技能の維持のために

今年もたくさんの新入生が入り、前半に入学の低学年ではそろそろ初級を卒業する人、3・4年生の早い人は6級のレベルに届いています。 まだ、集中して取り組めない人もいますが、各自のペースで進んでいます。来週末にも8月の教場検定試験が入っていますので、挑戦する人は気を抜かずに頑張ってもらいたいと思っています。

ところで、学校の多くが夏休みに入り、帰省をしたり、遊びに行ったりあるいは、夏期講習などでそろばんを1週間以上休む人もでてきています。久しぶりにでてきて問題を解くと珠をはじくスピードが落ちていることに気がつくはずです。時間内にできた問題数でもわかります。初級の場合には、数日でも同様の場合もあります。

そろばんは「技能」です

全く使わなければ処理スピードは間違いなく落ちます。正確性も同時に落ちてしまうこともあります。例えば、そろばん3級を合格したとしても使わなければ速度や処理能力はその下の級以下にすぐになってしまいます。(そういうことからそろばんも暗算も2級以上を推奨しています しばらくやっていなければ、うまく体が動かないスポーツなどと同じですね。

ですので、合格級の技能レベルを維持するためには、日々の中(例えば買い物や学習の中)に組み込んでおくことが大事ですね。使えない技術にならないようにです。

 

自分で考える習慣

最近は、何も考えずに、答の導き方のやり方だけをすぐに聞くという人が増えています。結局、すぐに答えだけもとめてやり方は理解しないまま・・・。 「穴埋めの答えだけで、本質理解と、考えることを放棄した習慣」で残念なことですね。

似た事例に、そろばんだけではありませんが、何事にもなかなかやり方をマスターできない人がいます。 例題を教わっている時はできたように見えるのですが、自分一人でとなると間違えます。 本質的に理解できていな場合に多い事象です。 人に連れられてあるところに行ったとしても、一人ではその行った場所に辿り着けないことと同様です。自分の意思を持って物事を進めているかどうかの違いかもしれませんね。

最低限覚えなければならないことは覚え、覚えたことを理解し、まねたり、工夫して使う、これができるようになることが必要です」が、わかる(わかった)ということを飛ばして答えだけで、求め方は感覚的に間違って覚えたり、自分のやり方に固執し続けるという人に多い状態です。 しっかりと 自分の意思で「考える習慣、覚えたことを正しく使う習慣、こういう訓練がとても大事」 ということですね。

また、教えてもらうだけ、教わるだけの勉強の仕方ではいつまでたってもレベルがあがりません。やり方やコツを最初は習うで全く問題ありませんが、次にはそれを正しく使う、使ってみるということができてはじめて力がつくものです。そのためにも、ものごとを理解し、自分で考える習慣をつけること、それが基本にあります。以前にコメントのポジティブシンキングとともに、こういう点についても気をつけたいものですね。

6月試験場検定の結果から

6月の段位(珠算・暗算)と珠算の試験場検定の結果を教室に張り出しました。今の教室の上位陣も頑張りました。 2段位は認定、1級の受験者は皆、合格しました。 2級、3級の受験者は、合格圏に届いていたメンバーが合格です。おめでとうございます。

さらに、今回の結果を受けて、四種(五種)2段位以上合格、四種(五種)2級以上合格に2人が届きました。こちらもおめでとうございます。

今回合格点に届かなかった人もあと少しというところでした。1級~3級は、240点(80%)以上の得点が必要ですが、ほとんどのメンバーが75%~60%ぐらいの得点ですので、次回10月には、スピードと正答率を上げて再挑戦ですね。頑張りましょう。

 

6月の教場検定結果

6月22日の試験場検定の結果は今度の水曜日ですが、その前に教場検定の結果が25日(水)に発表となりました。 四種目合格者15年生)、三種目合格者32,3,4年生)を筆頭に、その4名以外で今回の合格で四種3級以上合格者1名(中1)、四種4級以上合格者2名4年2名)になりました。とても素晴らしいですね。多くのメンバーがトータル的に能力がついてきている証明です。

検定結果の内容は、珠算4~6級の中級者と7級が次々と合格し、8月にも続けて上の級に挑戦できるメンバーも多数です。そして、すでに8月検定の申込みを積極的にしています。 短期間に努力をし、さらに挑戦しようとして、あっという間に3級が見えてきている人が多く、とてもうれしいですね。 暗算、読上暗算の暗算種目も優秀な成績でほとんどの人が合格しました。読上算は上級は残念でしたが、中級以下はほとんど合格で、昨年入学の3年生の頑張りが目立ちました。

次は、2日の試験場検定の結果です。こちらも合格圏組はだいぶ感触がよかったように聞いています。ボーダー、追い込み組の中にも合格に届いた感触のある人もいるようであとは、試験場ですので普段の90%ぐらいの得点と考えなければですが、どれだけの正答率を本番で出せたかです。 姿勢としての「努力と挑戦」、技能としての「スピードと正確性」、とても大事な内容ですね。

