AO入試や公募推薦入試

国立大AO・推薦枠倍増、3割に・・・18年度目標」というような記事がでていました。国立大学も私立同様に推薦入学者が今後もますます増えるという流れのようで、ペーパーテストの一発勝負の受験よりも個性や特技などを含めた人物評価をした学生を確保したいということのようですね。

その関連で、珠算の資格を活かしての推薦入学がある私立学校もいくつかあります。例えば、東京の私立高校では、文京区本駒込にある村田女子高校は、珠算1級での珠算推薦制度があります。 私立大学なら例えば、専修大学(東京・神田と川崎・生田に校舎があります)の商学部では、日本商工会議所の珠算1級や2級が公募制推薦入学の評価資格に含まれています。他にもありますが、それ以外でも珠算のコンクールの全国大会での入賞や段位の五段以上などのレベルまで到達していれば、一芸推薦などもある学校もあります。ただ、これはハードルが高すぎて門戸が狭いですので、先のような珠算2級、1級合格の資格がこのように進学にも繋がる可能性があることは希望者にとってはよいことですね。

どちらにしても、何事もやはりある程度のレベルまでは到達しておくことが大事ということです。今回の受験者の2級以上の人はこういう情報も今後のために掴んでおくとよいですね。

観察定位法の追加指導から

かけ算は、「両落とし、観察定位法(桁数カウント、1の位決め)、前からかける方式(数字の前同士からの掛け算)での理解をさらに強化・統一するために、教室では、8月の夏休み明けに復習を兼ねて一斉にわりざん(片落とし、観察定位法)も加えた簡単なプリントを全員に配布し、説明を加えました。

1の位を定め(コンマ(カンマ)位置も定まります)、桁数をおさえ、そろばんに数字を入れるやり方」をしっかりマスターしてもらうための一斉指導です。3級以上の小数点の計算も小数の入った式の桁数をカウントできれば全く同じ方法で計算できますので明らかに単純です。

ツールとしてのそろばんがなくても「桁数を把握した上(概数理解)で、計算ができる」ことはビジネスの実務上も重要と思っていますが、こたえの桁数が違っていても違和感を感じない生徒もまだいます。本質を理解できない人がいるのは残念ではありますが、もう少し期間も必要かもですね。

能力向上を目指して

先週から教室では、10月の検定試験の申込書を配りはじめ、ほぼ全員に渡りました。約1か月前の申込みになりますが、少し先の目標にむけて努力をするスタイルが能力向上に繋がることはどのような習い事やスポーツでも同様ですね。

また、今回各自に渡した枚数から、高津高校での珠算3級~段位の受験者も恐らくここ数年で一番多くなることが想定されます。受験者は、是非とも合格まで持ち込んでもらえればと思います。 同時に、11月の競技会の選考も始まっています。やさしい問題から難しい問題のピラミッド型の問題で、スピードと正確性を上げる訓練をすることで能力向上をはかります。それは、検定試験にも役立ちます。そろばんの場合にはいろいろな工夫で技能は間違いなく向上しますね。

それから、9月以降の新しい入学者や体験者希望の問い合わせもたくさん入り始めていますので、既存のメンバーもしっかりと頑張らなければです。特に、年内の種目別の昇級で四種4級以上合格(表彰対象)が目指せる人は、しっかりと練習し、一つずつ確実にクリアさせましょう。その結果こそ、能力向上の証ですね。