技能の心技

どのようなものでも「うまくやるにはコツがありますね」。検定試験や入試、前回のそろばんの競技会でも普段通りの結果が出せた人とうまくできなかった人でも同様ですね。知っている知識や技能だけでない要素で、心、メンタル面が伴ってはじめて結果がでることがあるということですね。決まったことを正しくやり続けられる、最後までやり抜ける力ですね。すぐにやめる、あきらめるというのはこれができていないということですね。これは習得には一定期間の訓練も必要で、感覚的、直感的だけでは身につかない要素でしょうね。

技能のやり方を覚えたり、習得できたからといって技能の結果が常にでるとは限りませんよね。いくらやり方を頭でわかっていても、それを継続的にできるかどうかは違った別の力が必要だからですね。例えば、サッカー、野球やバスケットなどのスポーツでも、キックのやり方、ボールの投げ方をわかっていてもゴールやストライクをいつもできるとは限らないですよね。技能にメンタル面の鍛錬ができていないとできないことがあり、そのためには、反復練習という鍛錬に基づくコツや経験がとても重要で必要なことはレベルが上の人ほど経験的にわかっているのものですよね。

そして、レベルアップ、成長に必要なメンタル面の要素としては、「おそれないいやがらないこと、あきらめないこと」と「努力を惜しまない、友達に負けたくない、クリアしたいと思う気持ち」などですね。その特に学年関係なくレベルアップが顕著な人に共通するのはこの意識と姿勢の持ち主ですね失敗したときにも悔し涙を流せる人も成長しています逆に、「難しい、めんどくさい、もうこれでいい」というようなあきらめ姿勢が見られ始めると伸びが止まりますね。しっかりとした練習をせず、試験だけあたりはずれのように受ける人もなかなか難しいですね。なかなかできないとか、少しずつ進むのかとか、一気に駆け上がるのかの違いもここかもですね。スポーツでも技能の習い事でも早いうちにこういう訓練ができる環境を経験することも必要と考えますがどうでしょうかね。やりたいということだけでなく、そういう面を考えた学習、習い事選びも大事でしょうね。

2022年全川崎珠算競技大会

本日、4/17()に川崎商工会議所のKCCIホールにて「 2022年全川崎珠算競技大会 」が開催されました。会場一杯に小学生から高校一般まで142名(当日欠席5名)の参加選手が技能を競いました。

教室からは上位陣から小学生5名、中学生2名の計7名が参加し、実力試しをしてきました。結果は、小学生以下の部の個人総合競技の入賞枠に2名、読上算競技の入賞枠に3名、フラッシュ暗算競技の入賞枠に2名、中学生の部の読上算競技の入賞枠に1名が入れました。大会としては、もともとハイレベルな大会ですのでよく頑張ったと思います。また、普段通りの得点の結果がでず入賞できなかった人もいますが皆さん、次に活きるよい経験ができたのではないかと思います。

4月教場検定結果(速報)

教室のボードに「4月教場検定の結果」を張り出しました。今回はかなり好成績でした4種目同時合格者は、1年前の4月に入学した丁度1年目の、新3年、2年生の兄弟と11月に途中入学の新2年生の女の子でした。オール5級に3年生が、オール6級に2人ともです。3種目合格者も新2年生と新4年生に一人ずつ。2種目合格者も多数です。今回は、のべで4種目合計でなんと、87名が合格し進級します。ここ例年にない人数です。

個別にみると「 珠算 」は、準2級に新3年生が1人合格です。4級から6級は、16人中14人が合格できました。6級は7人全員合格です。7級以下は、17人中12人が合格でしたが、しばらくお休み後の受験者や、見取算をミスしたり、全てを終わらせるスピードの無い人は残念ながら届きませんでした。「 暗算 」は、1級に一人合格、もう一人はあと少しでした。2級は3人ともあと一歩で届かず、3級も約半分合格でしたが、スピード不足、練習不足の人はやはり無理でした。4級~6級も、お休みをしてしまっての練習不足、全部をやることができるスピードがない人は届かない人もでしたが、2ヶ月前の合格の5人は連続受験で合格、5人が初受験の10人が合格でした。ここは良い方と思います。

