競技大会結果と教場検定結果

第13回全神奈川通信珠算競技大会の結果が予想よりも早く届きましたので、24日に教室内に開示しています。ほとんどの人が前回よりも点数アップとなり、県内、市内の順位とも大幅に上げました。教室内では、模擬テストで一定の基準に達していれば誰でも参加推薦しますので、次回にはもっとたくさんのメンバーが挑戦できればと思っています。

26日に6月の教場検定の結果発表となりました。こちらも昨日、26日から掲載しています。 暗算1級では、500点満点合格者もでました。大変素晴らしいというか、見事です。また、4月と今回の2回続けて暗算受験者の中の飛び級者2名とも合格しました。こちらも素晴らしいですね。暗算強化の方針を維持していますが、この成果は大変うれしい結果です。

次の競技会は7月のあんざんコンクール(7名参加予定)、検定は8月で夏季休暇のため受験できない人もいますが、目標をもって頑張ってもらいたいと思っています。

 

珠算(そろばん)式暗算

そろばんを習得すると 「計算する力がアップする」 ことは誰もが知っていることと思います。しかし、算数の筆算式と何が違うのでしょうか? 単純な違いは、頭の中でそろばんの珠(たま)を動かし、その結果を数字に置き換え、答えを出すかどうかですね。それは、ツールとしての「そろばん」を一定期間習い、珠の動きのイメージを掴んでいなければできないものです。

そろばんを習った人は日常の計算で、この暗算を普通に使っています。フラッシュ暗算では、この「そろばんの珠(たま)」の計算方法が瞬時(一瞬)に行われるために、3桁の足し算でも数秒間しか画面にでなくても可能になります。イメージしたそろばんが頭の中で勝手に動くということです。指ではじくのではないので、スピードもいくらでも速くなるのでしょう。さらに、一瞬で数字を読み取るためには、集中力とともに、動体視力も向上するものと思いますので、これはほかにも有効な訓練ですね。

こういう暗算の能力向上のためにもそろばんの技能ををマスターしておきたいものです。

 

サッカー観戦から・・・

男子サッカーのワールドカップ出場が決まりました。後半終了間際の失点であきらめず、最後まで全員で取り組み、本田選手がPKをあの緊迫感とプレッシャーの中で決める「集中力」、とても素晴らしいですね。 その本田選手も苦手なことがあったそうです。それは「走り」。それを克服するために、高校時代に陸上部の同級生に走り方を教えてもらい、さらに早朝のサッカーの練習の前に走り続けたそうです。結果、40分で6キロぐらいだったのが、10キロに伸び、その努力が目に留まりプロへの足がかりになったとか。 何事も結果をだす、できる人はできないことに対する努力を惜しまないものですね

さて、再来週にはそろばんの検定試験があります。まだ、合格点に届かない人がいますが、その人の共通点の多くは、「スピードが足りない(=問題を時間内に回答できない)」 ということと 「正確性がない」ということです。これは、上記の内容や以前のコメントに記載と同じようですが、「時間を意識し、集中して、時間内にできるまでやる。そして、できない問題をできないままにしない」が基本です。日常でも、「やれないからとか、わからないから」とかの言い訳をして、結果を出すための努力を怠ることのないようにしたいものです

それから、合格のボーダーラインにいたり、まだ技量不足が日々の結果で分かっているときに、毎回集中し、やり遂げる。時間を少しでもかけて最後の追い込みや、合格しようと努力する姿勢も大事ですね。(当教室では、試験の直前には可能な限り追加時間になったとしても別の時間でも来るように指導しています。) このような努力をすることは、そろばんだけでなく、どのようなことにも共通する内容と考えており、このようなことができる人が嬉しい結果にたどりつけると思っています。

 

 

競技大会や検定と能力向上

5月にはそろばんの競技大会が2つありました。先週に教室内で、全神奈川通信競技大会(当教室は13名参加)、26日に川崎商工会議所でそろばんグランプリジャパン2013&そろばんチャレンジ2013 神奈川大会(当教室からは小6生が1名参加)。前者の結果は、6月に。後者はSIクラスで、種目別の見取算で7位(一般・学年無関係ですので小6では大健闘です)でした。

