そろばんを習得すると 「計算する力がアップする」 ことは誰もが知っていることと思います。しかし、算数の筆算式と何が違うのでしょうか? 単純な違いは、頭の中でそろばんの珠(たま)を動かし、その結果を数字に置き換え、答えを出すかどうかですね。それは、ツールとしての「そろばん」を一定期間習い、珠の動きのイメージを掴んでいなければできないものです。
そろばんを習った人は日常の計算で、この暗算を普通に使っています。フラッシュ暗算では、この「そろばんの珠(たま)」の計算方法が瞬時(一瞬)に行われるために、3桁の足し算でも数秒間しか画面にでなくても可能になります。イメージしたそろばんが頭の中で勝手に動くということです。指ではじくのではないので、スピードもいくらでも速くなるのでしょう。さらに、一瞬で数字を読み取るためには、集中力とともに、動体視力も向上するものと思いますので、これはほかにも有効な訓練ですね。
こういう暗算の能力向上のためにもそろばんの技能ををマスターしておきたいものです。