あさドラ、ノーベル賞・・そろばんの話題から

朝の連続テレビ小説の「あさが来た」でも「そろばん」が頻繁にでてきています。遊び道具から実用の場面まで。ちょっとコメディの入った番組ですね。 さらに、今週には北里大学の大村先生の「ノーベル賞受賞」に際して、その奥様の「そろばん」の記事がでていました。全国大会に参加するほどの腕前で、そろばん教室もされていたとか。

ところで、10月に入り教室のほとんどの人は、月末には検定試験があります。少し背伸びをした受験の人もいますので、しっかりと最後までどこまでたどり着けるか頑張ってみましょう。

目標とする高みに向かって努力し、その山(一線)を越えることができれば、次に挑戦するものが見えてきます。」 どのようなものでも共通と思いますが、「どこまではやり遂げる(やり遂げたい)」という、そういう目標や気持ちのある活動をしていただきたいですし、努力するとはこうありたいですね。ノーベル賞受賞の研究者の方はまさにそのような方々と思いますね。

AO入試や公募推薦入試

国立大AO・推薦枠倍増、3割に・・・18年度目標」というような記事がでていました。国立大学も私立同様に推薦入学者が今後もますます増えるという流れのようで、ペーパーテストの一発勝負の受験よりも個性や特技などを含めた人物評価をした学生を確保したいということのようですね。

その関連で、珠算の資格を活かしての推薦入学がある私立学校もいくつかあります。例えば、東京の私立高校では、文京区本駒込にある村田女子高校は、珠算1級での珠算推薦制度があります。 私立大学なら例えば、専修大学(東京・神田と川崎・生田に校舎があります)の商学部では、日本商工会議所の珠算1級や2級が公募制推薦入学の評価資格に含まれています。他にもありますが、それ以外でも珠算のコンクールの全国大会での入賞や段位の五段以上などのレベルまで到達していれば、一芸推薦などもある学校もあります。ただ、これはハードルが高すぎて門戸が狭いですので、先のような珠算2級、1級合格の資格がこのように進学にも繋がる可能性があることは希望者にとってはよいことですね。

どちらにしても、何事もやはりある程度のレベルまでは到達しておくことが大事ということです。今回の受験者の2級以上の人はこういう情報も今後のために掴んでおくとよいですね。

観察定位法の追加指導から

かけ算は、「両落とし、観察定位法(桁数カウント、1の位決め)、前からかける方式(数字の前同士からの掛け算)での理解をさらに強化・統一するために、教室では、8月の夏休み明けに復習を兼ねて一斉にわりざん(片落とし、観察定位法)も加えた簡単なプリントを全員に配布し、説明を加えました。

1の位を定め(コンマ(カンマ)位置も定まります)、桁数をおさえ、そろばんに数字を入れるやり方」をしっかりマスターしてもらうための一斉指導です。3級以上の小数点の計算も小数の入った式の桁数をカウントできれば全く同じ方法で計算できますので明らかに単純です。

ツールとしてのそろばんがなくても「桁数を把握した上(概数理解)で、計算ができる」ことはビジネスの実務上も重要と思っていますが、こたえの桁数が違っていても違和感を感じない生徒もまだいます。本質を理解できない人がいるのは残念ではありますが、もう少し期間も必要かもですね。

能力向上を目指して

先週から教室では、10月の検定試験の申込書を配りはじめ、ほぼ全員に渡りました。約1か月前の申込みになりますが、少し先の目標にむけて努力をするスタイルが能力向上に繋がることはどのような習い事やスポーツでも同様ですね。

また、今回各自に渡した枚数から、高津高校での珠算3級~段位の受験者も恐らくここ数年で一番多くなることが想定されます。受験者は、是非とも合格まで持ち込んでもらえればと思います。 同時に、11月の競技会の選考も始まっています。やさしい問題から難しい問題のピラミッド型の問題で、スピードと正確性を上げる訓練をすることで能力向上をはかります。それは、検定試験にも役立ちます。そろばんの場合にはいろいろな工夫で技能は間違いなく向上しますね。

それから、9月以降の新しい入学者や体験者希望の問い合わせもたくさん入り始めていますので、既存のメンバーもしっかりと頑張らなければです。特に、年内の種目別の昇級で四種4級以上合格(表彰対象)が目指せる人は、しっかりと練習し、一つずつ確実にクリアさせましょう。その結果こそ、能力向上の証ですね。