 

通信競技大会結果と検定試験

5月に行われた通信競技大会の結果が今年も少し早く届きました。教室に張り出しています。全県で1480名を超える参加者の中で、県30位(川崎4位)とチャレンジ度成績10位の2名が賞状をいただきました。 参加の25人の成績を確認し、8名の新規参加者を含めて多くのメンバーの頑張りが手に取るようにわかる内容です。ただ、上位の順位は、今回多少変わっています。しっかり各自が内容を確かめ、次回にいかしてらえたらと思います。次の11月から参加できるメンバーもたくさんいますので、しっかりと努力を継続してもらいたいものです。

また、今日の高津高校での試験場検定で6月の検定は終了しました。木曜日からの教場検定の結果は来週ですが、試験場検定の上級の結果はその翌週です。

合格圏に届いていたメンバーは、正確性が伴なえばきっと合格するでしょう。 そしてあと一歩あるいは、ボーダーにいて追い込みをかけていたメンバーはスピードと正確性の最後の努力の結果が良い方になればです。 一方で、怠けていたりあきらめていたメンバーはもう一度意識改善からですね

どちらにしてもこれまでの練習の状況からは、恐らく多くのメンバーが進級するはずですので結果がとても楽しみです。また一歩先に進んできましょう。

ドラマ、ワールドカップ・・・週後半からは検定です

昨日、4月、5月に撮影をしたとなりのマンションを使った土曜ドラマの1回目が放映されました。残念ながら教室は映りませんが、今回は、全景の画面の中で3回ほど建物だけは映りました。撮影を少し見ていましたので、まだ、次回以降でもいろいろな画面があるはずです。どういう映像になるのか少し楽しみですね。 また、ブラジルでのワールドカップが始まり、今まさに1回戦を行っています。簡単に勝たせてもらえませんが、是非ともまずは予選を通過してほしいものですね。

さて、そろばん関係の今後のイベントは、「木曜日、金曜日の教場検定」と次ぎの日曜日の「3級以上の試験場検定」です。前回のコメントの通り、あきらめずに、ポジティブシンキングで最後の追い込みに頑張ってもらえたらと思います。

また、来月7月の「あんざんコンクール」の練習を時々入れています。ここでも、何人もが一気に成績を上げてきています。特に、次ぎの世代のはじめて参加組の4年生の成長がとてもうれしいですね。そろばんの技能は間違いなく努力をすれば伸びるものです。この内容もとても楽しみですね。

 

ポジティブシンキング

検定試験が近づいていますのでここで一つの思考パターンについて考えます。それは、物事を良い方へ考えるか、悪い方へ考えるかです。例えば、珠算の合格点は、210点や240点ですが、今、160点ぐらいのところにいたとします。あと50点あるいは80点足りないことを、あと少しと考えるか全然届かないと考えるかの違いです。よく他にたとえられるのは、半分のコップの水の量をどう考えるかなどでも使われますね。

1ヶ月少し前には100点もとれなかったのが、今ここまで来ているとなれば、あと少しで届くと考える人と無理と考えて頑張りをやめてしまう人で大きく違ってきます。前者がポジティブ、後者がネガティブということでもあります。前者であれば、道が開ける可能性がありますが、後者では進むはずがないですよね。これは何事もにも共通です。

ついでになりますが、あることを「やるか、やらないか」を考えるときでも好ましい行動パターンがあります。 「やる(やってみる)」は問題ありませんが、「やらない」の場合にも「 やれるのにやろうとしない 」という「 やらない 」と、様々な事情での「 やれない 」では大きな違いがあります

この場合の前者は、明らかにネガティブ思考の行動ですね。最初からやらない(努力をしない、改善しない)行動パターンです。 そして、重要なのは 「やれない」場合でも、「どうしたらできるのか」を考え、できる方法(どういう形ならできるか)を考えるのが好ましい行動パターンと考えています。条件さえそろえばできるということです。

要は、何事もまずは「 やってみようとすること 」それがより良い方向へ進むポイントですね。 最初から「無理(できない)」と考えてしまうとか、「面倒だから」とか、「やらない理由を考えて」やめてしまえば、もう進歩は止まります。こういう行動パターンは戒めたいものと思っています。いかがでしょうか。

 

6月に入りました・・・

地域の小学校の運動会も先週の土曜日に終わりました。31日(土)は、午前中はテント席に座らせていただき先生方や議員の方などと挨拶を交わしながら競技を見学し、午後は観客席のいろいろなところから見学と応援をしました。多くのご父母の方と生徒に会いお話ができたり、校庭で競技や演技をする生徒の違った一面を見れてとてもよかったですね。

