習い事の組み合わせ

習い事には、「スポーツ系」、「学習・語学系」、「芸術系」、「音楽系」、「技能系」、などなど。選択には難しいところがありますね。一つだけとなれば難しいですが、組み合わせるとしたらどうでしょうか。 「スポーツと芸術」とか「芸術と技能」とか。それぞれ良いところがありますので、実際は将来性、興味や適性などからでしょうかね。

今、教室に通ってきている生徒は、スポーツとの組み合わせが多くなっているようです。「サッカー、野球、水泳、ダンス、空手」などと「そろばん」ですスポーツと技能ということですね。「書道やピアノや楽器」と「そろばん」の組み合わせも相応います。学年が上になるにしたがっては、それプラス学習塾との組み合わせですね。この地域はどのような習い事も探せば全て可能なところですので、様々です。教室としては、是非とも他の習い事もしっかりとやってほしいと考えています。

子供の頃は、やったことのないこと、はじめてのことなどは積極的に挑戦し、また、期間の継続すべきものも是非とも数年は続けてほしいものです。前者では広く浅くでも見識が広がり、後者では、忍耐力や技術が身に着きます。 また、視点を変えれば、体力を養うスポーツ系、感性を磨く芸術系、基礎能力を磨く技能系など将来のためにどのような経験をなどの目的意識を明確にすればやってみるものも自ずと定まってくるものと思いますね。

しかし、毎日一杯の時間を習い事に使えるというのも贅沢です。親の送迎の手間と費用が大変です。やはり、コストパフォーマンスも大事にですね。

行動パターン

何事にもやり方というものがあります。行動にも当然あります。

少し高い目標を定めて、それに向けて努力すること同じくらいあるいは同年代のライバルと競うことできないではなく、どうしたらできるかを考えて行動することなど。

そして、大事なこととしてもうひとつ、「時間軸」、「納期」と「マイルストーンゴール」も明確にですね。具体的には、いつまでに、どこまでいくか。そのためにどのような中継点のイメージを決めるかです。 例えば、そろばんの習い事の場合に現実的に習い続けることができる期間は限られています。5年生までかもしれませんし、6年生あるいは、中1までかもしれません。その期間中にどこまでを目標にするかです。検定の合格でもよいですし、競技会への参加や入賞、あるいは点数アップでもよいですね。

最終、小学生で珠算1級、暗算は段位という目標としたとしても、今、3年生で1年ぐらい習ったならば、3月までに珠算5級、暗算4級とか。2年ぐらい習った5年生ならば珠算3級を2月に合格とか。 今6年生で3月まで習うと決めたら今より1つずつ上の級を残り2回の検定で目指すとか。11月の通信の競技会で前回より50点以上アップを目指すとか。

こういう、「いつまでに、どこまで」というものが大事なことです。

ただ、なんとなく時間だけを使う、習いに来て時間をつぶす(浪費する)のではなくですね。こういう行動パターンを身につけてもらいたいものですね。

 

習得タイミング・・・3桁÷2桁の割り算

旧態依然の古いイメージのあるそろばんですが、近年、フラッシュ暗算や、脳トレが話題になった時に関連性からメディアなどにもたくさん取り上げられましたが、最近は話題にならないのは残念ですね。習得内容や、様々な取り組みが、どのように具体的な成果に結びついているかがなかなか明確でないことも理由でしょうね。

そのような中で、最近、室で利用の「4年生の算数問題」を採点していて、3桁÷2桁の筆算問題が苦手な生徒が多い中、暗算2級以上の学習者は皆、難なく算数の筆算でも解答をしているのを見て、やはり、ここ(習得タイミングが大事なことと感じました(日商の2級暗算の割り算が4桁÷2桁問題) 恐らく、習い始めの時期の問題はあるも、4年生までに、もう少し早くこのレベルに到達していれば多くの生徒が算数の苦手意識を持たずにできるということですね。

ほかにも何かに直結するものだけでなく、そろばんでは間接的に役立つものがあるのでしょう。しかし、タイミング良く何かに効果があることを見つけられないとですね。普通にできている人は、特に気にも留めていないでしょうが、やはりこういう点でも少しはメリットがあるということでしょうね。

*画像は特に関係ありませんが、教室横にある「酔芙蓉(すいふよう)」の花が、ちょうど白からピンクに変化するタイミングのものです。この状態はちょっと珍しいのでアップしました。140921IMG00868

 

差別化できる技能(スキル)として

今の時代はいかに他の人と差別化できる能力を高めるかが大事な時代になっています。しかし、基礎能力の中で使わなくなってしまったものがありますね。携帯電話の普及で友人の電話番号を覚えることをしなくなり記憶力(記憶と思い出し力)を鍛える機会が減り電卓の普及で何もツールのない状態での計算力が弱くなったことは年を重ねるに従って実感していることと思います。

電卓や計算機がなければ計算できない、紙に途中式を書かなければおおよその数もわからないでは「数感覚」という点では日常でどうでしょうか?不便さを感じなければ問題はないとも言えますが、それができる人は時間的にも間違いなく得をしていますね。できるレベルは必要性との兼ね合いですので、その点はひとそれぞれでよいとは思います。

「そろばんは古い?」というコメントを3月19日に掲載しましたが、電卓がなくても、紙がなくても、頭の中で計算できる計算能力の暗算力は、そろばんを少し学習すれば合わせて身に着いていきますので、これは一つの差別化できる能力ですね。特に、記憶力と計算力でしょうか。そして、その能力は小学校の低学年から訓練した方が習得も早く、できるレベルも高いことも事実です。 遅くなるに従って、頭の中にイメージする内容の鮮明さが違ってきています。

これらのために、頭にイメージした状態で計算できる暗算力を習得し、保持し続けることをお勧めしたいと思います。そろばん以外でも暗算力が鍛えられるものもあるようですので、必ずしもそろばんにはこだわりませんが、暗算力としてのその技能を、これからの将来に、人間力の一つのスキルとして身につけてみてはいかがでしょうか。