1年を振り返って

今年もあと少しで終了となります。今年もたくさんの入学者がありましたが、全員の成績を整理していますが、後半にはとくに次々と技能を伸ばしています。

例えば、今年の入学者の中の現3~4年生の中には、半年で珠算6級、暗算5級に複数名、1~2年生では珠算7級に複数名が到達しています。一人ではなく、何人もの人が能力を伸ばしていますのでとても素晴らしいですね。 もっと早く到達できる珠算塾もたくさんあるとは思いますが、毎日の学習ではありませんので、週2回であれば着実にですので上々の方ではないでしょうか。

また、教室では、一番長く通っている人が7年2ヶ月目になりました。小学校1年生からはじめて中学2年までまじめに通ってきています。2人いますが、5種1級以上合格、5種2級以上合格まで到達し、まだ頑張っています。珠算は、一定の期間の学習が必要ですので、この努力の結果は将来にきっと活かせると思います。

昨年の入学者もあと数名なかなか基本をマスターできない人もいますが、ほとんどすべての人が珠算の級を取得し、早い人の4人は来年の2月に日商の珠算3級に挑戦です。前回は前日大雪の受験日だった寒いタイミングですが、是非ともはじめての試験場検定ですが頑張ってもらえたらと思っています。

ところで今年は、1~3年生の入学のみ(昨年は年中~6年)でした。今の段階で、2月にはじめての検定などもいますが、ひとりひとり次のステップが見え始めていますのでOKです。上のコメントの通り、「継続は力なり」ということですね。是非とも各人の目標のレベルまで到達し、卒業していってもらえたらと思います。

12月検定結果から

17日(水)に12月検定の結果を教室に張り出しました。珠算、暗算、読上暗算はとてもよい成績です。一方で、読上算は四種合格を目指すなどの上位級の挑戦とはじめての挑戦で半数以下の合格率という苦戦の結果となりました。次回にリベンジですね。

今回も3種目以上の複数種目同時合格者として、4種目合格者が2名、3種目合格者も2名でした。各人には別途、ちょっとした文房具の賞品も渡しました。次も頑張ってみましょう。その中で、一人は次も4種目挑戦するとのことです。その積極性も大いに評価ですね。

また、今回の成績で四種3級以上合格が2名、四種4級以上が1名追加となりました。四種3級合格者は3月に表彰されます。今回の表彰式は、四種2段、四種1級、四種2級、四種3級にノミネート者がいます。今年も、1年を通してよく頑張りました。今回いくつかの種目で届かなかったメンバーは、来年に挑戦です。

次の検定は2月です。今の学年の最後となりますので、挑戦する人は是非にと思います。

師走の検定とクリスマス会

今週の木曜日11日、金曜日12日は今年最後の教場検定です。3月の優良生徒表彰式の表彰対象の四種3級以上合格がかかっているメンバーと賞状のみですが四種4級以上合格者は、今回の検定までが対象になります。

また、今回はじめての読上げ種目の受験者もたくさんいます。もし、今まだ合格点に届きそうもなかった場合でも最後までどこまで到達できるか頑張ってみましょう。努力をし続ければ上達は可能です。

IMG01014それから、今月の最終週には、例年同様にクリスマス会を行います。今年は、25日、26日の2日にわけての実施です。いつもとは違った問題を使って、少し遊びを入れたイベントです。今日、景品がたくさんそろいました。当日は、参加者の全員にお菓子のセットと景品ありますので、お楽しみに。

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三つ子の魂百まで

小学校では算数の授業でそろばんが始まり、今では、そろばんの先生の出張授業だけでなく、学校の先生もそろばんを教えているところがたくさんあるようですね。川崎市では、8月に学校の先生向けのそろばん研修がありました。

ところで、アメリカやインドを含めていくつもの外国では、そろばんの将来の効用が認められ、たくさんの子供たちがはじめています。インターネットを探すと確かに外国での映像がたくさんあります。日本では、脳トレの一環としてや、フラッシュ暗算がTVで取り上げられたり、能力開発にすぐれた幼稚園や小学校がそろばんを積極的に取り入れているという話や、さらに、目的は違うかもしれませんが学習塾のグループがそろばん教室を併設しはじめており、計算技能としてのそろばんの効果を期待するなどして、そろばんをはじめる人が増えてきているようにも思います。

しかし、その目的やゴールも曖昧なまま習う姿も見られます。実際、少し矛盾する話になりますが、「そろばん教室でそろばんを習うけれども、そろばんというツールは日常では使わなくなる」ということですね。 当教室でも、その点は入学時にお伝えしています。では、なぜ、そろばんを習う人が増えているでしょうか?

やはりその一つは「人間力の保有能力としての計算技能を期待してのもの」と考えられます。(他にも集中力をつけさせたいとかいろいろあるとは思います。)いかに技術が進歩し、ツールがハイレベルになったとしても、人間の能力は鍛えなけば力がつきません。以前にも伝えていますが、逆に退化してしまうものもたくさんあります。 「数感覚」や「文字能力」はその典型ですね。ただ、そろばんで培う、数感覚や暗算力というのは見えにくい技能かもしれませんね。

また、50代あるいは70才台の年配者の方でも遥かにその能力が今でも高いのは、昔の日常での脳の使い方の蓄積からとも考えられます。そろばんを使い、手紙を書き、いまのような計算機がなく、パソコンもなかったことで、その今では文明の利器で使う基礎部分を自分の能力で保持していたことからと考えられますね。 「三つ子の魂百まで」ということかもですね。