フラッシュ暗算に挑戦

「10個の数秒だけ見えた数字の足し算を頭の中で計算できますか?」 だいぶ前に記載のフラッシュ暗算のコメントを一部加筆して再掲しますが、来週の検定試験も40人超の受験者がいます。頑張ってもらいたいと思います。教室では、5台以上のパソコン常設で練習できます。ところで、「フラッシュ暗算」は、「目で見た数字を頭の中で瞬時に計算する技能」ですが、一種の「脳トレ」といってよいものかもですねTVでもスーパーキッズの計算技能として取り上げられることも多々あります。 できるようになると、3桁でも4桁でも、それも10口(個)や15口(個)の画面にでてくる数秒の数字を頭の中で計算できるようになります。

教室では、珠算の8級クラスに到達した人からフラッシュ暗算検定に挑戦し始めます。最初の検定の10級ならば、1桁の4口(個)からの計算ですので、易し過ぎる人もいます。その場合は、少し上からチャレンジとなります。練習も一人でできるもので、頭の中でそろばんの珠を動かせる人で、そろばんの珠を記憶したままのトレーニングができるようになるとあっという間にレベルが上がります。目安として2桁10口の数字を計算できるようになれば一つの技能と言えると思いますが、やはり3桁10口はクリアしてもらいたいですね。今、教室では、このレベルができる有段者が10人います昨日の練習時にその中の3人が並んで四段に挑戦していました。

そろばん技能の中でフラッシュ暗算はパソコンやスマホを使ってマスターできる技能」ですので、他の人と違った技能として習得するには「時代に合った計算技能」と言えるかもしれません。ただ、10問中8問以上の正答率(80%以上)が必要ですので、数字で計算をしてしまう人(それでもできないというわけではありません)とケアレスミスが多い人は連続で不合格の人もいますが、基本のやり方をマスターした人は連続で合格しています。得意、不得意がでる種目かもしれませんが、是非とも全員がマスターしてほしい計算技能ですね。

合格するとこうなります。以前に、3人が同時に合格したときの写真です。

そろばん学習の入学してから

どのような習い事、あるいは趣味などにも得意、不得意はありますね。教室の今の4~6級ぐらいの中級以上の現状は検定試験の結果の内容ですが、「 そろばんの入学後どのような感じでしょうか 」という質問が複数ありましたのでお伝えすると、例えば、今回の6月検定の初受験の合格者の中で珠算の8級の合格者3年生の男の子は今年の2月の入学の4ヶ月目2年生の女の子は1月入学の5ヶ月目珠算9・10級の合格者2年生の女の子は昨年1年生の11月入学の8ヶ月目2年生の男の子は昨年1年生の9月入学の10ヶ月目でした。この4人は初受験です。毎回とはいかないまでもしっかりと取り組むことができる人はやはり早く上達します。やり方を覚えて忘れないように練習できるか否かとも言えますね。週練習する回数が多ければもっと早くの技能のレベルアップもありえますが、週2回程度ではこのようなイメージです。

一方で、まだ受験にたどり着けない1年以上の学習者の2年生、1年生、年長さんも少なからずいます。さらに、一度は受験(検定合格)できていても、次のレベルがあがる学習の取り組み姿勢がなかなか定着しない集中して問題を解き続けられない、すぐに止まり遊び始めるなど)人や、そろばんの継続学習が続かず習い事を諦める人もいます。適性とも言えなくはないですが、そろばん学習の初級から中級の問題は、数字の桁も小さくやり方も難しいというものではないので、意欲、やる気の問題の方が要因でしょうね。「計算問題を一定時間解く」ということができるようになる前での諦めはちょっと心配になりますね。「興味のあることや感覚的なすぐにできることだけ」というのはやれることの範囲を狭めてしまうようで残念ですね。

短期間で習得できる、そろばんなら技能検定合格することが必ずしもよいと限りませんが、「与えられた課題を努力してクリアしていくことができないよりは、練習をすることでレベルアップできる方がよいもの」ですよね。とはいえ、現実的には「年長さんから1年生ぐらいから習い始めた人では、1年ぐらいで受験(級の合格)、その後は、半年で1つぐらいのレベルアップでよい」ものとは考えています。「2年生以降から習い始めた人ならば、6~8ヶ月ぐらいで受験(級の合格)、その後は4ヶ月ごとぐらいで検定にチャレンジできるぐらいがよい」と考えています。長くかかる人は技能面の問題ではなく、取り組み姿勢面がなかなか習得できない面が多いですね。どちらにしても、継続的に学習し続けることができる、徐々にレベルアップする内容に挑戦し続けられることの方が大事です。長く習っている人では、今でも、6年、7年以上続けている人もいます。通常は、3年程度です。最後は「自分の目標のレベルまで到達(クリア)して卒業」、それが一番よいですね。もちろん、時間をかければ、そろばんツールを使った計算問題を机上で解く珠算の技能だけなく、暗算読上種目(読上算・読上暗算)フラッシュ暗算など様々な技能を習得できるようになるので、そろばん学習は幅が広い(奥が深い?)とも言えますね。

