一斉にチャレンジ

9月もあっという間に終わりそうですね。教室は今週は隔月奇数月に実施のフラッシュ暗算の検定週で、40人ぐらいの受験となっています。パソコン画面で「表示されては消える数字を瞬時に足す計算方法」で、必ずしもそろばんの計算方法でなくても可能なものですが、そろばんの珠での計算方法をマスターした方がやり易いことは確かなものですね。今、20人ぐらいが3桁(5個から10個の加算)の問題に挑戦しています。そのうち10人ぐらいが有段者になっています。正しいやり方で努力ができる人は、やったことがない人にはなかなか真似ることができない技能を習得できるということですね。1桁~2桁の問題の下級のメンバーでなかなか合格できない人は、合格しやすい正しいやり方と記憶しながらの計算がまだという可能性が高いですね。ところで、たくさんのメンバーがパソコンに向かってフラッシュ暗算の練習している姿は壮観で、お互いに意識しながらの学習はよい効果を生んでいますね。

そういう意味では、「個別学習オンライン学習」と「集団学習」の学習方法は「家庭教師」と「学校や学習塾」と同様にそれぞれ良い面とデメリットがありますね。「1体1」で学習できることと、「多人数の集団」で学習できることの違いでもありますが、通いの必要のないオンライン学習は、職場のリモート仕事と同様で、移動がないことは大きなメリットですね。時間の効率化です。一人で学習できる性格の持ち主、一人でできるようになってからには合っています。ただ、多人数で培われる社会性や多様性の習得、感受性の向上にはやはり少し弱い面がありますお互いを気にかけたり、競争することでの向上心アップや関心ごとの広がりなどもですね

多人数での学習はその場所への移動時間はデメリットかもですね。ただ、学校のように同じようなメンバーとの環境の中で習得できること、直接指導を対面でできることは体感で感じることも違ってきます。このことで習得できる能力がないと今の時代、新社会人の課題としてよく問題にされるもので、たとえば、協調性、相手を考える感受性などのあった方がよい必要な感覚とも言えますので一定期間はそういうことに触れる場、環境に浸り、一定レベル以上は身につけることも大事でしょうね。絶対ではありませんが、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスだけで判断せず、使い方を選択する必要がありますね。

諦めない精神力、使える能力

サッカー、ラグビー、WBC・甲子園の野球に続き、今回は、バスケットボールのW杯の大会を見て何を感じたでしょうか。そうです、「最後まで諦めない精神力」をまた見ましたね。残り時間が少なくても諦めず、チーム全員が一丸になって勝負にこだわって「追いつこう、追い抜こう、やり抜こうとする力」、日本のスポーツ界の技能だけでない、メンタル面の向上はここ数年の目を見張るものがありますね。陸上や水泳出身のメンタルトレーナーのお話を聞く機会も増え、レベルが上がっていることが実感できますね。ところで、これはどのようなものにも共通する力ですね。ギリギリまでやってみようとすること、さてこれは、どれくらいできていますでしょうか。

また、スマホ、コンピュータの進歩、インターネットの進歩は凄まじいですね。インターネットが使われはじめた初期のころから、パソコンもマイコンと言われたころから、携帯電話もNTTドコモのNTTから分離のころから使ってきたものとしてはなかなか使いこなせないレベルまで進んでいますね。いずれ本当に人間がコンピュータなどの機器、機械に支配される時代がきてしまうのかもですね。でも、それでよいのでしょうかね。コンピュータに使われるではなく、「使いこなすことを忘れずに」ということを大事にしたいですね。そのためには「上手に使う」ということを考えることですねさて、これもどれくらいできていますでしょうか。

ところで、そういう時代に「そろばん学習をするのはなぜか?」についてですが、それは「検定合格や競技での勝負ということでもなく」、さらに「そろばんというツールを使った計算だけではない」ところにあるように思いますね。例えば「一定時間集中し、物事に取り組めるようになる」、「紙や道具を使わずに、頭の中だけでも計算できるようになる」、「数字を記憶し、使えること」などがあります。前者は「やり抜く力」ですね後者は「機器に頼らない人間力(AIにも戦える力かも)」とも言えますね。「かけ算九九を暗記してスピーディに使える」、「大きな数字を見ても全く拒絶感がない」などもありますがそれとも違ったものですね。実際に経営者のような人の中の出来る方は経営上の見た数字を使って「数字を操れるようにもなる」という言い方が当てはまる場合もありますね。ちょうど見ていた日曜日のドラマの中でも、あっという間に計算した数字を使って施設での不正を見つけた主人公がいましたね。爽快に感じませんでしたか?そういう能力の基本を学習できるのがそろばんの良いところで、「そろばんを学習する」ということの意味はそういうところにもあるように思いますがどうですかね。使える力、技能、能力ですね。

