フラッシュ暗算で右脳トレーニング

先月の20日(土)のNHKで沖縄のそろばんが得意な家族を取り上げた番組がありました。ご覧頂いた方もいらっしゃったのではないでしょうか。(突撃!アッとホーム 君は見たことがあるか?習い事で合計75段家族)

フラッシュ暗算をしている時の脳の働きをMRIで見えるようにしていましたが、やはり右脳が活発に働いてることが映されていました。暗算をするときには、頭の中のそろばんの玉が動いているイメージの状態のことと思われます。右脳を鍛えるためのツールとしてそろばん式暗算をすることはやはり有益ということでしょうね。これはほかにも将棋や囲碁を頭の中で行うことも恐らく同じようなことで、こういうトレーニングをすることは大事なことですね。

当教室ではできるだけ早くに2桁の加算、3桁の加算のフラッシュ暗算をできるようにと考えて検定の機会を一時的に増やしています。新人の入学者でも入ってから1~2ヶ月ぐらいで簡単なフラッシュ暗算をはじめています。能力開発の一環として、積極的に挑戦してもらえればと思います。

 

全川崎珠算競技大会

本日、4月28日に大変綺麗になった新しい川崎商工会議所の「KCCIホール」で各教室からの選抜組が集い「全川崎珠算競技大会」が行われました。当教室からは、4名が参加し、日頃の技量を試しました。

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結果は、6年生で参加の生徒が、小学生の部の個人総合競技で全参加者中でただ一人の400点満点で優勝。読上暗算、読上算の個人競技でもそれぞれ優勝し「3冠王」となりました。川崎市のトップということになります。おめでとうございます。 総合競技のレベルは、日商の3級レベルを見取算・かけ算・わり算を6分で、暗算を1分30秒で行うものです。本番でのこの結果は、とても素晴らしい実力ですね。 5年生の2人は、総合では入賞には及びませんでしたが、読上暗算で2位に一人、読上算で入賞に二人とも入りました。普段から頑張っている成果がでました。こちらもおめでとうございます。 中学生は、少しレベルが高く今回は入賞できませんでしたが、実力試しとしては良い経験になったと思います。 今回の参加者を含めて、次に挑戦できる人も、また次の大会で頑張りましょう。

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そろばんには、段や級の検定試験だけでなく、このような競技会が年に何回かあります。自分の技量を同じ土俵で試すよい機会ということだけでなく、自分の打ちこんだものの結果が思い出とともに残せるものと思います。是非ともたくさんの皆さんがこのような大会に参加できるようにと思っています。当教室では、挑戦できるレベルに到達していれば推薦しますので誰でも努力と結果次第で、参加は可能です。

 

4月の検定試験結果から

4月の教場検定試験の結果が今日発表となり、当教室では、教室内に合格者名を貼り出してあります。その中で今回は、 「暗算の受験者13人全員が合格」 という、暗算を強化方針の期間としては大変素晴らしい結果となりました。 飛び級受験者も、はじめての受験者6人も合格し、さらには500点満点合格者も2人でました。ここまでの結果となると教室としても、とても嬉しい内容ですね。

また、読上算、読上暗算関係では、5人が3級以上合格という、こちらも素晴らしい内容です。この結果、珠算・暗算・読上算・読上暗算の4種目合格のオール2級、オール3級にそれぞれ届いたメンバーがいます。次回の優良生徒表彰式での表彰対象者になりました。おめでとうございます。

新学期がはじまりました!

4月に入り、皆さん、学年が1つずつ上がりました。おめでとうございます。新しくそろばんを習う仲間も次々と入ってきており、先輩は、追い抜かれないようにしっかりと頑張りましょう。今月は検定と競技会(選抜メンバーのみ)がありますが、まずは来週に教場検定ですね。まだまだ合格圏に届かないメンバーもいますが、あとは努力次第ですね。

 「スピード」 と 「正確性」 そして、「間違った問題は、必ず直す」習慣

ところで、そろばんをやる上では、「スピード」と「正確性」という2つのテーマがあります。時間内に問題をこなすことができるスピード能力がなければ絶対に合格できません。その上で合格得点内の正確性(正答率)が必要になります。 正答率は、珠算4級までは、70%必要で、3級以上は80%必要になります。 要するに、10題中10題できて80%以上の正答率なら合格できますが、10題中6題しかできないスピードの場合には、正答率が100%でも不合格です。ここはとても大事なことですね。

