新年度に入りました。教室の現状は、昨年までに入学の皆さんは、だいぶステップアップしています。1部のクラスのここ数ヶ月に入学の年中さんから3年生の初心者組も次のステップに進んでいます。昨年の7月ぐらいまでに入学のメンバーは次々と検定試験に挑戦となり、1年たったらそろばんの級合格の人がほとんどですね。ところで、そろばんを習う目的の1つに「集中力」を鍛えるというものがあります。最初はなかなか続かない「一定時間ひとつのことに止まらずに取り組む」という第一段階を半年から1年たつと大半のメンバーがクリアし始めています。5分、10分とまずはその時間を延ばすことができれば次に進めます。教室では、プリント学習に入り、制限時間内取り組むトレーニングの反復練習でその力を鍛えていきます。好き嫌いのでるものではありますが、ここはまずクリアして欲しい低学年の突破し身につけたい人間力の土台になる「基礎能力」ですね。これが嫌いで続かないは将来心配になるところでもあります。計算力、そろばん技能の前の段階です。
そろばんの6級練習者以上となる2部は、30分間のそろばん、12分間の暗算にも取り組みます。2部にはまだ集中力不足の人もいますが、だいぶ技能がレベルアップし、珠算ができるようなったことからたくさんの人が「やってみよう、頑張ってみよう」の前向きのドライブがかかっています。そろばんも暗算も6級から4級を半年から1年でクリアするメンバーが多数で、短期間で3部に一気に駆け上がる人もいます。また、このクラスで、読上種目も徹底的に訓練し、読上算、読上暗算も2級クラスまで次々にチャレンジしています。読上算では、珠算の2級の見取算と同じ8桁の加算、加減算を珠算6、5、4級クラスのメンバーがすでに取り組んでいますので、珠算の見取算の桁数には全く抵抗のない2年生、3年生もたくさんです。
珠算3級以上練習者が対象の3部はできるようになった人がさらに多くなり、集中力は2部の比ではないハイレベルです。自分の目標級のためにしっかりと努力できるメンバーばかりです。競技会にも積極的に参加し、また努力結果の総まとめの3月の表彰式(前回11人)にも参加できています。今は、習う期間が限られますので、習い続けられる期間で精一杯努力し続け、目標のクリアで卒業でもですね。そろばんは、技能を身に付けること、その周辺の能力をレベルアップすることが大事なことで、技能のレベル確認の目安の検定合格は大事ですが、トータルの能力向上ができればですね。モチベーション高く継続し続けられるようになっているのは「徐々にできるようになる日々の練習についての努力の意味が体感できた人が多い」からかもしれませんね。教室では、週2回の月8~9回、2か月でも15~17回程度の練習でステップアップする仕組みが根付いています。積み重ねの努力が2か月後(あるいは4か月後、遅くても6ヶ月後)の技能検定で結果がでるようになってきていますので、そういう「成功体験、達成感を是非とも体験して自分の目標レベル以上まで進んで欲しい」ですね。 習得に個人差はあっても、集中力を増しながら、課題をやり遂げる達成感を繰り返しレベルを上げていく体験がとても大事なことということですね。