7月フラッシュ暗算結果&8月教場検定結果(速報)

教室での「フラッシュ暗算検定」は、2ヶ月ごとに実施してしていますが、今回は、五段、四段、三段、二段、初段、1級それぞれに各一人ずつの合格者がありました。3桁の加算の問題にチャレンジの1級以上に15名以上の受験者がいましたので合格率は高くはありませんが、だいぶレベルがあがってきています。 大半が、珠算の合格級以上のメンバーばかりですのでフラッシュ暗算はモチベーションが上がる種目でもあるようですね。

また、五段合格者がありましたので日珠連本部のHPにも教室の合格者の氏名が久しぶりにアップされました。今後も頑張ってもらいたいですね。

今日、8/30発表の8月の教場検定の結果も教室のボードに貼り出しました。今回は夏季休暇があったこととあえて珠算の下級受験者は(希望者を除いて)10月にすることにしたので受験者が例年の半分ぐらいでした。全体的には、全種目とも上級・下級にかかわらず、練習不足が顕著な検定でしたので、次回の10月に期待の内容です。とはいえ、上級合格者は、珠算準2級に3年生の女の子、暗算は1級に5年生の男の子、3級に4年生の男の子、読上算2級に4年生の女の子、3級に3年生の男の子が合格できました。受験者数が少ないのでいつもと違って上級合格者も少人数ですが、暗算の3級の男の子は1年以上かかりましたが辛抱強く(?)頑張ってクリアできました。また、読上段位は、2人が弐段位認定ですが昇段はできず、読暗段位は、参段、初段と準初段認定で2人は昇段です。

教室では、あと数名はまだですが、ようやく皆さんが夏季休暇から戻ってきています。夏休みで落ちてしまった技術を戻せるように頑張りましょう。また、新しい方の体験の問い合わせ、体験学習も6月以降続いています。一つの技能としての珠算、暗算などを習得することにトライしてみることもですね。技能の習得には個人差があり、短時間でできる人も長期間かかる人もいますが気にせずに、ただ、卒業する時にはそれなりに武器になる技術レベルまでは頑張ってほしいですね。

技能(スキル)確認として

そろばんの技能の技術レベルを確かめるための方法として「検定試験」と「競技会成績」があります。簡単には、「検定試験は、レベル別に決められた問題を制限時間内で合格点をとれるかどうかというもの」で、「競技会は様々な問題をどれだけ早く正確に得点できるか」となります。このタイミングでの検定試験の結果は6月検定の結果通りですが、教室には5月の第33回の全神奈川通信珠算競技大会と7月のあんざんコンクールの結果が届きました。

約1500名(川崎で約580名)が神奈川県全体で参加の「第33回全神奈川通信珠算競技大会」では、教室からは59人が参加し、1500点満点の問題で1000点以上の得点者が教室では8名半年前11月の前回の第32回よりも100点以上の得点アップ者が23名そのうち川崎市内で得点アップ者の表彰の31人の中で9人が賞状をいただけました。自分のレベルでの半年間での頑張りが評価された結果です。こういう教室内だけでなく対外試合での客観的な結果もどれだけできるようになっているかを見るためにも大事ですね。 もう一つの「2023年全国あんざんコンクール」では、学年別にあんざんが得意な選抜組の22人が参加し、会場大会での結果は先に伝えた通りですが、通信大会も入れた約730名が参加の中で、教室ではもう少し金賞に届くかと思いましたが、「金賞4名、銀賞13名、銅賞5名」の結果でした。参加メンバーには賞状とカードが届き次第渡します。この大会は1年に一回ですので、次はまた来年です。

そろばんの技能学習は体系的、レベル的に決められたこういう技能確認ができる仕組みが整っています。しっかりと努力し続けていればレベルアップできていることが確かめられます。できるようになるため、レベルアップできるようになるための継続的な努力ができる人にとても分かりやすい習い事でもありますねまた、その技能は一生ものです。学習していない人との差別化ができる人間力の技能でもあります。そういう意味から、例えば、計算機があったらよいという人で自分の計算力を磨かない人や、AIで問題の答えを求めてその内容を答えるだけで自分の知識や見識の人間力を磨かない人が、機械に頼って自分の保有能力(人間力)を磨かないことがよいこととは思えませんがどうですかね。

WAC(ワールドあんざんクラッシック)2023

昨日、7/30()に東京の代々木の青少年オリンピックセンターで、「WAC(ワールドあんざんクラッシック)2023」が開催されました。日本を含めて、韓国、台湾、モンゴル、スリランカなどの90人を超える子供たちがこの大会を楽しみました。会場では、様々な外国語が飛び交う国際色のある大会で、4年前は京都で開催された大会です。元気な笑顔は世界共通ですね。

