習い事で身につけて欲しいこと

明日18日から、そろばんの夏季休暇も終わりスタートとなります。毎年、夏期(8月)と冬期(1月)は、初級クラスで見事に「やり方を忘れてくる人」がいます。習い事の技術習得のゴールは「将来に役立つ技能、消えない技能」であるのですが、これができない人もいることは現実ですね。今消えるようでは将来は当然ないですよね。計算のスピードが落ちることや桁の暗算の記憶のレベルが下がることは仕方がないですが、「やり方を忘れるのはどのような技能でも学習でも問題なことは明確ですね。ということで、教室ではいつものように全員が休み明けトレーニング」を行い、やり方の復習だけでなく、来週中には「スピードと正確性」を元に戻してもらいます。この夏期休暇前に入学した人も多数いますが、そのメンバーは基本の確認からですね。

ところでさらに、そろばん学習のよいところは一定時間集中して問題を解くことができるようになることですね。集中力なくすぐに他のことをはじめてしまうお子さんがどれだけ多いことか。そういう日々の活動が今の時代に少なくなっていることからかもしれませんね。この一点だけでもメリットのある習い事の一つですね。明日からのトレーニングの初級対象の1部の時間はこの「集中力」も再確認とともにレベルアップを図ります。集中力はすべての活動の基本ですので。

また、もう一つ「反復トレーニングとレベルアップトレーニング」もそろばんの良いポイントですね。この何かを確実に身につけるための反復して訓練するということも少なくなってしまっています。そして、そろばんは、一つのレベル(級)をクリアすると次のレベルアップした問題に挑戦していくというステップが明確に用意されていることはとても分かりやすい学習といえますね。 ただ、級を取ることがゴールではなく、そのレベルの算数や数学、そして日常の計算ならば確実にクリアできる(当然、それよりも簡単なレベルはできる)そういう技能を身につけてもらうことが大事なことで、その点もしっかりと理解し、検定合格で満足することないようにしてほしいですね。ある5年生が、4年生の算数の復習問題を「覚えていないからできない」ということを言っていましたが、5年生ならば4年生の問題はやり方を覚えていて解くことができることは当然で、それができないということではダメということですね。皆さんは大丈夫でしょうか?