6月試験場検定結果(速報)

6月26日)の日商珠算の試験場検定の結果が発表されました。今回も前回の2月に続いて、なかなか厳しい結果でした珠算2級が2人(4年、5年の男の子)、珠算3級も2人(5年の男の子、6年の女の子)ずつの計4人が合格でした。(珠算1級の受験者は今回はなし) 本番に弱いのか、70%ぐらいはできていても、合格点にあと30点~10点のメンバーが多数。時間配分ミスは受験後に報告が数名ありましたが、それ以外で見取算のミスたくさんの失敗、わり算のミスたくさん(これは恐らく桁間違いでは)など。正答率80%は甘くはありませんね。 合格した4人は全員が、オール2級、オール3級に到達ですが、今回、オール3級がかかっていたメンバーは何人もクリアできませんでした。今回これで卒業予定のメンバーもいましたのでとても残念です。 また、5人が挑戦した段位認定試験については、今回、珠算準初段に1名(中2生)暗算準初段(4年生)に昇段できました。今回では昇段できなかったメンバーも種目別の得点はよくできているものも多く次回に昇段を目指しましょう。

あんざんコンクール川崎大会

7/2(土)の「2022年全国あんざんコンクール川崎大会(KCCIホール)」に7名の学年別の選抜組が参加してきました。なかなかハイレベルの競技会でしたが、読上暗算、フラッシュ暗算では少し対抗できたようにも思います。4年生の女の子の3名が入賞できました一人は、最後の入賞をかけての同点決勝のフラッシュ暗算(3桁10口6秒)で勝ち取りました。なかなか体験できない貴重な経験だったかもですね。

  

また、かけ暗算、わり暗算、みとり暗算の個人成績は、会場の大会の入賞はとても高い得点が必要でしたので逃しましたが、7人のうち6人は部門別の優良賞をもらえる得点です。選抜組としてはよく頑張ったと思います。明日から教室で、次の技術レベルの選抜組20人が通信での大会に参加します。こちらも頑張ってみましょう。

6月教場検定結果速報

先週の教場検定の結果を教室に張り出しました。今回は、全体としてはまあまあという結果ですね。前回の4月からの連続受験のチャレンジ組もたくさんでしたので、あと一歩届かずもたくさんいました。合格点に届かなかった人は次回にリベンジです。ただ、しっかり合格種目を重ねた、4種目合格者に3年生、4年生の女の子が1人ずつの2人、3種目合格者が、2年生に2人、3年生に3人の計5人います一方で、3種目、2種目玉砕の人も多数です。積極的に挑戦した結果であればよいですが、普段の練習時から合格しようという意欲の見えない受験での結果は問題ですね

個別には、「 珠算 」は、準1、準2は合格点に届かず、4級は3人(うち2人は、4月に5級合格の連続合格者)、5級、6級は、各5人が合格できました。4級同様に、5級には1人、6級には2人、4月検定との2検定連続合格者です。果敢にチャレンジして、あと一歩のメンバーもいますが、よく頑張りました。7級以下は、日々毎回頑張っているメンバーは合格できましたが、毎回、雑にまた、問題数をしっかり取り組めない大半のメンバーはやはり合格点には届きませんでした。結果は正直ですね。意識改革が必要ですね。そういう意味では、まず、集中力が続くトレーニングをクリアした人から進歩していくとも言えますね。「暗算」は、2級、3級で合わせて7人が合格ですが、2級はもう少し合格してもらいたいですね。あと一歩組が多数です。4級~6級は、欠席者以外は全員合格です。「読上算」は、1級は玉砕、2級は1人、3級は4人合格できました。ただ、こちらももう少しできたのではと思いますね。4級~6級は合わせて11人が合格です。良い方ですね。「読上暗算」は、1級はこちらも玉砕、2級、3級が各1人だけでした。ここはちょっと問題ですね。4級~6級は、こちらも合わせて11人が合格です。

6/26の試験場検定の結果は、7月になります。こちらも例年にないたくさんの受験者でした。この検定で卒業するメンバーも多数いますので、良い結果となればよいですね。

トロフィーが届きました

5/22)の「チャレンジ神奈川大会(グランプリジャパン神奈川大会)」の 優勝者のトロフィー が届きました。SⅡクラス3人で5本(みとり算1人、読上算3人、読上暗算1人)SⅢクラス2人で3本(読上暗算1人、フラッシュ暗算2人)計8本です。 壮観ですね。 1人に決める決勝戦がありませんでしたのでラッキーだったかもですね。5人にとってはとても記念になるものと思います。とてもよかったですね。来週の月曜日から受賞者には渡します。

