行動パターン

何事にもやり方というものがあります。行動にも当然あります。

少し高い目標を定めて、それに向けて努力すること同じくらいあるいは同年代のライバルと競うことできないではなく、どうしたらできるかを考えて行動することなど。

そして、大事なこととしてもうひとつ、「時間軸」、「納期」と「マイルストーンゴール」も明確にですね。具体的には、いつまでに、どこまでいくか。そのためにどのような中継点のイメージを決めるかです。 例えば、そろばんの習い事の場合に現実的に習い続けることができる期間は限られています。5年生までかもしれませんし、6年生あるいは、中1までかもしれません。その期間中にどこまでを目標にするかです。検定の合格でもよいですし、競技会への参加や入賞、あるいは点数アップでもよいですね。

最終、小学生で珠算1級、暗算は段位という目標としたとしても、今、3年生で1年ぐらい習ったならば、3月までに珠算5級、暗算4級とか。2年ぐらい習った5年生ならば珠算3級を2月に合格とか。 今6年生で3月まで習うと決めたら今より1つずつ上の級を残り2回の検定で目指すとか。11月の通信の競技会で前回より50点以上アップを目指すとか。

こういう、「いつまでに、どこまで」というものが大事なことです。

ただ、なんとなく時間だけを使う、習いに来て時間をつぶす(浪費する)のではなくですね。こういう行動パターンを身につけてもらいたいものですね。

 

習得タイミング・・・3桁÷2桁の割り算

旧態依然の古いイメージのあるそろばんですが、近年、フラッシュ暗算や、脳トレが話題になった時に関連性からメディアなどにもたくさん取り上げられましたが、最近は話題にならないのは残念ですね。習得内容や、様々な取り組みが、どのように具体的な成果に結びついているかがなかなか明確でないことも理由でしょうね。

そのような中で、最近、室で利用の「4年生の算数問題」を採点していて、3桁÷2桁の筆算問題が苦手な生徒が多い中、暗算2級以上の学習者は皆、難なく算数の筆算でも解答をしているのを見て、やはり、ここ(習得タイミングが大事なことと感じました(日商の2級暗算の割り算が4桁÷2桁問題) 恐らく、習い始めの時期の問題はあるも、4年生までに、もう少し早くこのレベルに到達していれば多くの生徒が算数の苦手意識を持たずにできるということですね。

ほかにも何かに直結するものだけでなく、そろばんでは間接的に役立つものがあるのでしょう。しかし、タイミング良く何かに効果があることを見つけられないとですね。普通にできている人は、特に気にも留めていないでしょうが、やはりこういう点でも少しはメリットがあるということでしょうね。

*画像は特に関係ありませんが、教室横にある「酔芙蓉(すいふよう)」の花が、ちょうど白からピンクに変化するタイミングのものです。この状態はちょっと珍しいのでアップしました。140921IMG00868

 

差別化できる技能(スキル)として

今の時代はいかに他の人と差別化できる能力を高めるかが大事な時代になっています。しかし、基礎能力の中で使わなくなってしまったものがありますね。携帯電話の普及で友人の電話番号を覚えることをしなくなり記憶力(記憶と思い出し力)を鍛える機会が減り電卓の普及で何もツールのない状態での計算力が弱くなったことは年を重ねるに従って実感していることと思います。

電卓や計算機がなければ計算できない、紙に途中式を書かなければおおよその数もわからないでは「数感覚」という点では日常でどうでしょうか?不便さを感じなければ問題はないとも言えますが、それができる人は時間的にも間違いなく得をしていますね。できるレベルは必要性との兼ね合いですので、その点はひとそれぞれでよいとは思います。

「そろばんは古い?」というコメントを3月19日に掲載しましたが、電卓がなくても、紙がなくても、頭の中で計算できる計算能力の暗算力は、そろばんを少し学習すれば合わせて身に着いていきますので、これは一つの差別化できる能力ですね。特に、記憶力と計算力でしょうか。そして、その能力は小学校の低学年から訓練した方が習得も早く、できるレベルも高いことも事実です。 遅くなるに従って、頭の中にイメージする内容の鮮明さが違ってきています。

これらのために、頭にイメージした状態で計算できる暗算力を習得し、保持し続けることをお勧めしたいと思います。そろばん以外でも暗算力が鍛えられるものもあるようですので、必ずしもそろばんにはこだわりませんが、暗算力としてのその技能を、これからの将来に、人間力の一つのスキルとして身につけてみてはいかがでしょうか。

フラッシュ暗算強化月間

8月のフラッシュ暗算の検定結果がまとまり、合格者名を教室の壁に張り出しました。 最終、今月は教室全体の1/3ほどが受験し、7割以上が合格しましたので、合格者は過去最高の人数で、教場検定並みのたくさんの人数が進級します。皆さん、よく頑張りました。ほかの4種目の種目別の各自の進級の遅れを一気に取り戻しています。

