今回の12月検定の結果を教室の壁に発表してあります。今回の合格は、珠算は準2級~8級まで、暗算は、1級から6級まで、読上算は、3級から6級まで、読上暗算は、2級から7級の合格でした。 全体としては、最近の中では一番良い結果と思います。 特に、珠算、暗算は、今回の合格率はとても高く約8割の合格率でした。今回届かなった人は、次回にリベンジです。ただし今回も、読上算、読上暗算の1,2級が苦戦でした。70点の壁がありますね。2年生の読上暗算2級の1名の合格のみです。ほか、読上算、読上暗算の3級は約半数が合格、4級以下は読上算、読上暗算のどちらも8割以上のとても高い合格率でした。 珠算、暗算は全種目が完全な合格の得点をとれていない合格者の人もいますが、直前まで頑張って合計点の合格点をギリギリでクリアした人もたくさんいますので、やり抜いたという意味でもとても良い内容と思います。引き続き頑張りましょう。
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全国そろばんコンクール川崎大会12/3
昨日、武蔵中原のエポックなかはらで「全国そろばんコンクール川崎大会」が開催され、教室から選抜者13名が参加しました。
個人総合に1人、種目別の読上暗算競技は、2年以下、3・4年生、5・6年生、中学生の部の参加4部門に合計5人が、読上算競技も4部門に各一人ずつの4人が入賞しました。日頃の頑張りの結果ですね。また、個人総合は、2年生、4年生、6年生は入賞にあと一人の次点の成績でした。入賞は逃してもよく頑張りました。
あわせて、今回の参加者のベストメンバーで臨んだ、団体競技の塾別対抗競技は、なんと前回のあんざんコンクールの大会に続き良い成績の今回は16チーム中5位になり、以下のトロフィーをいただきました。大変うれしいですね。内容としては、スピードでは負けてても正確性では落とさなかった教室の特徴の結果の感がありますね。大変よく頑張りました。
体験学習とスキル向上練習ほか
今年は、7月以降の体験学習が続き、夏休み前後からたくさんの入学者となっています。もともと9月以降、秋以降からそろばんを始める人の多い地域ですが、大変嬉しいことですね。今年も、ご両親がそろばんを未経験の方も多数で、毎月、何人もが入学し、新しい風が教室に吹き込んでいます。何ごとも実際にやってみること、しっかりと見聞きすることが大事ですね。そろばんの効果はしばらくするといろいろなところに現れるでしょうから。とはいえ、既に10月の検定合格者もいますが、最初のうちは基本を学ぶことからですので単純、単調かもしれませんが、しっかりと楽しみながらスタートしましょう。
ところで、教室内では10月の検定後に技術確認練習、競技会練習などでスキルアップを目指しています。「スピードと正確性」という、一般的には「量と質」と考えてよい2つのテーマの技術向上施策です。数をこなさなければ得点はない、正解にならなければ数が多くても得点に結びつかないということです。その内容の10月検定試験後の教室恒例の「満点チャレンジ」結果と11月の「全神奈川通信競技大会(スピード)」の練習結果、12月の「そろばんコンクール」の練習の結果が揃い、教室内に全員の成績が張り出してあります。急激に能力を伸ばしている人、不安定な人なども明確にでています。技術は安定的に保持、向上する必要がありますので、結果を反省し、今後に活かすことですね。
まず、合格級に制限時間の8割(かけ算・わり算・見取算それぞれ8分、暗算はすべてを10分)で「間違わないことへのこだわり」を高めるための満点に挑戦する「満点チャレンジ」は6回目になりました。今回も残念ながら満点はでませんでしたが、珠算2級(6人)、珠算3級(7人)に挑戦した13人の成績はとても優秀な内容でした。時間を短縮しても十分にその検定合格の基準技術レベルはクリアできています。一方で、4級合格者、5級合格者はもう少し努力が必要な状況ですね。 「第22回の通信競技大会に向けての練習」の結果は、全体では5月からの半年間の比較で、連続参加者の中の33人は得点を伸ばしており、9人が100点以上、さらにその中でも2人は200点以上伸ばしています。素晴らしいですね。ほか5人がマイナス、2人がプラマイゼロでした。日々努力の結果がでているようですので、全員が5月比アップ100点以上を目指したいと思います。「そろばんコンクール」は先月に、12/3の選抜者を練習成績から選びました。選抜者の参加者13人は、まだ先ですので、ミスを減らすことで得点力アップですね。ほか、15人はどこまで挑戦できるか教室内で12月中旬に参加です。頑張りましょう。