そろばんを習う上でこのような競技会参加は必ずしも目標や目的ではないかもしれませんが、毎年のその大会で前回よりも成績を上げることで、自分の技術の能力向上の証明になります。当然、小学生時代や中学生時代のよい思い出にもなりますね。 検定試験でも同様です。段・級がアップすることがその証明です。努力し続ける限りはほとんどの人は技量がステップアップした結果として残ります。そろばんを習うために時間を使うのですから、こういう機会に挑戦することや、常に上を目指すことを当たり前にしたいものですね。

次は、誰が競技会に参加できるか、入賞できるか、あるいは検定では進級できるか、それが楽しみでもありますね。

新入生の取り組みから

まだ体験入学の問い合わせも入ってきていますが、今年は様々なPR(ホームページ、新聞へのちらし配布、郵便局にチラシ設置など)をし続けていますので、たくさんの新入生の学習仲間が入りました。 1部の時間は、初心者がたくさんになっています。嬉しいことですね。 最初ですので皆さん、まずは正しいやり方を理解し、慣れることからです。どのような習い事でも「基本は大事」です。そろばんの指の使い方をマスターし、次のステップでは頭の中でのそろばんの動きが当たり前のように使える、あるいはイメージできるようになるまで頑張りましょう。

当教室での初心者の最初のカリキュラムは、 「そろばんの基本学習以外に、算数の教材で数字や計算の基本に慣れることと、パソコンを使ってのテンキー入力での集中力をつけたり、フラッシュ暗算の初級練習でそろばんのイメージをできるようになど」、 初級者ははじめてのことばかりを取り組んでいます。しかし、そのはじめてのことを経験しマスターする刺激が大事なこととですね。1年もたつと何の問題もなく次の段階の課題をこなせるようになっています。

早速、今年の前半に入学の人は、この6月の検定試験から技量の腕試しとなります。2年生以下ではもう少ししてからですが、3年生ではそろばんの8級程度、読上暗算の7級ぐらいからの検定受験となります。週2回の学習ならば速い方と考えています。はじめての検定は不安かもしれませんが、普段通りにですね。 もう少したつと次には暗算に挑戦です。このときに重要なことは 「 かけ算九九 」 を覚えているかどうかです。ご家庭でもできるだけ早くに九九を覚えられるように工夫していただければと思います。

 

フラッシュ暗算で右脳トレーニング

先月の20日(土)のNHKで沖縄のそろばんが得意な家族を取り上げた番組がありました。ご覧頂いた方もいらっしゃったのではないでしょうか。(突撃!アッとホーム 君は見たことがあるか?習い事で合計75段家族)

フラッシュ暗算をしている時の脳の働きをMRIで見えるようにしていましたが、やはり右脳が活発に働いてることが映されていました。暗算をするときには、頭の中のそろばんの玉が動いているイメージの状態のことと思われます。右脳を鍛えるためのツールとしてそろばん式暗算をすることはやはり有益ということでしょうね。これはほかにも将棋や囲碁を頭の中で行うことも恐らく同じようなことで、こういうトレーニングをすることは大事なことですね。

当教室ではできるだけ早くに2桁の加算、3桁の加算のフラッシュ暗算をできるようにと考えて検定の機会を一時的に増やしています。新人の入学者でも入ってから1~2ヶ月ぐらいで簡単なフラッシュ暗算をはじめています。能力開発の一環として、積極的に挑戦してもらえればと思います。

 

全川崎珠算競技大会

本日、4月28日に大変綺麗になった新しい川崎商工会議所の「KCCIホール」で各教室からの選抜組が集い「全川崎珠算競技大会」が行われました。当教室からは、4名が参加し、日頃の技量を試しました。

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結果は、6年生で参加の生徒が、小学生の部の個人総合競技で全参加者中でただ一人の400点満点で優勝。読上暗算、読上算の個人競技でもそれぞれ優勝し「3冠王」となりました。川崎市のトップということになります。おめでとうございます。 総合競技のレベルは、日商の3級レベルを見取算・かけ算・わり算を6分で、暗算を1分30秒で行うものです。本番でのこの結果は、とても素晴らしい実力ですね。 5年生の2人は、総合では入賞には及びませんでしたが、読上暗算で2位に一人、読上算で入賞に二人とも入りました。普段から頑張っている成果がでました。こちらもおめでとうございます。 中学生は、少しレベルが高く今回は入賞できませんでしたが、実力試しとしては良い経験になったと思います。 今回の参加者を含めて、次に挑戦できる人も、また次の大会で頑張りましょう。