6月試験場結果(速報)

6月の試験場検定の結果が発表されました。なかなか試験場での検定は難しかったようですね。1級・2級・段位珠算は今回は届かず、今回の合格者は、珠算3級が4人(3年生の男の子、女の子2人、4年女の子)、段位暗算の昇段者が1人(6年生の男の子)でした。あと少しの人も多数でした。スピードだけでなく、最後の駆け上がりに必要な正答率のための「正確性」のアップが不足の感ですね。「間違わない、練習で間違えた問題は次は間違えない」という意識が高まらないとやはり上級検定はクリアできないことがわかりますね。これまでの2級以上の合格者に共通するものですね。とはいえ、3級合格者の中の3人は4月の「全川崎珠算競技大会」の参加者で、この結果でもその練習の効果はでていますね

あと一歩のメンバーは正確性をアップする必要性がありますが、その状況が見える、試験場検定の翌週に年3回教室で実施の8年目を迎えた「満点チャレンジ(第22回)」の成績結果でもかけ算・わり算・みとり算の正確性にバラツキが見えています。合計点ではなく、バラバラにすると得手不得手がよく見えますね。要は、苦手なものをそのままにしているということですね。「満点チャレンジ」は、「制限時間を少し短くして、合格級の満点に挑戦する」確認テストですが、今回の合格者は正答率も高い方に入っていますがミスが見えているメンバーは試験場検定でも同様でそれがあと一歩届かずの足を引っ張った感があります。まずは、合格するためには上にもある内容と同じで「ミスをしない、ミスを減らす」ということに対する意識改革が必要ということですね。合格に届かなかったメンバーは、その悔しさを次には合格の嬉しさに変えられるようにリベンジです。

あんざんコンクール川崎大会(7/2)

本日7/2()、川崎商工会議所のKCCIホールにて「2023年全国あんざんコンクール川崎大会」が全体で173名の参加申込で行われました。教室からは学年別に選抜されたあんざんが得意な11名(3年生5人、4年生2人、5年生2人、6年生1人、中学3年生1人)が参加してきました。結果は、全国あんざんコンクール問題を使った「個人総合」は小学5・6年生の部に1人、種目別競技の「読上暗算」は、小学3・4年生の部で2人、5・6年生の部で1人、中学生の部で1人、「フラッシュ暗算」は、3・4年生の部で3人、5・6年生の部で2人が入賞できました。レベルの高い大会でしたので、どこまで太刀打ちできるか?の大会で心配しましたが、入賞もでき少しは対抗できたようで、よく頑張りました。教場での競技や検定試験でははなかなか味わえない、競技の会場大会の雰囲気も十分に感じられたと思いますがどうですかね。

6月教場検定結果(速報)

先週実施の6月教場検定の結果を教室のボードに貼りました。今回の教場検定の特記事項としては、珠算 7級以下の受験者が18人もいた初心者・初級練習組の検定でした。結果はとてもうれしいことに、今回は7級9人、8級5人、9・10級の4人の18人全員合格できました。1年生3人、2年生5人、3年生8人、4年生2人のうち、6人はそろばんの検定試験の初受験でしたが無事クリアです。次は、夏季休暇が入ってしまいますのでチャレンジ組以外の大半の人の珠算の受験は10月ですね。さらに、「読上暗算」の検定にも7級と6級に13人が初挑戦し、こちらは全員とはいきませんでしたが、1人を除いて12人が合格できました。初級組が半分以上、中級に進級できた検定でした。

検定全体としては、延べ人数で64人が合格できた、まあまあといってよい検定結果でした。個別には、「珠算」は、準2級に3人合格できました。3人とも「全川崎珠算競技大会参加組」です。やはり、参加者が結果を出せました。ほか、4~6級は2人合格です。「暗算」は、1級、2級がボロボロで、2級の1人だけ合格でしたが、3級は4人合格で、4級以下は全員合格。「読上算」は、1級は届きませんでしたが、2級に4人、3級に5人合格できました。4級以下は、4級が半分で、5級は全員合格です。「読上暗算」は、1級はあと少しで届かず、2級で2人が合格できましたが、3~5級は玉砕し、6級以下は先の通り12人がクリアです。