この大会は、珠算・暗算の技術がほぼ同じレベルのメンバーが、クラス別で競技ができる大会です。しっかりと種目別も練習しているとこういうご褒美があるということかもですね。

新しいことに出会ったら

日々何か新しいことにふれたり、調べたり、あるいはチャレンジしています 」でしょうか? あるいは「 知らない言葉、やったことがないことなどに遭遇しています 」でしょうか? 例えば、ニュースを見たり、新聞を読んだり、本を読んだり、行ったことのないところに出かけてみたりして。 この日曜日にもやったことのないたくさんの初めてのことがあり、やってみたら実際は大したことはないというもの、これまで見た記憶が全くないもの、「こんなのあったっけ」とか、「へー、面白い」と感じたことがありました。毎日このような新たな出会いや刺激があると面白いと思いますが皆さんは、どうでしょうかね。「思い立ったが吉日」「案ずるより生むが易し」ですね。

内容によっては、大人になると逃げたくなる気持ちになることもあると思いますが、失敗しても大きな問題にならない子供の頃のこういった経験は、「能力を上げたり、新しいことができるようになるポイント」でしょうねこの時の「 逃げずにやってみる 」の姿勢、意識がとても大事ですね。そろばんで、次の級などのレベルの高い問題にチャレンジすることになったときに「やってみよう」と思うかどうかとも言えます。「習っていない、知らないからできない」「難しいからやらない、やりたくない」「もうこれまでのところでいい」ではなくです。 やってみたら、基本をわかったら、少しトレーニングしてみたら、実際には、できるようになるものはとても多いものですよね。「まずは少しの期間、やってみる」ことが大事ということでもありますね。「石の上にも3年」ですね。

教室では、2ヶ月ごと偶数月にある「そろばんの検定試験」が来週にあります。今回もたくさんのチャレンジ組がいます。申込時にはまだできるか否かはわからないのに、2ヶ月、あるいは4ヶ月ごとに一つ上のレベルの級にチャレンジしようとしている果敢な挑戦者たちですねチャレンジしてみようというモチベーション」が続くかどうかですが、今は、種目によって違いますが、全体の半分から7割ぐらいのメンバーがそういう前向きなドライブがかかっているように思います。今回もそういうことから4種目(それぞれ35~55名受験)で全体でのべ170名を超える受験者となっています。あとは結果が伴うように努力です。「継続は力なり」ですね。2週間後(試験場検定は3週間後)には合格発表となりますので、あと一週間頑張ってみて欲しいですね。

3年ぶりのチャレンジ大会で大健闘

昨日、5/22()に横浜の石川町の労働プラザのホールにて「グランプリジャパン神奈川大会(チャンピオン神奈川、チャレンジ神奈川)」が開かれ、チャレンジ大会のSⅡ、SⅢクラスに14人が腕試しをしてきました。3年ぶりに開催できた、神奈川県下7つの珠算団体からの参加者が一堂に会するそろばんの神奈川大会です。年2回、5月と11月に実施の全神奈川県通信珠算競技大会に2回参加した人で、その各自の過去の最高点でクラス分けの、ほぼ同じくらいのレベルの人との腕比べ(競技)できる珍しい大会です。教室のメンバーは今回は、一番下の895点以下のSⅢクラス、次の1195点以下のSⅡクラスへの参加でした。

結果は、「SⅡクラス」では、選択種目の「かけ算競技に3人、わり算競技に1人、みとり算競技に1人、読上算競技に2人、読上暗算競技に3人、フラッシュ暗算競技に2人」が、入賞。そのうち、今回は同点決勝がなかったことから、みとり算1人、読上算は3人、読上暗算1人が優勝で、トロフィーをいただけます。(受賞メンバーのレベルは段位~2級クラス)「SⅢクラス」では、選択種目の「かけ算競技に1人、わり算競技に2人、みとり算競技に3人、読上算競技に3人、読上暗算競技に5人、フラッシュ暗算競技に3人」。そのうち、読上暗算1人、フラッシュ暗算2人が優勝となりました。(受賞メンバーのレベルは珠算準2~3級練習クラス)よって、優勝のトロフィーを計8ついただけます。とても素晴らしい結果ですね特に教室では競技の練習をしているわけではありませんが、普段通りの検定合格に向けての練習がこういう大会の場で試せて、かつ結果が伴うととても嬉しいですね。参加メンバーもそう感じたと思います。