読上算 」は、今回はいつも以上に上位陣に力を入れた結果がでています。1級に2人合格、2級に5人合格3級も5人合格でした段位を受験の一人は、四段位となりました。4級~6級は、約半数の合格です。読上算で20人の合格者もとても良い結果と思います。「 読上暗算 」は、1級に2人合格2級も2人合格です。3級は、1人合格、4級は2人合格でしたが、5級は、受験者10人が全員合格できました。6級、7級も1人ずつはダメでしたが、7人が合格です。全体で、25人合格ですので、こちらもよい結果でした。段位受験の1人は、こちらも四段位を取得できました。

今回は、全体でとても多い受験者でしたが、しっかり頑張って練習をしてきたメンバーは大半が合格できました。コロナの影響で受験できなかったメンバーも数名いましたが、とてもよい結果です。一方で、普段しっかり練習をしなかった人は届かなかった人に多数ですね。日々の努力をし続けられるか否かがとても大事なことですね。試験だけ、あるいは直前だけ練習してというほど試験は甘くはないということですね。

新年度に入りました

新年度に入りました。教室の現状は、昨年までに入学の皆さんは、だいぶステップアップしています。1部のクラスのここ数ヶ月に入学の年中さんから3年生の初心者組も次のステップに進んでいます昨年の7月ぐらいまでに入学のメンバーは次々と検定試験に挑戦となり、1年たったらそろばんの級合格の人がほとんどですね。ところで、そろばんを習う目的の1つに「集中力」を鍛えるというものがあります最初はなかなか続かない「一定時間ひとつのことに止まらずに取り組む」という第一段階を半年から1年たつと大半のメンバーがクリアし始めています。5分、10分とまずはその時間を延ばすことができれば次に進めます。教室では、プリント学習に入り、制限時間内取り組むトレーニングの反復練習でその力を鍛えていきます。好き嫌いのでるものではありますが、ここはまずクリアして欲しい低学年の突破し身につけたい人間力の土台になる「基礎能力」ですね。これが嫌いで続かないは将来心配になるところでもあります計算力、そろばん技能の前の段階です。

そろばんの6級練習者以上となる2部は、30分間のそろばん、12分間の暗算にも取り組みます。2部にはまだ集中力不足の人もいますが、だいぶ技能がレベルアップし、珠算ができるようなったことからたくさんの人が「やってみよう、頑張ってみよう」の前向きのドライブがかかっていますそろばんも暗算も6級から4級を半年から1年でクリアするメンバーが多数で、短期間で3部に一気に駆け上がる人もいます。また、このクラスで、読上種目も徹底的に訓練し、読上算、読上暗算も2級クラスまで次々にチャレンジしています。読上算では、珠算の2級の見取算と同じ8桁の加算、加減算を珠算6、5、4級クラスのメンバーがすでに取り組んでいますので、珠算の見取算の桁数には全く抵抗のない2年生、3年生もたくさんです。

珠算3級以上練習者が対象の3部はできるようになった人がさらに多くなり、集中力は2部の比ではないハイレベルです。自分の目標級のためにしっかりと努力できるメンバーばかりです。競技会にも積極的に参加し、また努力結果の総まとめの3月の表彰式(前回11人)にも参加できています。今は、習う期間が限られますので、習い続けられる期間で精一杯努力し続け、目標のクリアで卒業でもですね。そろばんは、技能を身に付けること、その周辺の能力をレベルアップすることが大事なことで、技能のレベル確認の目安の検定合格は大事ですが、トータルの能力向上ができればですね。モチベーション高く継続し続けられるようになっているのは「徐々にできるようになる日々の練習についての努力の意味が体感できた人が多い」からかもしれませんね。教室では、週2回の月8~9回、2か月でも15~17回程度の練習でステップアップする仕組みが根付いています。積み重ねの努力が2か月後(あるいは4か月後、遅くても6ヶ月後)の技能検定で結果がでるようになってきていますので、そういう「成功体験、達成感を是非とも体験して自分の目標レベル以上まで進んで欲しい」ですね習得に個人差はあっても、集中力を増しながら、課題をやり遂げる達成感を繰り返しレベルを上げていく体験がとても大事なことということですね。