり前(初級者でもほとんどの人はできています)のようにできるようになっていますが、初心者のはじめたばかりはまずはここからです。この最初の段階をいつクリアできるかが第一歩です。次が、そろばんの下級の制限時間の20分間の取り組みです。かけ算九九ができる人は、暗算の12分間にも入り始める段階です。これができるようになるまでは時間内にしっかり取り組む反復トレーニングを続けることになります。
「20分の壁」をクリアした後、その次が珠算6級以上の30分の制限時間に挑戦です。このようなチャレンジを続けるのがそろばんの良いところですね。一つずつこの「時間の壁」をクリアした段階が進むと珠算の上達もですが、学校やスポーツなどほかの活動の際にもこの「集中して取り組むことができる姿勢」はいきてきます。「30分一つのことに集中して取り組むことができるということ」はどれほど大事なことかは多くの方がよくわかっていることですね。