そろばんの競技会にはじめてのメンバーもたくさんいましたが、多くのメンバーはとても楽しめたのではないでしょうか。14人の全員が入賞できたわけではありませんが、初参加でトロフィーをもらえた人もいます。一回でも参加出来たらそれはそれでよい思い出、経験になると思います。入賞できたりするとそれもとてもよい記念になりますね。来年は、クラスが上がる人もいますが、2023年のこの大会は5/28()に予定されています。また1年後に向けて、頑張ってみましょう。

兄弟姉妹の習い事

4月も終わり5月に入りました。教室は今年に入って毎月新しい入学者があり、1部はだいぶメンバーが変わってきています。最近、学年が年長さんになったり、小学校入学や進級とともに弟・妹のそろばんへ入学問合せ、入学が続いていたので確認したところ、兄弟姉妹で一緒に今、教室でそろばんを学習中の人が 31名 もいました。兄、姉がすでに卒業した人も別にいますので、たくさんの兄弟姉妹が一定期間、同じ習い事として「そろばんを習っている習っていた」ことになります。このことは上の兄弟姉妹が実際に学習したことのメリットを感じてもらえたからでしょうかね。教室としてもとても嬉しいことですね

実際、習う上で兄、姉の技術レベルの合格級が一つの目標にもなりますのでわかりやすいのかもです。昨年にも以前卒業の姉の珠算準1級合格の上の珠算1級を目標にしていた妹が、10月に日商検定珠算1級を合格し自信をもって卒業していきました。普段の種目別の検定受験についても、教室には兄姉の種目別の合格情報は大半残していますので、珠算ではなかなか超えられなかったのですが、フラッシュ暗算で兄を超えて自信を付けて珠算も追いつこうとしている弟や、読上算や読上暗算で兄、姉を超えて自信を付けてさらに上を目指している弟妹もですね。同学年ぐらいが多いと、友達との競争というものありますが、兄弟姉妹の競争という方が現実的なのかもですね

基本をマスターし検定試験を受験できるようになると「 目標を定めた学習が継続できる習い事 」としてのそろばんは他の段級があるスイミングや書道などと同様にスキルのステップアップ学習ができるのでよいものかもですね。珠算の検定試験は2ヶ月ごとに計画的にあります。受験するしないは本人の意向でよいですが、頑張る気があれば、日々練習することで十分にクリアしていけることは普段の検定結果をみれば確かですね。現実的には、教室としては2ヶ月にこだわらず半年以内にクリアすれば十分とは思っています。ただ、最近はそれよりも早く頑張る人が増えています。モチベーションが高い人が増えてきたこと、チャレンジしようとする人(本人も親も)が増えてきたことからでしょうね。

技能の心技

どのようなものでも「うまくやるにはコツがありますね」。検定試験や入試、前回のそろばんの競技会でも普段通りの結果が出せた人とうまくできなかった人でも同様ですね。知っている知識や技能だけでない要素で、心、メンタル面が伴ってはじめて結果がでることがあるということですね。決まったことを正しくやり続けられる、最後までやり抜ける力ですね。すぐにやめる、あきらめるというのはこれができていないということですね。これは習得には一定期間の訓練も必要で、感覚的、直感的だけでは身につかない要素でしょうね。

技能のやり方を覚えたり、習得できたからといって技能の結果が常にでるとは限りませんよね。いくらやり方を頭でわかっていても、それを継続的にできるかどうかは違った別の力が必要だからですね。例えば、サッカー、野球やバスケットなどのスポーツでも、キックのやり方、ボールの投げ方をわかっていてもゴールやストライクをいつもできるとは限らないですよね。技能にメンタル面の鍛錬ができていないとできないことがあり、そのためには、反復練習という鍛錬に基づくコツや経験がとても重要で必要なことはレベルが上の人ほど経験的にわかっているのものですよね。

そして、レベルアップ、成長に必要なメンタル面の要素としては、「おそれないいやがらないこと、あきらめないこと」と「努力を惜しまない、友達に負けたくない、クリアしたいと思う気持ち」などですね。その特に学年関係なくレベルアップが顕著な人に共通するのはこの意識と姿勢の持ち主ですね失敗したときにも悔し涙を流せる人も成長しています逆に、「難しい、めんどくさい、もうこれでいい」というようなあきらめ姿勢が見られ始めると伸びが止まりますね。しっかりとした練習をせず、試験だけあたりはずれのように受ける人もなかなか難しいですね。なかなかできないとか、少しずつ進むのかとか、一気に駆け上がるのかの違いもここかもですね。スポーツでも技能の習い事でも早いうちにこういう訓練ができる環境を経験することも必要と考えますがどうでしょうかね。やりたいということだけでなく、そういう面を考えた学習、習い事選びも大事でしょうね。