先月末の教場検定に続き、先週は「フラッシュ暗算」の検定試験期間でしたが、あと10点で合格できず、悔し涙を流す人がいたり、一方で合格点をとり嬉しい歓声を上げる人もいました。頑張ったことに良い結果も悪い結果もあることを学ぶことはとても良い経験かもしれませんね。「いつも成功する、結果が出るとは限らない、でも、努力をすれば報われることが多いという経験が将来に活きる」ことはその経験者は誰でも知っています。そろばんは、そういう機会がとても多い習い事ですね。教室では、2ヶ月ごとにレベル確認の検定試験に挑戦できます。やろうとするか否かでも違ってきますが、前向きに取り組むことができている人にはよい仕組みでしょう。
ところで、レベルアップ、成長に必要なことは、「おそれない、いやがらないこと、あきらめないこと」と「努力を惜しまない、クリアしたいと思う気持ち」などですね。今、教室では1~3年生の中に伸びのスピードが速く、急激に力を付けてきている人がたくさんいます。今回のフラッシュ暗算検定でも3年生が初段に2人、三段に1人合格しています。その特に低学年のレベルアップが顕著な人に共通するのはこの意識と姿勢の持ち主ですね。失敗したときにも悔し涙を流せる人も成長しています。逆に、学年関係なく「難しい、めんどくさい、もうこれでいい」というようなあきらめ姿勢が見られ始めると伸びが止まります。しっかりとした練習をせず、試験だけあたりはずれのように受ける人もなかなか難しいですね。なかなかできない、少しずつ進むのか、一気に駆け上がるのかの違いもここかもですね。
また、今年の入学者も次々と検定試験に挑戦しはじめ、技術習得とともに精神力(集中力、注意力などを含めて)も鍛えられレベルアップしていくことはとても嬉しいことですね。教室では、来月の10月検定からはじめての検定に挑戦するメンバーがたくさんいます。珠算に9人、読上暗算ははじめて12人も受験します。ようやく挑戦できるようになった昨年入学の数名を除いたメンバー全員が今年の入学組です。まずは、「同じころから学びはじめた周りのたくさんの友達とともに一緒に前に進んでいってほしい」と思います。これが初歩・初期の学習のときの個別指導やオンラインではできにくい、集団学習の効果でもあります。一人でできるようになれば、個別でもオンラインでも十分できるようになりますので。