以前、「 3分→~20分・30分の壁 」の時間の壁や、「 やり抜く力 」についてのコメントを取り上げました。同様に感じている方もとても多かったようです。「一定時間集中して物事に取り組むことや、決めたことをやりきる(やり抜く)こと」ができない人がとても増えていることからとも言えるかもしれませんが、今後もこういう習慣がついてしまうといつも負け組みや逃げ組みになってしまう可能性があります。やはり、これは戒めるべき習慣ですね。良い意味での「勝ち逃げを目指す」ということでしょう。
付け加えると、周りの学校はすべて夏休みに入っています。休みの間はこれまでやったことのない初めてのことに取り組んだり、これまでマスターしきれていないことを特訓したりするのによい期間です。もし新しく体験できることがあったら是非とも挑戦してみてはと思います。自分の経験や知識のレパートリー(参照枠)を増やすことも大事なことです。そういう意味では、そろばんの夏休みの特別体験日を計画しなかったのは失敗だったかもですね。
ところで、「珠算(そろばん)」でも、制限時間の中でも一つの種目(例えば、かけ算・わり算など)を問題が最後まで終わらないのに時間途中でやめてしまったり、目標の段級に到達しないまま珠算をやめてしまうなど最後までやり抜くことができない残念な人が少数ですがでてきてしまいます。 普段の練習時でも「半分でいい?」とか、今日は「この種目だけでいい?」とか日々のやるべきことをやらずに済ます人はなかなか合格することができないだけでなく、検定試験で失敗することも多数ですね。普段の姿勢が大事で、試験はそれほど甘くはないものです。 来週に8月検定があります。受験する人は最後までしっかりと努力すること(やりきること、やり抜くこと)を忘れずにですね。