内容としては、今回は、段位受験者がいませんでしたので、10級~1級の合格者です。そして、上位の1~2級は、全員が合格です素晴らしいですね。特に、4年生は次々と上級生を追い越しています。合格点に80点以上を取らなければならないフラッシュ暗算は不合格になる人も多いのですが、8月はよい結果でした。

また、今回から通常の時間内にも受験時間を作ったことも受験機会のためによい方法だったようです。はじめての受験メンバーも、長い間受験しなかったメンバーもたくさん挑戦しています。何事もやってみることが大事ですね。別の能力開発の一つとなるでしょうから。

9月にも引き続き検定時間を確保していますので、次回も是非とも挑戦してみましょう。

五種表彰、四種表彰

そろばんの技能表彰に、五種表彰、四種表彰があります。(珠算、暗算、読上算、読上暗算が四種、それにフラッシュ暗算を加えて五種) 川崎の場合には、五種表彰は日本珠算連盟の試験に合格した場合(初段以上)に賞状を、四種表彰は、毎年3月に優良生徒表彰式があり、その時に四種3級以上合格者には賞状と盾(あるいはトロフィー)が渡されます。四種4級以上合格者にも、賞状を別途いただけます。この全種目をバランスよく合格することは相応な努力が必要なことで、十分褒められるものです。当然、各種目で習得される技能は他にも活かすことができるものと考えています。(*2014.2.13 種目別に磨かれる能力 コメント参照)

今回、教室では五種2段位の認定者がでましたので、賞状は日本珠算連盟から、教室からはトロフィーを用意しました。努力の結果表彰ですのでとても素晴らしいことですね。*☆マークが五種をイメージ

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教室ではほかにも、四種取得者は、四種2級以上、四種3級以上の確定者とともに、四種4級以上もたくさんの人がすでに要件を満たし、今回来年の3月に、表彰されます。さらに、何人もの人が、表彰まであと1つあるいは2つのところに来ています。 今年の12月までに頑張って合格できれば、技能表彰としての表彰状が手に入りますので、是非とも10月、12月の検定は挑戦してみましょう。

8月検定結果と次に向けて

昨日、8月の教場検定の結果の発表がされました。6月検定が月末に近かったことから、ほとんど1ヶ月しかなかったにもかかわらず、全体としては良い結果と言えるでしょうか。今年の3月の入学者が珠算6級の満点合格や、さらに、6月検定からの珠算や暗算の連続合格者が何人もでていますので皆さんの頑張りが見えますね。四種4級以上の合格者も1名届きました。賞状は3月にもらえます 合格者は日々の努力の成果がでてよかったですね。

一方で、あと一歩で及ばない人もです。 直前だけの練習で、その前の検定の練習をお休みしたり、練習時に集中力を切らして途中で止まり、なかなか合格点に届かないという状態だった人が合格できなかった結果がでています。 毎回指導されていることをしっかりと理解し、日々努力をすることが大事です。突然できるようにはなりません。今回ダメだった人は、次回にリベンジしましょう。

また、今年もこの時期に、体験学習希望や9月からの入学希望のご連絡も入ってきています。こちらも新たなことをはじめるのもまたよいタイミングかもしれませんね。 すでに入学した皆さんも追い越されないようにです。 前回のコメントの通りで、この期間は現状の実力確認と各人のテーマごとの能力アップを考えたカリキュラムになっています。一人ひとりが次のステップに向けてしっかりと目標をたてて頑張りましょう。

 

夏休みの間に

とても暑い日々が続いています。先週に実施の教場検定の結果は6日の水曜日に発表ですが、この学校の夏休み中に是非とも様々なことに取り組んでもらいたいと思います。 特に、時間が取れるときに、「 やったことのないこと、マスターできていないこと 」などに、時間を有効に使ってですね。時間は平等にありますが、有効に使った人と無駄に使った人では同じ時間でも価値が違いますので。

さて、そろばんに関しては、今週一杯で来週は1週間お休みですが、検定試験も終わりましたので、今週から全員、各自別にテーマを決めています。珠算4級合格レベルクラスは、昨日要綱が届いた、11月の「そろばん・あんざんコンクール」の選考に入ります。学年別の実力試しです。「 珠算技能、暗算技能、読上算技能、読上暗算技能、フラッシュ暗算技能 」の基準で選考です。特に、「 スピードと正確性 」を問います。 それ以外の人は、フラッシュ暗算の検定にチャレンジ組み、珠算や暗算の種目別の弱点克服組み、はじめての暗算に挑戦組み、初級卒業スピードアップ組みなど。

また、そろばんとは直接関係ありませんが、この夏休み中に読書量を増やして、国語力もアップしてもらいたいものですね。 算数の文章題をしっかり読み取れる能力(式を立てることができる能力)のためにです。いかに計算力がそろばんで磨かれても、計算問題以外の文章題で式が立てられないでは「残念な状態」になってしまいますので

