習いごとでの技量向上のコツ?

我流にこだわりなかなか技量の向上が進まないことがあります。野球でストライクが入らない(コントロール)、かけっこがなかなか速くならない(走り方)、サッカーやバスケのシュートが決まらない(蹴り方、投げ方)などでもよくありますね。 その場合の基本的な考え方は、「まずは教わったやり方をできるようになるまでやってみる。自己流・我流はそれとの比較で選択する。」ですね。必ずしも我流が悪くないことは野球のイチローさんの例がありますが、それはあくまでまれ(例外)なことと考えた方がよいと思います。

ところで、珠算や算数の計算方法にもいろいろなやり方があります。答えがあっていることだけならばどのようなやり方でもよいように思われますが、必ずしもそうではないですね。次のレベルや級に進む、あるいは応用問題にも対抗できるためには、「上に進むための近道、あるいは技術が上達しやすい方法というのを我流に拘らずやってみることがとても大事なこと」です。 よくある例ですが、指導されたやり方を途中で自己流に変えて仮に合格してくるとそれでできてしまうような感覚を持ってしまいますが、いざ停滞した時に問題が顕在化します。1人で我流を向上させ、レベルアップできる場合は別ですが、なかなか合格点がとれないなどの状態になって停滞してしまっている人はここが分岐点ですね。

段階で言えることは、「教えられた方法ができない」という言い訳になっている「やらない、やろうとしない」ということが成長の妨げになります。特に、その段階での「すぐにできない」と「できない」と言いやめてしまうのはとても残念な行動です。 我流でもいずれは上達するかもしれませんが(タイムリミットがきてできなくなることが多々あります)、少なくとも上達しやすいやり方(向上の近道)を素直に挑戦している人にはどんどん抜かれてしまう可能性が高いですね。とてつもなく難しいことをするならば別ですが、そうではないのであればどのような習いごとでも「まず、教わったことを素直に挑戦してみること」、是非ともそういう行動パターンを選択してもらいたいですね。

2月試験場検定結果から

今週に2月の試験場検定の結果を発表しました。今回も段位、1級、2級、3級で、段位は準三段認定、1~3級は受験者の半数以上の合格者となりました。よく頑張りました。

今回は、普段はできていたのに本番に弱いのか、あと一歩届かずの人、種目別の弱点などを克服できず届かなかった人、そうかといえば、一旦スピードが落ちていたところを完全に元に戻して1級合格の人、普段の出来不出来が激しかった人がギリギリ飛び込んでの合格の人、練習ではなかなか合格点に届かなったにも関わらず、本番ではとてもよい成績に届いた最後の追い上げで2級合格の人などさまざまでした。どちらにしても、本番の試験はやはり甘くはないですね。

また、3年生から習いはじめた現4年生で今回の珠算2級合格で五種(珠算・暗算・読上算・読上暗算・フラッシュ暗算)2級以上合格に到達した人、珠算3級合格で四種(珠算・暗算・読上算・読上暗算)3級以上合格に到達した人もいます。週2回の練習で、よくここまで到達しました。素晴らしいですね。

努力の結果が残せた人はおめでとうございます。残念だった人は次に何を克服すれば結果を残せるか次の6月にリベンジできるようにしっかりと頑張りましょう。

2月検定結果と満点チャレンジ

昨日17日(水)に2月の教場検定の結果発表を教室に張り出しました。今回は、4種目の合格者が3年生に1人、3種目合格者が1年生に1人でました。今の実力での挑戦級ですのでよく頑張りました。試験場検定の結果は来週24日ですが、前日までの練習状況からすると良い結果となればと思っています。とはいえ、珠算3級以上ですので簡単ではないでしょうね。

教場検定の珠算4級・5級は、特に頑張っていた1年生~3年生は無事全員、合格しました。4級合格の1年生と3年生2人は次の6月に日商3級の受験ができると良いですね。珠算の他の級もほぼ合格し、今回はとてもよい結果です。暗算種目、読上算、読上暗算は、級によって合格にバラつきがありますが、昨年後半に入った人も珠算以外の種目にも合格がではじめ短期でいろいろな種目に挑戦するなどとてもよい傾向です。ただ、読上げ種目に目立つ課題に関しては、これまでとは違った手法を導入し、レベルアップを図ることにします。

また、15日(月)より「満点チャレンジ第一回」に珠算6級以上の練習者は挑戦です。珠算と暗算で各自別の基準の問題が全部時間内にできることとともに、正答率100%を目指してもらっています。昨日現在では暗算で2人と、なかなか100%達成者はでませんが、「間違わないということへの挑戦・こだわり」はいずれ成果に現れると思っています。

たしざん・ひきざんの数感覚

「 9+3の けいさんの しかたをかんがえましょう。 」(たしざん:しょうがく さんすう1)、 「 12-9の けいさんの しかたをかんがえましょう。 (ひきざん:しょうがく さんすう1)

上記は、小学校1年生の算数の教科書の「たしざん」、「ひきざん」の単元にある例題です。0の合成、10の分解の内容で、数感覚の一つのテーマでもあります。そろそろ地元の小学校では習い終わったぐらいですね。

9に3の中の1を足して10にするか、3に7を足して10にするか、10から9を引いてあまり(おつり)を考えるなど数の概念を学ぶ初歩のテーマの一つです。 繰り上がり、繰り下がりといった方がわかり易いかもしれません。大人では当たり前で簡単なようですが、1年生には難しいテーマとなっているようです。

ところが、そろばんでは、そろばん」というツールを使って数式を計算するだけで、この概念は自然に身についていく、基本の概念です。そろばんが「教具」といわれる所以でもあります。この感覚が早期に身につけられているかどうかはとても大事なことでしょうね。