優良生徒表彰式 平成25年度

本日、武蔵小杉の中原市民館で「平成25年度 優良生徒表彰式 (川崎)」が、本部表彰14名、協会表彰73名、四種取得者表彰92名ののべ計179名の表彰者が一堂に会し行われました。 フラッシュ暗算ではじまり、表彰式、模範演技、抽選会など盛りだくさんのイベントでした。 当教室からは今年も他の生徒の模範となる8名が参加し、表彰されました。おめでとうございます。特に、今回の当教室の本部表彰者1名と協会表彰者3名は珠算3級以上の合格とこの1年間でフラッシュ暗算を入れて全五種目1つの級以上の昇級、そして競技会での活躍など十分に評価できる内容でした。

140302優良生徒表彰式002140302優良生徒表彰式4140302優良生徒表彰式2140302008来年もまた多くのメンバーがこの表彰式に参加できることを期待したいと思います。

 

経済センサスのそろばん記事

メディアでも取り上げられた総務省の経済センサスの内容で、大阪のそろばん教室に通う生徒の数が、2位の愛知の2倍、3位の東京の4倍という記事がありました。詳しい内容では、4位が静岡で(大阪は比較で6.6倍)、5位が神奈川で(大阪は同7.1倍)、6位が埼玉(大阪は同7.2倍)とのことです。 総人口を考えれば、東京(1300万人)や神奈川(900万人)よりも大阪(890万人)は少なく、愛知(740万人)よりは少し多い人口ですので、その中で該当年齢を考慮してもやはり大阪は突出しています。

そろばん特区での計算科などを積極的に行っている地域差や学校やPTAの意識の違いなどがあるのかもですね。とはいえ、実益のないことをしない地域性もあると思いますので、やはりメリットは感じているのでしょうね。

ちなみに施設利用総数の他の施設のそろばん塾との比較では、学習塾がそろばんの16.3倍、スポーツ・健康関係が4.5倍、音楽が2.8倍、書道が1.7倍が、英会話が1.8倍、生花・茶道が0.7倍のようになっているようです。それだけ、そろばんよりも多くの人が使っているということです。 そろばんが見直されてきているといわれてはいますが、マクロ的な総数の実態としてはまだまだですね。

観察定位法の利用から

そろばんのかけ算、割り算のやり方の中に、問題を「 何桁の数かを読み取り、一の位の位置を定めて計算する 」やり方があります。その方法の中でもいくつかの方法や覚え方があるように思いますが、当教室では一定の級になったときに、かけざんは、そろばんには問題の式を置かずに両落としで、割り算は割られる数(そろばんでは、実といいます)だけを置く形の「 観察定位法 」のやり方を導入しています。

目的は、そろばんを習うことで算数の計算力もアップしなければそろばんの効果が半減しますので、式を見れば、何桁の数かすぐにわかり(概数理解)、簡単な問題ならば暗算でも答えをだすことができるために行っています。 結果、そろばんのスピードも上がることを期待してのものです。 また、やり方は暗算もそろばんと同じにしましたので、そろばんを少し習えば、すぐに暗算にも取り組むことができます。

今、ちょうど、やり方と覚え方をできるだけ下級から上級まで統一したわかりやすい方法に整理をしたところです。特に、珠算3級以上の小数点問題の覚え方をシンプルにしたので、それを上級者が理解できるように頑張らせています。 少し慣れるまで時間がかかりますが、いずれは、普通の整数問題も、少数点問題も何の抵抗もなく計算ができるようになるものと期待しています。この方法で「 正確性もスピード 」も上げ、次の4月競技会でも一つ上を目指してもらいたいものです。

2月教場検定結果から

先週に実施の教場検定の結果を教室に張り出しています。2ヶ月毎に実力を試すものでもあり、今の学年での最後の検定でした。インフルエンザや風邪などが理由で受験できないメンバーも、病欠明けで振るわないメンバーもいましたが精一杯頑張りました。

今回2月の重点種目が暗算系の2種目(暗算・読上暗算)でしたが、その中でも、級暗算に多数合格、1年生の6級暗算合格、4ヶ月目の年長さんが読上暗算種目に合格しました。 12月に合格の1・2年生の読上暗算の連続合格者も5名3級の読上暗算3・4年生が頑張り、合格したことで上級生を短期間で追い越しました。