まず、時間内にできるスピードを身につけましょう。スピードは、正しいやり方と訓練などでできるはずです。 そして、次は正答率を上げる努力です。その際に間違えやすい問題(できない問題)をそのままにしているなどの学習スタイルの場合(正答率がどんどん下がっているということで、10題中10題できても60%の正答率ではダメですね)は、合格率が下がりますので注意しましょう。このスピードをクリアしたら、正答率の向上が合格への近道です。これはそろばん以外にも共通するものと思います。

普段の学習でも間違った問題をなぜ間違ったか理解せず通り過ぎていることはないでしょうか? 正答率の向上には、「間違えた問題は必ず直し、わからない問題はわかるまで理解する」、これが全ての習い事の基本ですね。スポーツでも、ほかの習い事でも。

 

習い事選び

この時期は習い事を検討されている方がたくさんいるようですが、いろいろな種類の習い事を実際に体験してみて判断するには良い時期です。今は、なんでも経験できるよい環境が整っています。

学習力を向上させるもの、技術を習得させるもの、体力を向上させるもの、感性を深めるもの、趣味を深めるもの、などなど。目的によって選ぶものが違ってきます。ただ、はっきりとしていることは普通の学習の勉強以外のことを身につけるには時期を逃すと損になるものがたくさんあります。 あとから「やっていたらよかった」と後悔しないようにしたいものです。でも、なんでもかんでもやるというのも考えもので、最終的にはいくつかに絞ることも大事ですね。そして、高いレベルでなくとも中途半端よりも一定レベルまではできるようにと思います。

また、小さいうちから受験勉強だけを目標にというのはかわいそうに思いますがいかがでしょうか。 野球やサッカー、あるいはダンスなどのスポーツや、ピアノや楽器演奏の音楽、習字、絵画、囲碁、将棋、そして、そろばんなどは、小学校の高学年になる前に是非とも経験を積む機会を作ることをお勧めします。 運動神経を鍛えること、感性を高めること、基礎的な技術を身につけることなど、・・・ たとえば、そろばんについては、暗算力の技術が日常生活や学習に活用できます。・・・ そういう視点での能力開発を考えた習い事の選択を是非ともご検討ください。

 

優良生徒表彰式がありました

3月3日(日)に中原市民館で平成24年の優良生徒表彰式が盛大に行われました。表彰項目に該当する模範生徒で、各教室から推薦された多数の皆さん(日本珠算連盟表彰者13名、川崎珠算協会表彰者86名、段位・1~3級四種取得表彰者103名 *重複表彰者も含む)が一堂に会してのイベントです。ご父母の方々もたくさん参加され、お子様の表彰される姿をご覧いただきました。 当教室からも、過去最大の人数の8名参加(1名はお母様の代理参加)しました。 そろばんを習った1年間の努力成果の表彰でもありますので、お子様を是非ともお褒めいただきたいと思います。また、将来、本人にとってもそろばんの良い努力結果の思い出となるものと思います。来年も多くの皆さんが参加できればよいですね。

02IMG00257 03IMG0026104IMG00291I05MG00294*最後の画像は、模範演技の時の画像です。

新年度に向けて

2月の3級以上の上級検定の結果もでました。1名は、風邪のため残念ながら欠席でしたが、受験者は全員合格となりました。現在の学年最後の検定でしたのでとても嬉しい結果です。 次の4月からは、学年が一つ上がっての挑戦になります。一歩ずつ確実に技量レベルが向上している指標として、今後も継続できればよいですね。

ところで、そろばんの年間行事は大きくは2つ(検定試験・競技会)あります。1つ目の検定試験は川崎では年に教場検定6回(2・4・6・8・10・12月)、試験場での上級検定は3回(2・6・10月)あります。2つ目の競技会は、大きなイベント式の大会が2回(4・11月)、各教室で参加できる大会が3回(5・7・11月)あります。 検定試験は、技量の向上レベルをチェックし、競技会は、統一問題での対外試合として自分の実力を試すことができます。これらをうまく自分の能力向上のマイルストーンとして活用することを考える必要がありますね。

