地頭力を鍛える

右脳開発の一つとして、少し前に「地頭(じあたま)」の力を問う問題が流行ったことがありました。一般企業の入社試験で「 明確な答えのない問題をどのように考えて、どのような解答をするか 」が話題になったころです。「知識」と「智慧」の違いという形でも使われていたように覚えています。 例えば、「地元の小学校の校庭には、何人の人が入れますか?」というような突飛な問題です。これはおそらくどんなにインターネットを検索しても答えはありません。自分でどう考えて、何を根拠に答えを導き出すかとなりますその思考のプロセスができるかどうかが問われている問題です。

そろばんを使ってこの能力開発ができる?には無理がありますが、右脳の発想力利用の能力とはやはり関係があるように思われます。その点では、そろばんで右脳を使う習慣を身につけることは何か接点があるかもしれません。それが当教室で、右脳教材をそろばん教材とは別に取り入れている理由の一つです

ところで補足として、 「情報(資料、記録、文献など)」は、見つけるだけでなく、それを利用しようと考えた時に発想することにつながります。 情報は今の時代、インターネットで検索する能力さえあれば、子供でも大人でも同じ内容の情報を手に入れることができます。そのために自分では何も考えないでも検索結果の中から答えを見つけて、あたかも自分の力と勘違いしてしまうことも多々あります。これは検索する力は確かにありますが、あくまで知識や情報の複製でしかないということです

何かの問題で答えが仮に見つからない場合に、「見つからずわかりません」と答えるか、「似たようなものや違ったものの中からの何かを利用し、こうではないか」と答えることができるかの違いかもしれません。 前者は考えることをしていない「思考停止」、後者は考えたことを活用しようとしている状態で、本来必要な力は後者ですよね。右脳をトレーニングすることで、こういう能力が向上するとなれば、少しでも右脳を使ったり、活性化することに時間を使ってみてはどうかと思いますが、どうでしょうか。

そろばん・あんざんコンクール川崎

本日11月10日に、中原区の武蔵小杉にある川崎市総合自治会館で、「そろばん・あんざんコンクール(川崎)大会」が開かれ、川崎市内のそろばん塾から選抜メンバー総勢約100名が集い、当教室からも9名(4年生2名、5年生3名、6年生2名、中学生2名)の選抜メンバーが参加しました。 結果は、昨年の大会を大いに上回る好成績を上げる大活躍でした。全員が賞に入れたわけではありませんが、参加者には記念に残るとても有意義な大会だったのではないでしょうか。また、選手宣誓も当教室の4年生がしっかりと行いました。

131110そろばん・あんざんコンクール1

入賞の結果は、「個人総合の4年生以下の部で2位と3位、5・6年生の部では優勝と3位。 種目別では、読上暗算の4年生以下の部で2位と入賞、5・6年生の部でも2位と入賞、中学生の部で3位。 読上算では、4年生以下の部で入賞に2人、5・6年生の部で優勝と入賞。」 でした。 個人総合は、ほとんどのメンバーがこれまでの最高点あるいはそれに近い点数をとっての堂々の入賞です。本番でのこの結果はとても素晴らしい内容です。 読上げ種目関係もこの日のための日々の学習成果がでたようです。おめでとうございます。惜しくも入賞できなかったメンバーも、かなり善戦していますので、腕試しとしては、賞は取れなくても十分成果はあったと思います。

教室としても、ここまで入ることができるとは予想していませんでしたので、10月検定の結果に引き続き、とても嬉しい結果です。 塾別対抗競技でも昨年に引き続き、2位となりました。4年生、6年生、中学生1人ずつがチームとして参加し、今年も入賞です。

131110そろばん・あんざんコンクール2今年参加のメンバーは、来年もまた参加できるメンバーがたくさんいますので、是非とも頑張りましょう。

 

10月試験場検定の結果

先週の教場検定の発表に続いて、3級以上の結果がまとまり、すでに教室に名前を貼り出しています。合格者はおめでとうございます。 上級受験者12名中7名の進級となりました。 上級者がこれだけ合格したのはここ数年にはない内容です。段位の受験者も、珠算は認定で半歩前進し、準2段に、暗算は4段に2段階進級です。

もしかしたら、2級は5人の受験者全員合格もという期待がありましたが、1名が5点、もう一人が10点不足という、とても惜しい結果でした。試験は、実際はできたと思った点数の90%ぐらいの出来と考えなければなりませんので、残念ですが、2名は2月にリベンジをと思います。3級も1名は普段よりは健闘しましたが合格点に及ばず、最後の追い込みができた他のメンバーは合格しました。1級は、もう数歩の努力が必要ですね。

今回の結果からは、練習時には260点以上をとることもあり、280点を目指すようにと伝えていたメンバーが合格し、ボーダーギリギリかできない問題があるメンバーが、追い込みでどうにかクリアできた3級を除きやはり合格点に届きませんでした。もう少し早くからエンジンを全開にして、満点を目指すぐらいの意気込みが大事なのでしょうね。