検定合格が目的ではありませんが、能力を伸ばすためには少し背伸びをする期限を切った目標の設定あったほうがよいことは確かなことです。6年生の中に1年前の目標をこの1年間で計画通りに果たしたメンバーもでています。こういう姿勢が大事ですね。

当教室では、全員がペースは各自それぞれでも能力向上を結果で残せるように考えて指導をしています。時間がかかる人もいますが、最終的にはなんらかの技能を習得できるようにと思います。 現在は、1年以上の学習者は全員2種目以上の検定に合格し、1年6ヶ月以上の学習者は全員3種目以上に合格しています。能力が確実に習得できている結果ですので、今後もしっかりと頑張ってもらいたいと思っています。

 

種目別に磨かれる能力

今年も来月、3月2日(日)に「 優良生徒表彰式 」が中原市民館で行われます。当教室からは、「昨年一年間に前年比で上級に進級したり競技会成績が向上した8名が表彰されます。(本部表彰・協会表彰者は全五種目が昇級したメンバーです) その表彰項目で、3級以上の四種合格(珠算・暗算・読上算・読上暗算)表彰があります。(当教室から今年は、四種2級合格者、四種3級合格者が表彰)

この四種目にフラッシュ暗算を加えて五種目のそろばんの種目学習を教室では実施しています。種目別に基本のそろばんを使った珠算以外にもにそれぞれ違った能力が磨かれますので、能力開発のためにもよいと考えてのものです。

例えば、「珠算」は、数字を読み取り、「ツールとしてのそろばん」に位と数字を間違えずに、加減乗除をルール通りに指を使って入れ、一定の正答率で行う技能です。 「暗算」は、珠算でおこなっていることをツールとしてのそろばんを使わずに頭の中で(イメージ映像)行う技能です。 「読上算」は、数字を読み上げる声を耳で聞き(聴覚)、位と数字を間違えずに、一定のスピードでそろばんに入力し、加減算を行う技能です。 「読上暗算」は、「読上算」の内容をそろばんを使わない暗算で行うこととなります。この2つは、「集中した状態で、数字を耳で聞き(聴覚)、それを記憶してそろばんに入れたり暗算する」という能力が必要になります。 そして、「フラッシュ暗算」は、モニターに出てくる数字を「目で見て読み取り(視覚)、そろばんを使わずに計算を行う暗算」技能です。

いろいろなとらえ方はあると思いますが、「指を使うことで脳が鍛えられる」という脳科学者のお話はそろばんというツールを使う「珠算や読上算」でそれが可能となり、「暗算」では「記憶力とイメージ力」などが、「読上げ種目」では「集中力と聞く能力(=聞く力)」も同時に鍛えられ、「フラッシュ暗算」では、「目からの視覚情報を瞬時に判断し、頭の中で加工できる能力」が鍛えられるのではないかといわれています。

こういう様々な能力開発を期待してそろばんの学習をすることになります。全種目で身につく集中力記憶力などはほかに十分利用できる基礎能力ですので、計算力という視点だけではなく、是非とも幅広い能力向上もをしてもらいたいものです

 

スピードと正確性

週末に検定試験が近づいています。合格点に到達しているメンバーもいれば、ボーダーラインを行ったり来たりしていたり、まだ合格点に手が届かない人など様々です。合格点に到達しようと努力をするには、「教えられたことをマスターする、時間をかけて繰り返し訓練するということ、そして、間違いを正す」というものがあります。さらに基本的な姿勢を加えれば、「するためにはどうしたらよいかを考えて努力を怠らない」ことも基本ですね。

<スピード> 教えられた正しいやり方を理解し、時間をかけて繰り返す努力をすれば、スピードが上がり、時間内で問題を解くことは可能になります。何事も同様ですが、訓練としてそろばんを一定量ははじくことが大事です。ここにスピードの基本があると考えています。まずは、時間内で全問できるスピードが大事です。

<正確性> 次が間違いを正すですが、これには「忘れているやり方をなくすことや、間違ったやり方を直すこと」があります。まず、全ての問題が解ける(やり方としては解けない問題がない)だけの力が必要になります。そして、間違ったやり方を意識してしっかりと直すことです。時間さえあれば、全部問題を答えられるという正確性の基本はここにあると考えています。

近の傾向として、できる問題だけ頑張るという姿勢が見受けられとても問題に感じています。できなくてもそれを放置するということではいずれできない問題が増え、どんなに頑張ってもできる問題だけでは合格点に到達しなくなります。こういう姿勢は直したいものですね。