どちらにしても、例年この8月に各自のテーマをクリアした人は、何もしなかった人とは大きな差がでてしまいますので、是非とも頑張ってみましょう。

 

そろばんの年間イベント

年間の予定を把握していると計画が立てやすくなります。そろばんの大きなイベントは、「検定試験と競技会」です。それと川崎では、「優良生徒表彰式」が3月にあります。 検定試験は、技術の習得レベルのチェックで、競技会は、腕試しのように考えればですね。また、表彰式は、1年間の努力表彰です。 習い事を検討の際の参考として。

検定試験は、川崎にある当教室では、数月(2・4・6・8・10・12)に教場での検定試験があります。商工会議所の珠算3級以上の試験場検定は、2・6・10月の4ヶ月毎になります。 検定合格を目指すとなると、このスケジュールを考えてとなりますね。 例えば、今の学年のうちに珠算3級以上をとる目標ならば、10月と2月しかありませんので、どうすれば合格できるか今とのギャップを考えて努力する計画をたてるとなります。

競技会(*)は、当教室では、「 ①4月に全川崎珠算競技大会、②5月に県の競技会、③6月に神奈川県の通信珠算競技大会、④7月に全国あんざんコンクール、⑤11月に全国そろばん・あんざんコンクールと⑥2回目の神奈川県通信珠算競技大会 」 に参加しています。(*参加対象者は選考です。①は珠算3級以上、②は県選考の対象者、③と⑥は、教室内模擬テストで一定得点獲得者以上、④は2級暗算以上、⑤は珠算3級、暗算2級以上レベル。ただし、③と⑥は教室で1/3ぐらいが参加です。)  競技会のこれらに参加する理由ですが、 スピードと正確性を問われるそれぞれ内容の異なる競技会に向けての練習が、検定試験を含めた技量向上に大いに役立つことが 参加の目的になっています。当然、競技会に参加し、入賞でき、トロフィーや賞状をもらえればそれもよい経験になるからでもあります。

優良生徒表彰式は、他の模範になる生徒の表彰(本部・協会)と、この1年間(1月~12月で評価)で、四種(珠算・暗算・読上算・読上暗算)3級以上合格になった人が一人ひとり表彰されます。誰でも該当する級に合格すれば対象になれるものです。

習い事のなかでそろばんは、長い歴史がありますので、このように計画化されているのが、そろばんのよいところでもありますね。教室ごとに検定や競技会などには違った考え方はあるとは思いますが、当教室では、将来に役立つ、使える技量向上を目的とし、できるだけ短期間で基本をマスターし、勉強や日常のほかでも活かせるようにと思います。必ずしも、そろばんの検定合格などがゴールになることはないですので。

あんざんコンクール結果

本日、7月の第2週に行いました「全国あんざんコンクール」の川崎の結果が届き、一覧表はいつもように教室に貼り出してあります。 教室からは、10名(昨年7名)の参加で、結果は、「金賞5名、銀賞3名、銅賞2名」で、金賞の5名は一覧表に名前が載っています。

学年別での競技ですが、一人ずつ参加の中学1年生は川崎トップの優勝、4年生はトップと同点の2位で、ほか、6年生2人、中学2年生1人の昨年参加の5人は昨年に引き続き上位に入り、金賞となっています。はじめて参加の4年生3人は銀賞をいただきました。

今年も昨年同様の入賞ができたこともですが、一定のレベルに到達し、どの競技会も参加できるメンバーが毎年増えていることが何より嬉しいですね。次ぎも頑張りましょう。

技能の維持のために

今年もたくさんの新入生が入り、前半に入学の低学年ではそろそろ初級を卒業する人、3・4年生の早い人は6級のレベルに届いています。 まだ、集中して取り組めない人もいますが、各自のペースで進んでいます。来週末にも8月の教場検定試験が入っていますので、挑戦する人は気を抜かずに頑張ってもらいたいと思っています。

ところで、学校の多くが夏休みに入り、帰省をしたり、遊びに行ったりあるいは、夏期講習などでそろばんを1週間以上休む人もでてきています。久しぶりにでてきて問題を解くと珠をはじくスピードが落ちていることに気がつくはずです。時間内にできた問題数でもわかります。初級の場合には、数日でも同様の場合もあります。

そろばんは「技能」です

全く使わなければ処理スピードは間違いなく落ちます。正確性も同時に落ちてしまうこともあります。例えば、そろばん3級を合格したとしても使わなければ速度や処理能力はその下の級以下にすぐになってしまいます。(そういうことからそろばんも暗算も2級以上を推奨しています しばらくやっていなければ、うまく体が動かないスポーツなどと同じですね。

ですので、合格級の技能レベルを維持するためには、日々の中(例えば買い物や学習の中)に組み込んでおくことが大事ですね。使えない技術にならないようにです。