3分→~20分・30分の壁

表題は、そろばんで「集中力の続かない人の時間の壁」です。最初の段階の「3分」については、そろばんをするというよりもそろばんをやる前の段階で、じっと座っての取り組みのできない状態です。最近はすべてにおいてこの傾向があります。 一問やってはよそ見をしたり人に話し始めたり他のことを始めてしまう状態ではダメですね。「一心不乱に止まらず、集中して一つのことに取り組めるかというテーマのことですが、これはどのような内容にも共通の基本姿勢です。まずここの基礎ができるようにしなければとなります。

そろばん上中級者では当たり前(初級者でもほとんどの人はできています)のようにできるようになっていますが、初心者のはじめたばかりはまずはここからです。この最初の段階をいつクリアできるかが第一歩です。次が、そろばんの下級の制限時間の20分間の取り組みです。かけ算九九ができる人は、暗算の12分間にも入り始める段階です。これができるようになるまでは時間内にしっかり取り組む反復トレーニングを続けることになります。

20分の壁をクリアした後、その次が珠算6級以上の30分の制限時間に挑戦です。このようなチャレンジを続けるのがそろばんの良いところですね。一つずつこの「時間の壁」をクリアした段階が進むと珠算の上達もですが、学校やスポーツなどほかの活動の際にもこの「集中して取り組むことができる姿勢」はいきてきます。「30分一つのことに集中して取り組むことができるということ」はどれほど大事なことかは多くの方がよくわかっていることですね

2016年全川崎珠算競技大会

昨日4月24日()に例年開催の「全川崎珠算競技大会」が川崎商工会議所2FのKCCIホールで約150名の参加者で行われました。今年は、教室から最終8名の選抜者が、日々鍛えた技能を一堂に会しての場で他のそろばんの選抜者に挑戦しました。

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結果は、小学生の部では、「個人総合」の3位枠に1名、入賞枠に1名中学生の部では、個人総合」優勝(川崎市代表)、「読上算競技」で、2位枠と3位枠に1人ずつ、「読上暗算競技」でも、2位枠と入賞枠に1人ずつ入りました。入賞者の皆さん、おめでとうございます。川崎とオープン参加の強豪相手に少数精鋭部隊が健闘ですね。入賞できなかった人もあと少しの印象もあったと思います。

競技会は、入賞することも大事ですが、そのための努力が必ず次に活かせます。さらに、参加者とそうでない人ではやはり技能の伸び方も違ってきています。今回の参加者は来年も、次の世代のメンバーは来年に是非とも参加できるように頑張ってもらいたいと思っています。

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4月教場検定結果(速報として)

教室に4月の教場検定の結果を張り出しました。背伸びをしての受験だった今回の検定の珠算の上級(準2・準1)はあと一歩及ばず残念な結果となってしまいました。本番で如何に結果を出すかの課題が残りました。 一方で、前回の懸案事項だった読上種目(読上算・読上暗算)の3級以上は(延べ人数で)14人受験者中9人が合格し、四種2級以上合格に1人、四種3級以上合格に2人が届き(来年3月の表彰対象)、こちらはリベンジしたといえると思います。追加のトレーニング方法の導入と前回が背伸びの受験でもありましたのでしっかりトレーニングをした結果がだせたとも言えますね。 また、珠算の4級以下は普段の練習姿勢が結果に現れてしまっています毎回しっかりと時間内は努力(問題を全部こなそうと努力する、時間内は最後まで頑張るなど)をしようとしていたメンバーは全員合格です。しかし・・・の人は及ばずとなってしまいました。これも残念ながら仕方がないかもしれません。やはり、日々の取り組み姿勢と努力の仕方は大事な内容ですね。

次の検定は6月になります。教室では、その前に競技会の練習が2つです。4月末の全川崎の練習と5月の全神奈川通信(&チャレンジ神奈川)です。後者は珠算の7級以上のたくさんのメンバーの参加を見込んでいます。競技会の問題は技術向上に適した内容(スピードと正確性のトレーニング、簡単な問題から難しい問題のピラミッド型トレーニング)ですので、このタイミングでしっかりと能力向上をはかりましょう。

グリット(やりぬく力)を身につける

昨年7月に「 やりぬく力、やり遂げる力 」についてコメントしました。最近の傾向でなかなか長く同じことを続けられない、すぐにあきらめるなどありますね。最近、読んだ本にまたこのことがかかれていました。 継続的に根気よくやり続け、やりぬく力のこと、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことを専門用語では「グリット」というようですが、簡単には直ぐあきらめずに、最後までやり続け、ゴールに到達させるということのようですね。 挫折すると直ぐあきらめたり、やめてしまう、そういうマイナスにしか働かない行動の癖をつけないためにも少し考えてみたいものです

やりぬく力

そろばんでの日々の努力でもこの力について身に付けられるように思っています。例えば、制限時間内精一杯やり続けること、技能のレベル指標となる級や段に挑戦しクリアすること(技能の向上の証左です)などはこの「グリット」を身に付けるための一つの訓練のように思っています。いかがでしょうか?

さくら

4月の教場検定(検定試験)も終わりました。今回は、前回2月検定で成績が振るわなかった種目のリベンジを期した、特に読上算、読上暗算の3級以上の成績がアップしていればよいと考えています。受験者は、「サクラサク」となればよいですね。結果は13日の水曜日です。

確かに、春は、卒業、進級、入学だけでなく、さくらのシーズンですね。教室横のマンションのさくらの花がまっしろになっていました。

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そろばんフェスティバル65th 川崎

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昨日、4/3()川崎の武蔵中原の「エポックなかはら」で川崎珠算協会主催の「 そろばんフェスティバル65th 」が春の小雨まじりの天候にも関わらず、11時の開始早々から200名近くの来場者の方々が並び熱気満々で開催されました。前回は震災で中止となりましたので、10年ぶりのそろばん祭りとなりました。 立ち廻り剣術、〇×クイズ、フラッシュ暗算、珠つかみなどたくさんの出し物とともに、「組み立てそろばんも早々に100名の整理券が完売してしまう」など大盛況でした。*65thは、川崎珠算協会の65周年記念イベントからです

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11時スタートから15時の最後まで参加いただいた方もいました。人がいっぱいでぐったりしてしまったお子さんもいたかもしれませんが、このようなイベントが開催できたことはとてもうれしいことですね。