10月試験場検定結果(速報)2017年
午前中に結果が発表され、入口に合格者番号、教室内には、合格者名を張り出しました。今回は、受験者数は少なかったのですが、日本商工会議所検定の1級は厳しかったようで、残念ながら合格点に届かずでした。2級は1人、3級は2人合格です。また、段位認定試験では、珠算は認定に届きませんでしたが、段位暗算で2人が弐段と準初段の認定となりました。次回の試験場検定は2月です。
10月教場検定結果(速報)2017年
先週実施の「教場検定の結果」を教室に張り出しました。まずは、今回初めて珠算受験の今年入学の年長の女の子3人組は、9級に2人、10級に1人合格しました。かけ算、わり算にも取り組んでの結果ですので、よく頑張りました。次回は、2月に恐らく8級に挑戦してもらいます。頑張りましょう。検定全体としては、チャレンジ受験が多数でしたので、読上算上級以外は、良い結果と思います。また、今回は2年生で四種目同時合格者(珠算6級、暗算6級、読上6級、読暗5級)が1名、1年生(2人)と3年生(1人)に3種目合格者があり、さらに男の子の頑張りも目立つ(暗算4級合格者4人、読上算3級合格者3人が全員男の子)検定でした。
種目別には、珠算は準1級、準2級の合格者も1人ずつですが合格しました。下級の4~6級は、各級1人ずつは欠席とあと少しで届きませんでしたが、他は合格で、特に珠算6級は受験者全員が9割以上の高得点での合格者ばかりのとても良い成績でした。今後が楽しみですね。7~10級は、8級のわり算がマスターできなかった人が合格点には届かずでしたが、7級、9・10級は全員合格の良い結果です。暗算は、全受験者中2人(1人は欠席)を除いて、12人が合格し進級します。6級暗算に1人500点満点もありました。読上算は、2級以上はダメでしたが、3級以下は、ほぼ半数の合格で、4級は苦戦でした。読上暗算は、1級、2級に1人ずつ合格しましたが、ほかはほぼ半分で、特に5級は苦戦でした。2桁の練習がもう少し必要のようですね。
なお、日商3級以上の試験場検定の結果は、来月11月1日です。本番で失敗したという報告が月曜日に何人もありましたが、どうでしょうか。
「動き」と「働き」
「にんべん」のあるなしの違いの文字ですが、2つの違いは何でしょうか? ビジネスの世界で使われる場合、分かりやすく言うと、成果や結果の伴わない活動が「動き」であり、高い成果や良い結果を伴う活動が「働き」ですね。いくら時間をかけても結果が伴わないときは、どんなに頑張っていてもあるいは、頑張っているように見えても、消費、浪費、無駄と同じで、価値を上げたり、価値を生んだりすることにはならず、ダメということですね。厳しいようですが、大人の世界ではそうですね。
では、子供の場合にはどうでしょうか? 例えば、毎日たくさんの習い事で忙しいお子さんを見ているともう少し目的を定めて時間を使えないものかと思ったりもします。「動き」に近くなってしまっていないかですね。「いつまでにどのように」があるかどうか、単純な経験だけにしかならない場合はもったいないということですね。確かに、最初の頃は適性の見極めややったことがないよりはという意味ではよいとは思いますが、最低限身につけて欲しい内容などの場合には、しばらく様子を見てから、レベルは個人差があってよいですが、目標や目的を定めて時間を使いたいものですね。「働きにする」ということですね。要は、時間をかけた分、時間を使う限り、経験だけでない何か成果や結果となるものを残せるかです。
今、教室では今年入学した年長さんの初めて受験の3名を含めて、のべ100名を超える生徒がそろばんの検定試験に臨んでいます。一生懸命時間をかけて練習し、頑張ってきた結果を出すべく自分のレベルに応じた級への挑戦です。「技能」という将来に残せるものを是非とも成果や結果として残してほしいですね。そのためにも、いずれ進級・進学などでそろばんを卒業するときには、この6月に日商の検定に合格し卒業した中学生メンバーのように「自分の目標の段級をクリアした状態ということをゴールに」したいですね。
個別指導、集団指導から
個別指導の学習塾が盛況のようですね。ここ数年で、1.5倍になったという話を聞きました。きめ細やかな指導を求めるニーズが高いということのようです。一方で、社会人の指導で個人的なことはできても「協調性や競争力がない人」が増えたという話も伝わってきます。どちらかに偏るとその負の部分も見えてきますね。しかし、飛びぬけた才能を開花させるときには個別指導の方がよいものありますね。ちょうど、先週TVでピアノ王決定戦というをやっていましたが、確か15歳と18歳の最後の決勝戦のピアノを弾く技術の素晴らしさなどは、「個別指導と本人の能力と努力の賜物」でしょうね。さらに、本人が楽しみながらというのもとても良いですね。