 

10月教場検定結果速報

先週に実施の教場検定の結果がまとまりました。全体として、とても優秀な成績でした。特に、3年生、4年生の躍進が目立つ結果です。珠算・暗算・読上算・読上暗算の4種目同時合格者も1名、久しぶりにでました。

珠算は4~6級の中級クラスで大量の合格者となり、たくさんの人が進級します。特に6級の3年生が頑張りました。暗算も1級合格の4年生から6級の全員まで、2級の1名を除き全員合格。また、前回の検定で合格者1名だった読上げ関係の2種目も、のべ人数で20名の合格という素晴らしい結果で言うことなしです。

それから、今年度入学の1年生、2年生の最初の受験は、1名は残念でしたが他は全員優秀な成績で合格。合格者は、掛け算九九を覚え、毎回しっかりと練習をし、宿題をこなした結果がでました。次回の12月の検定からさらに今年度入学メンバーの受験が大量に増えます。ますます、結果が楽しみですね。

 

10月の検定試験が終わりました。

今日、10月27日(日)の高津高校の試験場検定で10月の検定試験が終了しました。何人かとは試験前に会いましたが、どうだったでしょうか。合格発表の結果は、教場検定実施分は、30日(水)、試験場検定分は、翌週の11月6日(水)となります。

一生懸命努力した結果がでればよいですが、全員がそういうわけにはいかないのが検定試験の現実です。

合格した人はこれまでの努力が報われたと考え、「次の目標に挑戦」です。もし、合格できなかった人はその時はショックかも知れませんが、まずは「努力不足、あるいは最後の追い込みが足りなかったかも」と考えて次回にリベンジできるように頑張りましょう

次の検定は12月に。3級以上は、2月になります。本気で努力すれば、必ず日々の努力がうれしい結果に繋がるはずです。

概略の速報は、間に合えば教場検定分は30日に。教室の壁には30日の午後から合格者名を貼りだします。今日の試験場分は、11月6日にですね。

 

新入生も頑張っています

先週の大変な被害のあった台風26号に続き、台風27号、28号が近づいています。今週は、教場検定、次の日曜日は試験場検定がありますので、大きな問題にならなければよいですね。しっかりと天候を把握して無理のないようにですね。

ところで、今年はたくさんの新入生が入り、また、振替日の参加などでバタバタとした状態が続いていましたが、ようやく1部の時間もしっかりと学べるようになってきているように思います。 集中力がつき始めた人や理解が進んだ人などが徐々に「自分のペースでの学習ができるようになってきている」からですね。

幼稚園生でも小学校低学年生でも関係なく、常に教えてもらうスタイルだけではなく、自分でも学んでいくスタイルを身につけることがどのような学習でも大事な一歩です。完全な個別指導でなくても、その内容を掴んでもらえるようで、今年も一安心です。今、学習している皆さんは、少なくともそういう点で入学した意義があったのではないでしょうか。

また、たくさんの新入生の検定試験結果も来週にでます。上級生も負けずにしっかりと頑張りましょう。良い結果が次回に発表できればと思っています。

秋休み?すぐに・・・

昨日は、小学校が「秋休み」に入ったり、前期終業日のところなどがあったためか、お休みし、お出かけをしてしまった生徒がたくさんいたようです。教室は、いつもより参加人数が少なく、出席者にとっては個別に指導となる時間が多いメリットがあったように思います。怠けたい生徒にとっては疲れたでしょうか(笑い)?しかし、そういうタイミングをうまく活用することで上達を早められます。

今の時期は、たくさんの新入生は、それぞれがステップアップのタイミングになっています。これまでは簡単に感じていたところに、「5珠(ごだま)」を使った計算(例えば間違えやすい、5+7や5+8とか)が入ってきたり、「掛け算九九」が入ってきたり、あるいは、ツールとしての「そろばん」を使わない「暗算や読上暗算」が入ってきたり、進級とともに次の段階に登ると新しいテーマや内容に挑戦することになります。 「素直に新しいことを学ぶ(教えてもらったことを素直に受け入れる)」そういう意識も大事ですね。早くにそういうコツを理解できた人はどんどん前に進んでいます。「達の早い人はどのようにしているのだろかと良く見て観察してみること」も大事ですね。

覚えてしまえばそれほど難しくないものも、「間違えて覚えてしまったり、いい加減に覚えてしまっては、同じことをやるにしても無駄な時間を使って」しまいます。間違えて直しの多い生徒に共通する傾向ですね。 さて、来週からは多くの学校では後期のスタートです。そろばんも、検定まで2週間を切りました。しっかりと気合を入れて頑張りましょう。

 

