小中学生や若い世代の成長には目を見張ることがあります。オリンピックを見れば明確ですが、その前提に、どのようなものにも「 それをするタイミング、始めるタイミング 」ありますね。大器晩成の場合もありますが、技能に関してはやはり早く始めたほうが伸びるためにも、レベル向上のためにも優位性があります。スポーツ選手や囲碁・将棋の棋士などは典型ですね。「そろばん」も早く(年長から2年生ぐらい)に始めたほうが「 暗算(あんざん)力 」の伸びには違いが大いにでてきます。将来役立つ能力ですのでとても大事ですね。
さらに、子供の技能の伸びと大人になってからの「 技能の伸びの違い 」、具体的には、「 習得の速さ 」と「 向上(到達)レベルの違い 」はとても大きな差がでてきます。一つのことに投入できる時間の違いもあるかもしれませんが、それ以上に「 伸びしろの違い 」もでてきますね。あっという間に一定のレベルを超える力というのはやはり素晴らしいものがあります。その「 伸びしろの大きさを決める要素を高める 」ためも低年齢のときというのは大事ということですね。そのベストのタイミングに、何をどこまでどのように努力させるか(がんばるか)ですね。
先月に「 あんざんコンクール 」がありました。特に、かけ算九九を覚えたばかりの1~3年生の低学年組が、毎回、問題をやるたびに点数を一気にアップさせていました。(参加者は点数だけでなく、もらった賞状に大喜びでした。)その伸びは高学年とは比較できない高さでした。本人的にも「 とても面白く感じている 」ようでもあります。やろうとした人だけが感じることのできる達成感かもしれませんね。 やはり、「 何ごとにも旬(今やるタイミング)があるということ 」と「 その時にやるべきことはしっかりやる(やろうとする) 」ということは大事ということですね。(ただ、どのようなものでも、本気でやろうとしなかった人では差はでませんが・・・・)