そろばん教室で何を学ぶ?

 

*教室の横に咲いている酔芙蓉(教室たよりにコメントした花です)。ちょうど色変わりの瞬間を見つけました。朝の通勤前には写真を撮る方もいますが、昨日はスケッチをしたいという方がきました。

そろばん教室は昨年から今年の9月にもまだたくさんの体験希望がずっと続いています。ブームなのか理由はよくわかりませんが、嬉しいことですね。先月にも、珠算に少し興味を持った年長さんから5年生までのお子さんの親御さんから問合せがあり体験となりました。当教室の個別に設定の体験学習の時間では、入学の有無を問わず、映像も見ながら一通りのカリキュラムとそろばん技能の実用性を感じていただくことを目的にしています。もし、メリットを感じていただければ、いろいろな習い事の中からそろばんを選ぶということになります。ですのでもし、少しでもご関心があればお問い合わせください。

ところで、そろばん教室で「何が習得できることを期待している」のでしょうか。いろいろな学習内容のそろばん教室がありますので一概に言えませんが、有段者になることや検定合格でよいでしょうか? 特に昔の「検定合格=就職に直結」ならば、それも有りですが、今の時代はそうではない現実があります。重要なことは、技能検定とは「一定の技能、スキルを証明するもの」というところを忘れてはいけませんね。そしてその技能とは本来、「何かの役に立つというところがポイントのはずですね。最近の検定にはそうではない(当人が使えない、使わないというだけの問題かもしれませんが)単に合格証書を持っていることでしかならないようなものもあるように思われます。技能が「宝の持ち腐れ、猫に小判」という状態ということです。当面の目標として検定合格はよいですが、ゴールを合格することにおいてしまっているからでしょうね。(あとのことはあとでその時考えればよいということでしょうかね)

体験の当日の印象は、そろばんそのものあるいはその技能に多少の不安を持ってこられた方が終了後にはそれはなくなりやってみようと考えていただく方が多いのもとても嬉しいことですね。やはりご自分のお子さんがどの程度までの技能、あるいは他にもどのようなことができるようになるかという具体的な内容に関心があることは確かです。技能としては究極のレベルと現実のレベルがイメージできるか否かと思っています。理想は高く、されども現実はどこぐらいまでできたらよいかもというレベルがです。そしてその技術が他の習い事と比べてそろばん学習で習得できそうならば、様々な習い事の中で選択肢に入るとなります。私はそれでよいと思っています。あとはレベルアップにはそれなりの時間がかかることに我慢できるかかもしれませんね。ここでは「すぐにできないと諦めて続けることをやめてしまうというもったいない行動もあります。「石の上にも三年」が大事ということですね。