新百合ヶ丘からバスで少し入ったところにある小学校に「 そろばんの出張授業 」にいってきました。今回は、「 4年生の算数のそろばんの単元 」です。2クラス各2時間の計4時間、午前中一杯ででした。2クラスとも皆さんとても元気で、キラキラした目をしていて、あっという間の各2時間を過ごしました。今の小学校の算数は、3年生で4ページ、4年生で3ページのそろばん単元があります。今現役の小学校の先生もそろばんを学習したことがない方も多く、困っていて、学校の先生が教える場合に他の学校ではそろばんを習っている生徒が先生にアドバイスしながら進めているという話も伝わってきています。
今回、実際はどうかと思いましたが、1年前の3年生の時にそろばん学習をしたはずでしたが、予想通り、習ったことを覚えていない人など今、そろばん教室で習っている人以外はほとんどの皆さんが初めてと同様という状況でした。ということもあり、最初にそろばんを習っている生徒を確認しわかない人に教えてもらう「小先生」になってもらうことにしてスタートしました。最初の教室で2名、2教室目は少し多く7名だったと思います。当初3名ぐらいと聞いていましたが、2教室目は多かったですね。「小先生」も途中、楽しそうに教えていました。よい経験ですね。
授業は少し考えて、やり方を学ぶことの前に、そろばんの歴史から入り、持ち込んだ「古いそろばん」を見てもらい興味を持ってもらうことからはじめました。新しいもの・ことを見る、知るからで興味スイッチを入れてもらい、それから、そろばんの珠の使い方、3年生の時の復習になるそろばんの名称、珠の一珠・五珠の入れ方、計算の仕方など、それからようやく4年生の範囲になる、そろばんを使っての「大きな位(兆までです)、1より小さい位の学習」とそれを使っての「大きな数や小数点の数字の読み方」など時間的には2時間では足りないのでできないところもありましたが、今回は、あえて、できるだけ算数の教科書にも沿ったポイントを押さえての学習としました。どこまで理解できたかわかりませんが、少し趣の違った算数の学習だったかもしれせんね。どうでしょうかね。