スポーツの秋、芸術の秋・・・

スポーツでは、プロ野球で巨人、楽天が優勝。楽天の田中投手は世界記録の連勝記録更新中。マラソンの男子ではキプサング選手が、世界記録更新。相撲では、白鵬が連覇の優勝。体操の世界大会でも内村選手の総合連覇、17歳の白井選手の高難易度の技術で床の種目別優勝、レスリング、柔道でも金メダルなどなど、スポーツ花盛りです。

この時期には気候が寒くなる前に、このようなスポーツ同様に、学習など能力アップを目指してもらいたいと思います。 そろばんの検定試験は今月末。珠算の3級以上の上級検定は年内は最後です。川崎では、3月に表彰される、珠算・暗算・読上算・読上暗算の総合3級以上の4種目合格がかかっている人は是が非でも頑張って欲しいですね。

どのようなものにも共通すると思いますが、「上を目指すべく努力することや、競争心を持ちながら努力すること」が、前進するコツです。ただ、ダラダラ時間を過ごすだけならほかのことに時間を使うべきでしょう。習い事の時間を無駄にしないようにですね。

たとえば、時間の使い方が、 「投資」・「消費」・「浪費」 のどれに当てはまるか考えたことはあるでしょうか。使った時間や、あるいは今後の予定を考える上でも大事な考え方です。 ダラダラは、「浪費」あるいは「消費」。要は、何もあとには生産しない可能性が高いということ。  今のステップごとの努力や訓練は将来に役立てる「投資」です。次の段階に進めたり、次の高みからの けしき が見えるようになるものです。 英語が話せる人には話せる人にしか見えない世界があり、甲子園に参加の高校球児にはその貴重な経験を体験できますよね。実力次第ではプロへの切符も。 そろばんも一歩一歩いま与えられた課題をクリアする、そうすることで次が見えてきます。しっかりと時間を大事に使っていきましょう。

 

数感覚とそろばん

そろばんの効果のひとつに「数に対する感覚(数感覚)」がつくというものがあると言われます。しかし、その感覚とはどういうものでしょうか?

より詳しいことは専門家の方に任せる方がよいのですが、簡単には、数の大きさ、数の比較、数の違い、数の合成、数の量や幅などについて感覚的に理解できることで、例えば、「1と2の大きさや違い」、「10は6と4でできているとか、2が5つや5が2つでできている」とか、「10はたとえば3と7でできているから、10から3を引いたら7になるとか」、「1000という数の大きさや1との離れていること」とかおおよその数(概数)がわかるとか・・・。

そろばんでは、 「そろばん上に視覚的に珠があること」 や、 「掛け算九九を暗記し基本にして」 掛け算やわりざんをするので、そろばんを習うことでこういう感覚が訓練され、シンプルに理解が進むことになるものと思われます。

日常でも、数(数字)を頭の中でそろばんの珠に無意識的に置き換えてイメージすることは、そろばんを習ったことがある人にはわかる感覚と思います。 自動で計算をしてしまう電卓などでは、こういう人の能力に結びつく部分は残念ながら習得できないように思いますので、この内容を身に着けるには「そろばん」はよいツールと確かに思います。 「そろばん」が「教具」のひとつといわれるのもわかりますね。

 

10月検定と競技会選考1つ目

今週に10月検定の申し込みを締め切りました。集計したところ、教室では今年度最高の受験人数になります。 あと一歩というところに来ているので、チャレンジする人もいれば、すでに合格圏に到達しそうな人もたくさんいます。 3級以上の受験者も過去最高人数です。今年の4月以降にはじめた1・2年生以下のメンバーも学校よりも早く掛け算九九を覚えて、はじめての検定に挑戦です。何事も挑戦することが大事ですね。 この「 一つ上に登ろうとする姿勢 」が能力をきっと向上させます。これから1ヶ月あります。自分の能力を信じて頑張ってもらいたいと思います。

それから、11月10日(日)に川崎市内のそろばん塾の選抜メンバーが一堂に会して行われる競技会の「 そろばん・あんざんコンクール 」の教室内選考を行いました。「 そろばんの技能と読上暗算、読上算の技能 」で選定し、4年生以下の部、5・6年生の部、中学生の部に参加する教室選抜のメンバーとなります。 習い事でこのようなイベント式の競技会に参加できるのはとても面白いと思います。参加することもよい思い出になるものと思いますが、入賞できればなおさらですね。すでに参加が決まった皆さんは、精一杯、頑張り、入賞を目指しましょう。

また、今回の2つのテーマでは、8月にはまだどうかな?と思っていた1・2年生が9月に入ってから十分に検定試験に挑戦できるようになったり、競技会の選考では全くと言ってよいほど太刀打ちできていなかったレベルをたくさんの上位メンバーがクリアしたりと、明確に「技量の向上」が見えたこともあり、とても素晴らしく感じています。こういう状態はとても好ましいですね。このまま進んでもらえればと思っています。