習い事の一つのそろばん

年末、年度末に向かって体験の問い合わせが入る時期に入りました小学校でも3年生、4年生の算数の授業で3時間ぐらい「そろばん」の単元があります。このタイミングは、いろいろな習い事を検討している時期でもあると思いますので、その選択肢の一つの候補に「そろばん」も是非とも加えてみていただければと思います「そろばんは古いもの、もう使わないのでは」という多くの方が持っているイメージはちょっと違っているかもですね。その技能は明らかに「あったらいいな」というものと感じる方も多いはずです。以前にコメントした内容を少し補足、修正して再掲示します。

毎年、ご自分がやったことがない方で、そろばんに興味があったり、ご友人などからの紹介などで体験に子供と一緒に来られる保護者の方の多くは実際の「そろばん技能とはどういうものか、どういうことができるのか」を見たり聞いたりすると、「思っていたこと、イメージしていたこととの違いと一種のカルチャーショックがある」ようですね。今は、インターネットの映像でもそれを見ることができます。人間の計算能力の可能性でもありますが、そろばんを学んだことがない場合には、想像できない内容で「一体、何をやっているのだろう」という印象が多いようですね頭の中だけで計算する(あんざん)」ということがイメージできず、そろばんというツールを使うのがそろばん」と思っているからですね。

確かに、自分の経験からはイメージできないものに遭遇することはちょっとショックですよね。それも「小さな子供がそろばん技能を習得して暗算で桁数の多い計算を簡単に頭の中で解いている姿は衝撃なのかもですね。実際は、どの程度ぐらいまでの技能までできればよいかという現実とのレベル合せが必要になりますが、それほど高くないレベルでも有効性、メリットを感じられるのは確かですね。そのレベルとは、まずは、「算数、数学に使えるレベル」、「日常生活で使えるレベル」、あるいは「一般社会で働くときに使えるレベル」ですね。

今は、そろばんの経験をする人が同じ世代でも10人に一人ぐらいになってしまっています。昔は、少なく見積もっても半数以上が学習していたころとは大きく違います。経験者が多くないということは、「周りにその内容を聞いたとしても正しく説明できる人がいない可能性が高い」ということですね。これは、「そろばんの珠を使った計算方法がイメージできない人の方が圧倒的に多い」ということです。これはとてももったいないことでしょうね。例えば、五珠を使った計算方法、十の合成の計算方法、かけ暗算、わり暗算の暗算手法などなど。知っていれば、計算力は紙の上で書きながら計算するよりもはるかに早く正確に計算できることがです。知らなくても必ずしも困るものではないですが、知っているだけで得になる手法、方法としての技能だけでも習得できていることはメリットになると思いますがどう考えるかですね

2022年そろばんコンクール川崎大会

本日、11/23(水・)、川崎の川崎商工会議所のKCCIホールにて「2022年全国そろばんコンクール川崎大会(午前の部109名、午後の部81名)」が開催され、教室から学年別の選抜者13名(2年生以下の部に3名、3・4年生の部に7名、5・6年生の部に1名、中学生の部に2名)が参加し、腕試しをしてきました。個人総合だけでなく、種目別も大会のレベルはますます高くなっていましたが、得点、順位にかかわらず、結果は大健闘で、昨年以上の入賞者数でもあり、大変嬉しい結果ですね。

  

まず、今年も16チーム参加の団体競技に男の子3人(4年生、5年生、中学3年生)で臨んだ「塾別対抗競技」では、第5位に入賞し、昨年の第4位に引き続き2年続けてトロフィーをいただいてきましたこれは教室としてはとても嬉しい結果です。

個人の参加部門別の成績については、「2年生以下の部」では全競技に入賞でき「個人総合競技」の入賞枠に1人、「フラッシュ暗算競技」の2位枠に1人、「読上算競技」の3位枠に3人、「読上暗算競技」の3位枠に2人。「3・4年生年の部」も全種目に入賞し、「個人総合競技」の入賞枠に2人、「フラッシュ暗算競技」の2位枠に2人、「読上算競技」の2位枠に1人3位枠に1人の2人、「読上暗算競技」の2位枠に3人。「5・6年生年の部」の「フラッシュ暗算競技」の2位枠に1人、「読上算競技」の3位枠に1人、「読上暗算競技」の3位枠に1人、「中学生の部」の「フラッシュ暗算競技」の3位枠に1人、「読上算競技」の3位枠に2人

対外試合の参加もはじめての人もたくさんいました。全員が入賞できたわけではありませんが、参加メンバーの中で全競技種目には入賞できたことから、普段の練習からの技術でも競技会にだいぶ対抗できた印象ですね。とてもハイレベルの選手がたくさん参加していた大会でもありましたので「井の中の蛙にならず、大海を見る」という意味でもよい経験だったようにも思いますがどうでしたでしょうか。