今回の6月検定は、6/25の試験場検定組が上級の練習者で、教場検定が初級から卒業するの練習者が中心といってよい検定でした。上位陣は上を目指し、自分の目標にチャレンジ、下級組は基本をマスターし徐々にレベルを上げていく(楽しさが増すのはここからですね)ということで、結果をみれば、次々とレベルが上がってきていることがわかりますのでとても頼もしいですね。特に、今回の9人の7級合格組の軍団(?)は2部の珠算6級以上の練習組の脅威かもですね。さらに、検定試験では普段通りの結果を出せる本番に強いメンタル」が必要になってきます。「 心と技 」の両面が伴うことが必要ということですね。技能だけではダメで、その習得には普段の練習の積み重ね(反復トレーニングの量)が大事ということで、メンタル面の力が身につくにはやはりある程度の時間も必要ですね。

優勝トロフィーが届きました

5/28)の「 チャレンジ神奈川大会(グランプリジャパン神奈川大会)」の 優勝者のトロフィー が教室に届きました。今年も昨年、2022年の5人で8本(写真の上の方に昨年のトロフィー写真)に続き、SⅠクラス1人(読上算1人)SⅡクラスが2人(読上算1人、フラッシュ暗算2人)で3本SⅢクラスが1人で(読上暗算1人、フラッシュ暗算1人)2本の4人で、計6本いただけました。 おめでとうございます。昨年同様に優勝者1人に決める決勝戦がありませんでしたので今年もラッキーでしたね。とはいえ、種目別は、どのクラスでの競技も、同じくらいのメンバーが30人~45人位の選択者の中での1番です。素晴らしいですね。

それから教室としても、昨年参加で一つ下のクラスでトロフィーをもらえた2人が、1年後に一つ上のクラスに上がっても、2年続けて優勝のトロフィーをもらえたこと初めてこの大会への参加の2人がトロフィーを3ついただけたことも教室としてもとてもうれしいですね大きなトロフィーですので、4人にとってはとても記念になるものと思います。明日の水曜日から受賞者に渡します。ところで、前回にも、また、昨年にも伝えていますが、しっかりと検定試験の技術向上に向けて上を目指した練習をし続けている人で、実力を試すこういう機会を活かす(積極的に参加し、普段通りの結果を出せると)と、こういうご褒美をもらえることがあるということでもですね。モチベーションの上がっている入賞者メンバーはもう1年後を考えているようですが、来年の5月にもこの大会は予定されています。来年は優勝決定戦がありそうで、この2年のようにはいかないでしょうが、そろばんを楽しむよい機会でもあるので、また頑張ってみましょう。

そろばん学習とは

今年は今のタイミングで体験学習、問い合わせが続いています。「年末の11月~12月の次の年を迎える前、2月~3月の次の学年に入る前、4月の学校が始まって少し落ち着いた5月、5月の運動会時期が終わってからの6月、7月あるいは8月の夏季休暇前後など」年によって違いがあります。そろばんの習い事はいつからでも可能ですので、興味、関心を感じたときに是非一度、体験してみては思います。関心のある方だけでなく、今でもなぜそろばんを習う人がいるのかの疑問を感じている方昔子供の頃に習った方でも、ほとんどの方は今のそろばん学習の内容を知らないことが多いですので実際に聞いて、見てみてから習い事の一つの選択肢にするかどうかの判断をしてもらいたいと思います。

技能の内容としては、多くの方がイメージしている紙の上の計算問題を数字を正しく読み取り「そろばん」というツールを使って計算する技能の「珠算」が基本にありますが、それとは別に、そろばんを使わず頭の中で「暗算(あんざん)」で解く計算技術読み上げられた数字を耳で聞き取りそろばんで計算したり、あんざんしたりする「読上種目」読上種目は一度で聞き取る耳の能力が磨かれます。パソコンの画面にでてくる数字をあんざんで計算する「フラッシュ暗算」の技能は目の動体視力アップにも役立ちます。数秒しかでてこない数字は、出ては次の数字にかわりますので一瞬で読み取り、すぐに計算する技能ですので計算力アップに繋がります。こういった様々な技能に少しでも関心があったら是非、一定期間、技能を磨くそろばん学習をやってみては思います

さらに、技能とは別に身につく能力も見逃せないですね。例えば「一定時間、一つのことに集中できる能力というのはどのようなものにも役立ちますね。そろばんでは、最初のころは5分ぐらい、しばらくすると10分ぐらい、1年ぐらいでは20分、そして最終的には30分以上集中できるメンタル面の能力も身についていきます。「技能だけできたとしても、集中力が続かないと何事もやり遂げられないこと」は皆さんよくわかっていることですが、この習得はなかなかできないものですよね。反復トレーニングが苦手な人はここはネックになることは確かなことですが、そろばん学習では、大半の人はそれをマスターできるようになります。このような能力を「少しでもできるようになってもらいたい、あるいは、できるようになりたい」と思ったら、今、体験にお越しの方のようにそろばんという習い事もご検討いただければと思います。