ところで、そろばんや習字などの習い事は「 個別指導」でもあり「集団指導」もあります。ただ、どちらも個人のペースで習うことができる点は、学習塾や学校の学習のカリキュラム通り進む集団指導とは異なります。いつからでも習い始められ、マイペースで学習できる(そうはいっても学習できる期間のリミットがありますのでのんびり過ぎるはどうかと思いますが)点はとてもよいかもです。また、そろばんや習字の一斉で行う集団指導は、たとえば同じ内容のテーマをするときですね。そろばんなら検定や競技会の練習、習字では検定や書初めの時などでしょうか。さらに、学年の違う人と同じテーマに一緒に取り組むというのはこういうことが少なくなっている時代にとてもよい学習の場でしょうね。あるいは、同学年でのライバルとの競争やそろばんの競技会では、技量で争うという競争力も磨かれます。
教室では9月入学者(ほぼ個別指導)を除いて、1部の時間(初心者・初級者対象)も各自の級別々(10級~7級)ではありますが、同じ20分の制限時間内で一斉に取り組む形になってきています。年中さんから2年生ぐらいが一定の時間、集中して取り組む形になり、集中力のあるなしや性格面の器用さやあるいは雑さ加減も明確にでてきています。個性がでますので面白いですね。最終的に、20分間ですべての問題をやり終える力をつけ2部の時間に移り、2部では30分間、問題を解き続ける力を習得し、技量アップ(検定合格)とともにあとは3部(上級・段位者対象)への移動とともに自分の目標級の技量取得への挑戦ですね。今月10月の検定試験でもたくさんの人がチャレンジします。是非とも、頑張ってほしいですね。
AIの時代に「選ばれる人になる」
今日の日経新聞の夕刊にもありましたが、毎日のように「AI」についての記事がでています。囲碁や将棋の名人がAIを使ったコンピュータ囲碁・将棋に負けたり、あるいは「 仕事消滅 AI時代を生き抜くために、いま私たちにできること 講談社+α新書」のような書籍を読むとやはりこれから様々な仕事がコンピュータに取って代わられることを考えなければなりませんね。その時に何が自分はできるか・・・。そろばんで習得される技能もひとつの「差別化できる技能」とは思いますが、何かで「選ばれる人」になることが必要ですね。
そのためにもコンピュータに対抗できる能力を高めることが大事ですね。単純な計算力だけでなく、数感覚の高い力の習得、考える力をと思います。とはいえ、その前に今、教室の1部あるいは2部の時間の最大のテーマはそのための基礎になるさらなる「集中力」アップかもしれないですね。コンピュータには集中力切れや疲れはありません。教室では、まだまだの人もいますので、ここでステップアップをです。以前の以下のコメントを思い出しました。これができるようになると、そろばんだけでなく、どのようなものにも活用できます。「人間力アップ」に焦点を当てた能力向上が大事ですね。
かけ算と概数(おおよその数)
今回は、休み明けトレーニングで確認していた、当教室でのかけ算のやり方の考え方からです。そろばんのかけ算のやり方にもいくつかありますが、「34×56」という場合を考えてみます。最初に比較のために「筆算」の場合を先に考えると、数字を上に34、下に56と縦に2つ並べて書いて、6×4から始めますね。24の2を小さく書き4を書き、次の6×3の18の8と小さく書いた2をたして、まず204、下に一つずらして今度は、5×4で20と5×3の15を同じようにやり170と(ひとつずれて)書いて二つをたし、1904となりますね。
ところが、2つ目の170をそのままずらさずに書いて、204と170をたして、374としてしまう生徒も見られます。この筆算の場合に、この計算の答えが何桁(ケタ)の数字になるかは全く考えなくてもできてしまうことから起きていることの一つとも言えますね。そもそもどのような数になるかは計算後にわかるだけというのはいかがなものでしょう。さて、そろばんの場合で、片落とし(片方の数字だけ置く)でそろばんの上にかけられる数の34だけを置く方法の場合には、同様に何桁の答えになるかは、そろばん上で計算が終わるまでわかりません。というよりもこの方法もそのようなことは考えなくてもよい計算方法になっています。間違わないように計算する方法としてはよいのですが、これでは、残念ながら概数把握という点では弱い計算方法となってしまっていますね。