ところで、このコメントを作成しながら、そろばんの大会とは関係ありませんが、ワールドカップサッカーの日本戦をTVで見て応援していましたが、予選の初戦で、日本チームが2対1で強豪ドイツを破る場面をTVのリアルタイムで見ることができました。これも大変嬉しいことですね。

満点、競技会・・・

10月の教場検定、試験場検定も終わり、教室では年3回の試験場での日商検定後の週に実施の合格級(今の練習級の1つ下の級)の満点に挑戦する「満点チャレンジ(第20回目)」に珠算6級以上、暗算4級以上の練習者は取り組みました。珠算は種目別(かけ算・わり算・みとり算)に8分毎、暗算は全部で10分という制限時間にハンディをつけてのチャレンジですので、暗算はこれまで5人ほど満点が出ていますが、珠算は合格級でも満点はなかなかでず、7年間で2人目の2年ぶりに珠算の300点満点がでました。珠算検定で満点を出しているメンバーが4人今でも在籍しているのに、合格級でも満点をとることが簡単でないということですね。今回からコンパクトですが珠算4級以上の満点者には「満点賞」として、名前入りの記念の盾をプレゼントすることにしました。ちょっとした記念になりますね。

続けて11/7~の先週に教室では「第32回全神奈川通信珠算競技大会」に取り組み58名が参加しました。種目別の理解度と基礎技能の確認ができるこの大会は年2回(5月と11月)ありますので、7級以下の下級でもわり算ができるようになった人から順次全員参加です。目標は毎回、全員が半年前比100点アップを目指しての取り組みです。全体で約1500名参加(川崎は約600名)の神奈川県下の最終結果は12月になりますが、普段しっかり練習している人の中には練習時でも半年前の5月と比べて200点から300点アップの点数となっていた人もたくさんいましたで、結果が楽しみですね。2年生~4年生の頑張りは、検定試験の合格結果でもでていますので少なくとも5人ぐらいは本番でもよい結果をだせるのではないかと思っていますがどうでしょうか。また、1ヶ月前の10月に、ほぼ対象者全員が実施のこの大会の過去問題での事前練習の成績結果学年別の正答率順)の一覧表を貼り出したところ、半年前の自分の得点の成績との比較や、友達との点数の勝ち負けなどで教室内ではちょっと盛り上がっていました気にしていないようで大半の人はやはり気になるようですね。

なお、教室は今週はフラッシュ暗算検定に約50名受験中、来週はそろばんコンクール11/23の会場大会に13名、教室での大会に14名参加です。様々な取り組みにチャレンジしていますので、それぞれ自分のできることにしっかり頑張って欲しいですね。

10月試験場検定結果(速報)

10月23日)の高津高校で受験の「日商珠算、段位認定」の試験場検定結果が発表されました。今回は、2月、6月よりもだいぶよい結果で(検定試験ですので全員が合格とは残念ながらいきませんが)合計で9人が合格2人が昇段できました。 「珠算1級」は、今回は1人受験(5年生の男の子)でしたが合格です。川崎市内で21人の合格者に入れました。「珠算2級」は、4人合格(3年、6年の男の子、4年生の女の子2人)こちらも市内で30人の合格者の中の4人です。よく頑張りました。「珠算3級」は、4人合格(3年生の男の子と女の子、5年の女の子、6年の男の子)。ただ、珠算3級は、あと一歩組も多数で、10人受験でしたのでもう少し合格できなければでした。 本番の弱さ?か、70%ぐらいはできていても、合格点にあと30点~10点のメンバーが今回も多数前回同様に、見取算のミスたくさんの失敗、わり算のミスたくさん(これは恐らく桁間違い、普段の練習時から正しく覚えていない)など。正答率80%以上は甘くはありませんね。 また、7人(珠算・暗算3人、暗算のみ4人)が挑戦した「段位認定試験」については、今回、珠算準初段、暗算初段に1名(中3生)、暗算準初段(4年生)に昇段できました。今回の成績だけでは昇段できなかったメンバーも種目別の得点はよくできているものも多く5回あるチャンスを使って、次回に昇段を目指しましょう。

今回の結果を受けて、珠算2級合格者の中の2人、珠算3級合格者の中の2人の計4人は、四種2級以上合格者(オール2級)、オール3級に到達です。(*四種は、珠算、暗算、読上算、読上暗算、5種は、四種に加えてフラッシュ暗算)さらにその中の3人は、5種2級以上合格者、3級も同時に達成です。4人とも3月の優良生徒表彰式の表彰対象者になりました。おめでとうございます。(現時点教室の暫定の3月の表彰対象者は、四種1~3級以上合格者で12人、5種1~3級以上合格者で9人(8人は四種と重複)となりました。)ただ、今回も、オール3級がかかっていたメンバーは何人もクリアできませんでした。なかなかオール3級以上合格は難しいですね。次回がないメンバーは残念ながら卒業ですが、来年があるメンバーは、次回にリベンジです。