習い事のひとつとして

DSC_0182  *電柱掲載の場所のご案内です。

来週から小学校・中学校がはじまるところが多いようですね。教室も1週間が過ぎ、あと数名はまだ顔を見ていませんが元気に来ています。ただ、夏休みの宿題がまだの人も多く、やることが一杯あるようです。もっと、計画的に時間を使うことができたらよいのですがね。

ところで、昨年も9月からの入学者がたくさんいましたが、もしそろばんに興味がある方は、今のそろばん教室というのを見学されてみてはいかがでしょうか? 今後、そろばんというツールを使い続けることはほぼありませんが、そろばんで培われる「数感覚(数に対するセンス)や暗算力、あるいは集中力、忍耐力や時間内にやり抜く力」などは、一生の武器になるものと考えていますので

週2回で計約2時間強、一ヶ月ほぼ9回で約10時間程度1年で約120時間程度)の時間で、数感覚の向上や暗算力などの向上ができるようになるということはとても効率的で、有意義と思いますがいかがでしょうか?

以前に体験した方でそろそろタイミングが来たとお考えの方もどうぞ再体験でも構いませんのでお越しください。今年のはじめまでに入学のメンバーもほとんどが初級を卒業し次に進んでおり、新たなメンバーも今からという時期は季節的にもとてもよい時期でもありますので

それから、住宅街の一角に教室があり、場所が分かりにくいというお話がありましたので、電柱広告を7月末より出しました(最初に添付の写真)。車で送迎の方がほとんどと思います。百合ヶ丘駅から少しの踏切にもありますので、そちらもご覧ください。

17日から始まります。

そろばんの夏期休暇が終わり・・・はじまると・・・

技術(技能)や知識は少しの期間でも使わなければ衰えます。例えば、「思い出し力が衰え、漢字や人の名前を思いだせない」という内容も、「持久走(マラソン)で長時間走ることができなくなる」ことや、「短距離でもスピードを出して走れなくなる」こともですね。 何かに挑戦して、しばらくぶりに挑戦していかに鈍ってしまったかを感じることがありませんか?

そろばんでも「珠をはじく指の速度」は数日でも休むと落ちます。暗算では、「イメージしたり記憶する技術やスピード感覚」などが落ちます。人によっては、やり方すら忘れてしまいます。

 これは技能だからですね。

あさっての17日(月)から1週間ぶりにそろばんはいつも通りはじまります。しばらく何もしなかった人は「指の感覚やスピード不足」に気が付くと思いますので、すぐに感を取り戻すことが必要です。 ただ、ここで大事なことは「正しいやり方で丁寧にという基本に忠実に」ということですね。

また、最初の一週間は冬期休暇明け同様に、全員同じ問題に取り組んでもらう予定ですので、ひとりひとりの今の技能や課題が明確になります。その結果から次に進めることになりますので、頑張りましょう。

やりぬく力

「やりぬく力」、「やり遂げる力」について考える機会が続いています。ことわざでは、「石の上にも三年」とか「雨垂れ石を穿(うが)つ」などがありますね。関連する、「根気よく続けること(持続性)」、「忍耐力を高めること」も何事にも重要なファクターですね。

ところで、「やりぬく力」「やり遂げる力」は、頭の良さや要領のよさとは違うもう一つの能力かもですね。いかに学力的に高い能力を持っていても、この能力があるかないかはいろいろな所で顕著な結果にあらわれるように感じますね。いかがでしょうか? 結果的に、「やりぬく力」のある人はできることが増えることなどから、より新たな世界に飛び出していける可能性が高いということでもあり、一方、逆の場合には、できることも増えず、何事も中途半端で終わるという狭い世界で終わってしまうかもですね

一定の能力を保持しようとするのであれば一定のレベルまで持ち上げること、到達できていること(超えている)が必要でしょう。そのためには、何事にも「やりぬく」ことが必要ですね。ただ、ダラダラと時間だけを費やしたり、できることの繰り返しだけをしているというような行動は戒めたいものです。