 

そろばんの特集情報として

教室でもはじめの時間に生徒と一緒に視聴したインターネットで見ることができる映像です。一番上が、埼玉の有名なそろばん教室のTV特集番組です。いろいろな内容がよくまとまっています。当教室の生徒も関心を持って見ていましたので、ここにも紹介しておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=uzznJBERXuA

少し前のTV東京での特集と福島のそろばん教室のニュース情報も追加として。

http://www.youtube.com/watch?v=De9ooegcLts

http://www.youtube.com/watch?v=FfM8QUlizas

様々な情報は探せばいくつもありますね。

 

 

習い事を考える・・・

昨年の3月と9月に「習い事選び」というテーマでコメントを掲載しました。(9/5コメント参照) 今年は昨年よりも早く、習い事選びを始めている方からのそろばんの体験申し込みが続いています。幼稚園や小学生のお子さんのいる方は、前回のGoogleの発表内容とも関係しますが、新年度がはじまる前に何がよさそうかの選定を今からされているということですね。じっくりと見学をして、うまく時間と内容を組み合わせてお子さんの適性と将来を考慮した種目を選ばれてはと思います。

学習力を向上させる、技術を習得する、体力を向上させる、感性を深める(高める)、趣味を深める(広げる)など」 目的はしっかりと考えて・・・。

その際、人間的な基礎能力(基礎技術)を身につけるのは早い時期からの方がメリットがあることは誰もが実感していることと思います。絶対音感やリズム感などは顕著ですね。 そろばんの暗算力(脳の中でそろばんの珠を動かす能力。イメージしたそろばんで珠を動かす能力)も同様です。今、次々と急激に暗算力向上が目立つ、そろばんをはじめて1~3年の生徒がでてきました。そろばんをはじめて4ヶ月目の年長さんの子も頭の中で一ケタの読上暗算(数字を耳で聞いて頭で計算する種目)ができるようになっています。

知識としての学習の能力とは異なる、「スポーツの技術(例えば、ボールコントロール、サッカーのリフティング力、その他スポーツ共通の走る速さ、長時間走れる力など)」、「習字のきれいな字を書ける能力」、「音楽の楽譜を読めたり、楽器を弾ける能力」、そして、「そろばんの暗算力」などは別目的で身につけておくことを目指されてはどうでしょうか。そういう「将来に役立つ可能性のある能力を習得するために」習い事を選ばれてはと思います。

 

 

習い事検索ランキング

今日、Googleが表題のようなランキングを発表しました。2013年1月~11月15日までのデータを2012年のデータと比較してのもののようです。教育関連が全体で31%増加で、中でもオンライン講座の伸びが顕著とのこと。

その中で「習い事関連語」については、大人は5位までが、「 料理、英会話、パソコン、ゴルフ、韓国語 」の順番で、子ども向けは、「 ピアノ、ダンス、水泳、英会話、書道 」の順番だったようです。残念ながら、「 そろばん 」は5位までは入れず、8位とのこと

ただし、2012年→2013年の検索数の伸び率(検索数の増加)を比較した場合、子ども向け5位までは「 英会話(+59%)、そろばん(+38%)、書道(+28%)、サッカー(+24%)、水泳(+18%) 」と、「 そろばん 」は、英会話に続いて、堂々の2位のようです。 英会話は、小学校の低学年の英語必修化が話題になったことからとのことですが、そろばんは、フラッシュ暗算が話題になったり、効用が少し見直されてきたことなどからでしょうかね? 習い事のなかで選ばれる内容に是非ともなってもらいたいものですね。

 

そろばんの暗算力を極めると・・・

当教室からは参加したことはありませんが、先月の12月に埼玉県で行われたそろばんの競技大会の読上暗算の決勝映像をみることができるようです。 頭の中に19桁以上のそろばんの珠がイメージできていて、動かすことができ、記憶しておけということです。(位としては、19桁は、百京の位。十億が10桁です。) 極めると、頭の中にこのようなレベルまで到達できる人がいるということで、凄いですね。

http://www.youtube.com/watch?v=1si-KUMpx94

誰もがこのようなところまでというのではなく、通常は、日常使えるレベル(3~4桁程度の簡単な加減算ぐらいでしょうか)ぐらいまでは計算機がなくても頭の中でできれば重宝しますよね。どうでしょうか?