ところで、運動会も一段落したこともあり、体験に来られる方も、入学する生徒もとても増えています習い事選びはまだこれから続くということですね。新しいことに挑戦し、技能を向上させるには良い時期です。そろばんはいつからでも始められます。スタートは、思い立った時からでよいものです。ただ、送迎も関係しますので親の事情もなかなか大変ですね。

また、5月も終わり、6月検定に向けての皆さんの今の達成状況を一人一人確認していました。毎回、プリントをしっかりこなしていることもありますが、1ヶ月前にもかかわらず、すでに十分に合格圏に到達している人がとても多いことにとても驚かされるとともに、それだけでなく、今回受験の申込みをしなかった人の予想外の伸びにも感心していました多くの生徒がとてもやる気になっていることが理由のように思われます。やはり、やる気や意欲が大事ということですね。

それから今月は、競技会がありませんので、第3週の検定に向けての活動とじっくりと今できないことをできるようにするタイミングにもしたいと思っています。できることをやるだけではなく、今できていないことをできるようにすること、これがステップアップするために必要なことです。そういうことから逃げずに努力を惜しまないでほしいものです。 「できない・・・」と投げて努力をしないそういうことではなくですね。

 

 

運動会と通信競技大会から

春の運動会、スポーツ大会が5月は毎週地元の学校で開かれています。よい天気だった、24日(土)には少し時間が取れたので、生徒の通っている近くの小学校3校をはしごして応援をしてきました。徒競争、ダンスや騎馬戦、綱引き、リレーなどいつもとは違った姿が見れました。それぞれの学校でも個性があり、おもしろいですね。

ところで、先週、教室内で参加できるそろばんの競技大会の「 第15回全神奈川通信競技大会 」を行いました。 これまで競技会に参加したことのないメンバーの初めて組からも、8名が参加し、一定の珠算級、暗算級に到達の昨年入学の新2年生から中学生までが挑戦しました。 順位の結果は、7月ぐらいです。2回目以上のメンバー17人は、年に2回のこの競技会の成績で自分の実力を比較ですね。

また、25日(に、その前2回(13回・14回)の大会に参加していたメンバーの中で一定基準を満たしたメンバー6人が、川崎商工会議所のホールで県大会の「 チャレンジ神奈川大会 」に参加しました。 この大会は通信競技大会のこれまでの得点で、SI、SⅡ、SⅢのクラス別で競うということもあり、SⅠクラスで1人が、2つ入賞、SⅡクラスは、参加人数も多く、今回は入賞を逃しましたが、一方で、SⅢクラスに参加した3名が全員、1つ以上の賞に入る大健闘をみせました。 参加者には伝えていましたが、クラス分け参加の強みを発揮した結果ですね。おめでとうございます。

そろばん学習は日々技能を習得することが目的になりますが、このような大会に参加することで、今の実力試しをしてみるのも、励みになるだけでなく、よい能力向上になりますね。賞がもらえれば記念になることも加わり、なおさらでしょうね。普通に頑張っていれば全員にチャンスがあるのもよいですね。

習い事と時間の使い方

今年も昨年同様に、新しくそろばんを習う生徒さんがたくさん増えています。とても、嬉しいことですね。 昨年にはじめた低学年の生徒さんも、誰一人欠けることなく全員、それぞれ各自のペースで学び、一歩一歩進んでいます。こちらも嬉しいことです。 初心者の1部の時間から中級クラスの2部の時間に移動した人もたくさんいますので、レベルアップはできていますね。マイルストーンとしては、習い事として週2回、そろばんを選択した結果が検定の合格などで少しでも明確になればと思っています。

今、この地域では、ちょうど学校に慣れてから習い事を決めるという検討をされている方が多いようです。その時に、習い事の選択の際には、ゴールを明確にした時間のかけ方もご考慮いただいた方 どっちつかずにならない ものと思っています

今の時代、いろいろな習い事の中からいくつかを選択をするのもなかなか難しく、全部が選択できればよいですがそれもできないですので、時間の使い方も目的的に考えた方が効果的と思います。 その中で例えば、いろいろな習い事を選択する関係で週1回でというご希望もありますが、そろばんだけでなく一週間経ったら忘れてしまう可能性のある技能修得が目的とすればやはり最低週2回程度は時間を確保いただきたいと考えています。

どういうものかを知るレベルでよいとか技能の習得スピードは拘らないとかならば週一回でもよいと思いますが、それでは結果に対して、使った時間の使い方がもったいないと考えています。 せっかく習うのですから、それ相応の技能レベルまでは一定期間で到達してもらいたいからですね。自宅学習が十分可能(?)という場合もですが、そもそも他で時間が厳しいはずですので、現実的に考えてと思います。

また、そろばんは、どの時点ではじめても一人ひとりのペースで習い続けられるものでもあります。途中で始めたら着いていくのが大変というような習い事でありませんので、その点の習い事としてはメリットがあると思いますね。

どのような習い事もどの程度の時間を確保し、どのようなゴールを定めて習うかそれが大事なことと思います。いかがでしょうか