前回の「試験に向けての練習」と「試験結果」の相関関係を見てもそう感じるところがあります。

そのような中でやはり、そろばんの「一定の時間、集中し続けること」と、「一定の時間内に問題を解くこと」という練習スタイルは、この「やりぬく力」、「やり遂げる力」の能力を鍛えるにはよい一つの訓練のように思いますねさらに、一定レベルに到達するとさらに上のレベルに挑戦することになるというのも、同じことの繰り返しにならない仕組みでもありますので。 もしかしたら、そろばん技能が上がることよりも、そろばんでこの能力が鍛えられることの方が大事のようにも感じますね。「ニワトリが先か卵が先か」かもしれませんが・・・。

6月試験場検定結果

6月の試験場検定の結果を教室に掲載しています。スポーツの試合と重複し受験できなかったメンバーもいましたが、結果は、2級は残念組みが多数でしたが、3級は前日練習(希望者)に来たメンバーのみが合格という最後まで少しでも頑張ろうとしたメンバーのみに良い結果がでた内容でした。合格者はおめでとうございます。リベンジ組みは、次は10月です。

何事も過信せず、また、甘く考えず、最後まで努力を惜しまず、また、怠らず、などが大事ということですね。

また、今回の日商3級の合格者の中には、去年の3月、6月からはじめた1年ちょっとや1年のメンバーもおり教室の週2回練習でもしっかりと頑張ればこの学習期間でも技能習得は可能ということですね。

*全く関係ありませんが、教室の横で育てた山百合(やまゆり)が見事に大輪を咲かせました。今年は気候があっていたのか、全部で15個ほど開花しています。高石の隣の地元の地名の「百合ヶ丘」は由来はこの花からです。今は地名は「新百合ヶ丘」の方が有名かもですね。

やまゆり1

*山百合

6月教場検定結果から

本日、先週に実施の6月教場検定の結果を教室に張り出してあります。総合的には、とてもよい成績です。 四種目(珠算・暗算・読上算・読上暗算)合格者が2名、三種目合格者も3名(1名はもう一種目は試験場検定の結果待ち)となど、各自が常に上だけでなく横にも挑戦というスタイルでも結果を出した内容となっています。複数受験者は努力しなければとてもこの結果はでませんね。よく頑張りました。 数名残念な人もいますが、そのメンバーは次回リベンジです。3級以上の試験場検定の結果は8日(水)ですので該当メンバーは良い結果であればよいですね。

今回の種目別の特記事項は、全体の受験者数はそれほど多くありませんでしたが、4~6級の珠算は受験者の9割ほどの合格といつも以上にとてもよい内容でした。暗算では、ちょうど1年前入学で週2回制の学習期間での2級合格者が2名、自宅でも努力もしているようですので素晴らしいですね。読上算も、なかなか挑戦するメンバーがいなかった読上算1級に合格者が、読上暗算も弐段の合格者など全ての種目の頑張りも目立つ内容でした。

最近は、様々な珠算の種目に積極的に挑戦する生徒が多く、全体としてとても短期間にレベルアップしています。武器になる珠算の力を早期につけて、勉強もスポーツにも挑戦です。長期間習っている中学生も野球やソフトボール、小学生では野球、サッカーなども一生懸命頑張っています。何事も努力を欠かさない人は、結果がついてくるということなのでしょうね。

通信競技大会結果

今週は後半から検定試験がありますが、その前に月曜日に「第17回神奈川県通信競技大会」の結果が届きましたので教室に張り出してあります。半年ごと年2回の教室で参加できる、今回は神奈川県下で1500名ほど参加の競技会です。 教室では各自の技術向上が進んでいることから、嬉しいことに毎回参加できる人が増えており、2年前の約2倍になってきています。習い始めて1年以内での参加者も多数となり、しっかりと努力をする人ならばあっという間に挑戦できるようになってきています。

ところで、この競技会の結果は単に点数で一喜一憂するものだけではなく、以前の第16回のコメントにも記載しているように「ライバルは友達だけでなく自分も」となります。毎回、前回やこれまでの成績との比較ができ、前回の得点との比較ではこの半年の間にどれだけ技量が伸びたかを見ることができ、逆に点数ダウンの場合、種目別にスピードや正確性が落ちてしまっているかなどもわかります。 技術が伸びていることが分かるだけでなく、検定で段や級が上がったとしても、少し怠ければ技術が落ちている(安定していない)などの今の段階での技術の保持状態が年2回確認できるというのはとても有益ですね。各人は、しっかりと結果を受け止めて次にいかすことがとても大事ということですね。