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そろばんには、段や級の検定試験だけでなく、このような競技会が年に何回かあります。自分の技量を同じ土俵で試すよい機会ということだけでなく、自分の打ちこんだものの結果が思い出とともに残せるものと思います。是非ともたくさんの皆さんがこのような大会に参加できるようにと思っています。当教室では、挑戦できるレベルに到達していれば推薦しますので誰でも努力と結果次第で、参加は可能です。

 

4月の検定試験結果から

4月の教場検定試験の結果が今日発表となり、当教室では、教室内に合格者名を貼り出してあります。その中で今回は、 「暗算の受験者13人全員が合格」 という、暗算を強化方針の期間としては大変素晴らしい結果となりました。 飛び級受験者も、はじめての受験者6人も合格し、さらには500点満点合格者も2人でました。ここまでの結果となると教室としても、とても嬉しい内容ですね。

また、読上算、読上暗算関係では、5人が3級以上合格という、こちらも素晴らしい内容です。この結果、珠算・暗算・読上算・読上暗算の4種目合格のオール2級、オール3級にそれぞれ届いたメンバーがいます。次回の優良生徒表彰式での表彰対象者になりました。おめでとうございます。

新学期がはじまりました!

4月に入り、皆さん、学年が1つずつ上がりました。おめでとうございます。新しくそろばんを習う仲間も次々と入ってきており、先輩は、追い抜かれないようにしっかりと頑張りましょう。今月は検定と競技会(選抜メンバーのみ)がありますが、まずは来週に教場検定ですね。まだまだ合格圏に届かないメンバーもいますが、あとは努力次第ですね。

 「スピード」 と 「正確性」 そして、「間違った問題は、必ず直す」習慣

ところで、そろばんをやる上では、「スピード」と「正確性」という2つのテーマがあります。時間内に問題をこなすことができるスピード能力がなければ絶対に合格できません。その上で合格得点内の正確性(正答率)が必要になります。 正答率は、珠算4級までは、70%必要で、3級以上は80%必要になります。 要するに、10題中10題できて80%以上の正答率なら合格できますが、10題中6題しかできないスピードの場合には、正答率が100%でも不合格です。ここはとても大事なことですね。

まず、時間内にできるスピードを身につけましょう。スピードは、正しいやり方と訓練などでできるはずです。 そして、次は正答率を上げる努力です。その際に間違えやすい問題(できない問題)をそのままにしているなどの学習スタイルの場合(正答率がどんどん下がっているということで、10題中10題できても60%の正答率ではダメですね)は、合格率が下がりますので注意しましょう。このスピードをクリアしたら、正答率の向上が合格への近道です。これはそろばん以外にも共通するものと思います。

普段の学習でも間違った問題をなぜ間違ったか理解せず通り過ぎていることはないでしょうか? 正答率の向上には、「間違えた問題は必ず直し、わからない問題はわかるまで理解する」、これが全ての習い事の基本ですね。スポーツでも、ほかの習い事でも。

 

習い事選び

この時期は習い事を検討されている方がたくさんいるようですが、いろいろな種類の習い事を実際に体験してみて判断するには良い時期です。今は、なんでも経験できるよい環境が整っています。

学習力を向上させるもの、技術を習得させるもの、体力を向上させるもの、感性を深めるもの、趣味を深めるもの、などなど。目的によって選ぶものが違ってきます。ただ、はっきりとしていることは普通の学習の勉強以外のことを身につけるには時期を逃すと損になるものがたくさんあります。 あとから「やっていたらよかった」と後悔しないようにしたいものです。でも、なんでもかんでもやるというのも考えもので、最終的にはいくつかに絞ることも大事ですね。そして、高いレベルでなくとも中途半端よりも一定レベルまではできるようにと思います。

また、小さいうちから受験勉強だけを目標にというのはかわいそうに思いますがいかがでしょうか。 野球やサッカー、あるいはダンスなどのスポーツや、ピアノや楽器演奏の音楽、習字、絵画、囲碁、将棋、そして、そろばんなどは、小学校の高学年になる前に是非とも経験を積む機会を作ることをお勧めします。 運動神経を鍛えること、感性を高めること、基礎的な技術を身につけることなど、・・・ たとえば、そろばんについては、暗算力の技術が日常生活や学習に活用できます。・・・ そういう視点での能力開発を考えた習い事の選択を是非ともご検討ください。