それをより数感覚を高める方法の一つが、「 観察定位法 」という「最初にかけられる数とかける数の桁数を数えて何桁の答えになるかを想定」してから計算する方法(当教室では10級からこの方法となります)です。(今回の例の「34×56」の場合は、前が2桁、後ろが2桁、よって、2+2で、4桁の答えになると想定して(実際のこたえは、1904ですので4桁ですよね)計算を始める方法です。これをマスターできると、式を見ただけで何桁の数になるかを把握でき、だいたいの数ならば、瞬時で計算できることになります。(だいたいの数は、数字の上の1桁あるいは2桁のかけ算で求めるからですね。) 例えば 「584×732 」などはどうでしょうか? 実際の答えは427488ですが、概数把握ならば、580×730(423400)あるいは、600×700(420000)でよいですね。答えの桁数は、3+3で6桁になると想定して、420000(42万)ぐらいとすぐにこの方法を知っていれば計算できます。
「 計算方法 」というのはいくつもありますが、このように「式と答えの関係(何と何を計算したらどうなる)を正しく理解する」ということもこれからは大事なことと考えています。電卓に数字を打ち込むだけ、筆算でただ計算するだけというのはいくら早く答えをだせたとしても数感覚的には弱く残念な状態ですね。将来使う数字というのは、正確性が必要とされる場合と、ざっくり概算を必要とされる場合がありますが、どちらも桁が違っては問題ですよね。「すぐに桁が正しいか否かがわかること」は大事なポイントになっているということです。売上予測や、販売計画などで一ケタ違う話では数字を使う意味はなくなりますね。
計算を、暗算や、計算機やそろばんなどを使ったとしても、その答えの「桁の正確性」はとても大事なものですね。この点ともう一つの算数や数学での「 式を立てられる能力 」の2つを磨くことが本来の計算力を磨くということと思いますが、なかなか難しいですね。以上が、ちょうど、休み明けで一斉に確認指導をしていて再確認していたことでした・・・。
習い事で身につけて欲しいこと
明日18日から、そろばんの夏季休暇も終わりスタートとなります。毎年、夏期(8月)と冬期(1月)は、初級クラスで見事に「やり方を忘れてくる人」がいます。習い事の技術習得のゴールは「将来に役立つ技能、消えない技能」であるのですが、これができない人もいることは現実ですね。今消えるようでは将来は当然ないですよね。計算のスピードが落ちることや桁の暗算の記憶のレベルが下がることは仕方がないですが、「やり方を忘れる」のはどのような技能でも学習でも問題なことは明確ですね。ということで、教室ではいつものように全員が「休み明けトレーニング」を行い、やり方の復習だけでなく、来週中には「スピードと正確性」を元に戻してもらいます。この夏期休暇前に入学した人も多数いますが、そのメンバーは基本の確認からですね。
ところでさらに、そろばん学習のよいところは「一定時間集中して問題を解くこと」ができるようになることですね。集中力なくすぐに他のことをはじめてしまうお子さんがどれだけ多いことか。そういう日々の活動が今の時代に少なくなっていることからかもしれませんね。この一点だけでもメリットのある習い事の一つですね。明日からのトレーニングの初級対象の1部の時間はこの「集中力」も再確認とともにレベルアップを図ります。集中力はすべての活動の基本ですので。
また、もう一つ「反復トレーニングとレベルアップトレーニング」もそろばんの良いポイントですね。この何かを確実に身につけるための反復して訓練するということも少なくなってしまっています。そして、そろばんは、一つのレベル(級)をクリアすると次のレベルアップした問題に挑戦していくというステップが明確に用意されていることはとても分かりやすい学習といえますね。 ただ、級を取ることがゴールではなく、そのレベルの算数や数学、そして日常の計算ならば確実にクリアできる(当然、それよりも簡単なレベルはできる)そういう技能を身につけてもらうことが大事なことで、その点もしっかりと理解し、検定合格で満足することないようにしてほしいですね。ある5年生が、4年生の算数の復習問題を「覚えていないからできない」ということを言っていましたが、5年生ならば4年生の問題はやり方を覚えていて解くことができることは当然で、それができないということではダメということですね。皆さんは大丈夫でしょうか?