1年間で種目ごと、どこまで進級しようと考えるか、競技会への参加や入賞をどこまで目指すかなど各自の目標をたてる」 には今の時期がとても良い時期です。進級することは技量の向上です。是非ともしっかりと考えてほしいと思います。 そろばんを学習している期間で、将来に残る記録としての成果を、あとで後悔するよりは、より速いスピードと、高いレベルに置いておいてチャレンジしてほしいと思います。

 

2年生大活躍・・・

2月の「教場検定」が終わりました。当教室は、4級までの下級検定が教室で受験できますので、2年生から中学生までが挑戦し、13日の水曜日に結果発表となりました。10日には3級以上の上級検定が溝の口の高校で実施され、こちらの結果は、来週です。

ところで、今回の教場検定では、そろばんをはじめて1年ぐらいのたくさんの2年生が、全部の合格とはいきませんでしたが、珠算、暗算、読上算、読上暗算とも誰かが進級しました。その中でも、読上暗算では、3人が4級合格など3級以上の上級にあと一歩というところまできています。4級は、上の学年でもなかなか難しい人もいる「二桁の加算・加減算の6口」ですので、とても素晴らしい成果です。次の4月も楽しみですね。

次は、上級検定の合格発表もよい結果が報告できるとよいですね。

そろばんを習う・・・

そろばんを習う目的を質問されることがあります。それを考える上で、前回のコメントで種目別に鍛えられる能力に少しふれましたが、そろばんの効用については、日本珠算連盟のホームページ、(http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/)にまとめられています。詳しくは、サイトをご覧いただければと思いますが、項目として6つが挙げられています。

「注意深く観察する力」 「イメージやヒラメキの力」 「記憶する力」 「集中する力」 「情報を処理する力」 「速く聴き・速く読む力」 どれも、生活していくためにも、当面の勉強のためにも大事な力ですね。これらの能力の基礎を向上させ、勉強や日常に活かすことがそろばんを学習する一つの目的になるのではないでしょうか?

さらに、科学的に分析された研究で、そろばんの上級者が暗算をしている時の脳は、右脳が活発に働いています。右脳は、「直感や創造性、芸術性、イメージ、ひらめき」などのときに使われ、さらに長期記憶脳と呼ばれるほど情報を記憶する力が優れており、瞬間的に大量の情報を記憶したり、処理する能力を応用すると、速読や計算機を使わない暗算などができるようになるそうです。

そろばんは、「これらが鍛えられる技術」ということから有益性が見直されているのです。時期としても、脳の基本的な部分が形作られる幼児期から小学校の低学年のタイミングが、特に有効ということからも、できるだけ早くに始めることがやはり大事ですね。

そろばんの種目評価

3月に2012年の年間の優良生徒の表彰式があります。 加えて、4種目(珠算・暗算・読上算・読上暗算)の3級以上合格者、さらに今年は特に4級の取得者もたくさんおり、3級以上合格者は同時に表彰されます。 そろばんの総合評価として、「珠算だけでなく、暗算、読上算、読上暗算の4つの総合能力が評価される」ものです。

珠算は、そろばんと指を使い、「一定の時間内に、一定のレベルの問題を一定の正答率で行うことができる能力」ですが、暗算は、それを「頭の中で計算」します。日常生活や学習的には、この暗算能力が特に重要と考えます。 また、読上算は、数字を耳で聞き、それをそろばんに桁(位)を間違わないように入れるという能力。読上暗算は、耳で聞き、それを暗算する能力で、この2つは珠算の能力に加えて、珠算以上に「集中力」が必要とされます。 当教室では、技術を習得することとともに、様々なものに利用できる「集中力を鍛えること」ができるというのは、とても有益なことと考えており、この2種目にも積極的に取り組んでいます。

珠算を習う目的が何かによって異なりますが、せっかく将来に役立たせる技能を磨くのですから、この4種目にフラッシュ暗算を含めてあらゆる種目に挑戦し、「それぞれ種目別に鍛えられる能力」を向上させ、日々に活用できるようにしてもらいたいと思います。小学生までの時期が特に大事ですね。