運動会と検定と競技会で・・・

地元の小学校は今週、来週の土曜日が運動会(スポーツフェスタ)の時期ですね。(今年は応援に何校いけるか?ですが・・・。)4月の入学や年度変わりで忙しい時期でもありますが、こういう時こそ新しいことへの挑戦とともにどのようなものも能力を伸ばすチャンスです。教室では、新しい入学者もだいぶ慣れてきたように思います。今日から入学の1年生も、今日、体験の年長さんもいますが、今年はとてもたくさんの入学者に入っていただきましたので教室には新しい風が吹き込んでいます。一人一人がそろばんを卒業する日までどこまで技能を伸ばせるかがとても楽しみですね。

ところで、6月の検定試験の申し込みをまとめています。今回もチャレンジする人がとても多いですね。複数種目の受験の人、背伸びしての受験の人など。2か月ごとの検定試験ですが、やはり「挑戦する姿勢が能力を向上させる」ことはこれまでの結果が示していますので、今回も是非ともギリギリまで頑張って、来月6月末の検定試験では能力向上の結果を示して欲しいものです。まだ、1ヶ月以上ありますので、本人の努力次第ですね。

また、今週は、「第19回の全神奈川県通信珠算競技大会(略称:スピード)」を行います。習い始めて1年以内のメンバーを含む、教室の過去最高の40名での参加となります。易しい問題から始まるピラミッド型の問題で、「技量の確認」です。前回11月の第18回の参加者はこの半年でどれだけ技量を向上させたか、今回初めての参加者は今の技量でどこまで得点をとれるかを確かめることになります練習時の最高得点を本番でも出せるようにしっかりと頑張りましょう。22日(日)の「そろばんチャレンジ2016神奈川(会場:川崎商工会議所)」の参加の14人も続けて頑張り、入賞を目指しましょう。この大会も一つの技能確認の大会ですね。

3分→~20分・30分の壁

表題は、そろばんで「集中力の続かない人の時間の壁」です。最初の段階の「3分」については、そろばんをするというよりもそろばんをやる前の段階で、じっと座っての取り組みのできない状態です。最近はすべてにおいてこの傾向があります。 一問やってはよそ見をしたり人に話し始めたり他のことを始めてしまう状態ではダメですね。「一心不乱に止まらず、集中して一つのことに取り組めるかというテーマのことですが、これはどのような内容にも共通の基本姿勢です。まずここの基礎ができるようにしなければとなります。

そろばん上中級者では当たり前(初級者でもほとんどの人はできています)のようにできるようになっていますが、初心者のはじめたばかりはまずはここからです。この最初の段階をいつクリアできるかが第一歩です。次が、そろばんの下級の制限時間の20分間の取り組みです。かけ算九九ができる人は、暗算の12分間にも入り始める段階です。これができるようになるまでは時間内にしっかり取り組む反復トレーニングを続けることになります。

20分の壁をクリアした後、その次が珠算6級以上の30分の制限時間に挑戦です。このようなチャレンジを続けるのがそろばんの良いところですね。一つずつこの「時間の壁」をクリアした段階が進むと珠算の上達もですが、学校やスポーツなどほかの活動の際にもこの「集中して取り組むことができる姿勢」はいきてきます。「30分一つのことに集中して取り組むことができるということ」はどれほど大事なことかは多くの方がよくわかっていることですね

2016年全川崎珠算競技大会

昨日4月24日()に例年開催の「全川崎珠算競技大会」が川崎商工会議所2FのKCCIホールで約150名の参加者で行われました。今年は、教室から最終8名の選抜者が、日々鍛えた技能を一堂に会しての場で他のそろばんの選抜者に挑戦しました。

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結果は、小学生の部では、「個人総合」の3位枠に1名、入賞枠に1名中学生の部では、個人総合」優勝(川崎市代表)、「読上算競技」で、2位枠と3位枠に1人ずつ、「読上暗算競技」でも、2位枠と入賞枠に1人ずつ入りました。入賞者の皆さん、おめでとうございます。川崎とオープン参加の強豪相手に少数精鋭部隊が健闘ですね。入賞できなかった人もあと少しの印象もあったと思います。

競技会は、入賞することも大事ですが、そのための努力が必ず次に活かせます。さらに、参加者とそうでない人ではやはり技能の伸び方も違ってきています。今回の参加者は来年も、次の世代のメンバーは来年に是非とも参加できるように頑張ってもらいたいと思っています。

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4月教場検定結果(速報として)

教室に4月の教場検定の結果を張り出しました。背伸びをしての受験だった今回の検定の珠算の上級(準2・準1)はあと一歩及ばず残念な結果となってしまいました。本番で如何に結果を出すかの課題が残りました。 一方で、前回の懸案事項だった読上種目(読上算・読上暗算)の3級以上は(延べ人数で)14人受験者中9人が合格し、四種2級以上合格に1人、四種3級以上合格に2人が届き(来年3月の表彰対象)、こちらはリベンジしたといえると思います。追加のトレーニング方法の導入と前回が背伸びの受験でもありましたのでしっかりトレーニングをした結果がだせたとも言えますね。 また、珠算の4級以下は普段の練習姿勢が結果に現れてしまっています毎回しっかりと時間内は努力(問題を全部こなそうと努力する、時間内は最後まで頑張るなど)をしようとしていたメンバーは全員合格です。しかし・・・の人は及ばずとなってしまいました。これも残念ながら仕方がないかもしれません。やはり、日々の取り組み姿勢と努力の仕方は大事な内容ですね。

次の検定は6月になります。教室では、その前に競技会の練習が2つです。4月末の全川崎の練習と5月の全神奈川通信(&チャレンジ神奈川)です。後者は珠算の7級以上のたくさんのメンバーの参加を見込んでいます。競技会の問題は技術向上に適した内容(スピードと正確性のトレーニング、簡単な問題から難しい問題のピラミッド型トレーニング)ですので、このタイミングでしっかりと能力向上をはかりましょう。

グリット(やりぬく力)を身につける

昨年7月に「 やりぬく力、やり遂げる力 」についてコメントしました。最近の傾向でなかなか長く同じことを続けられない、すぐにあきらめるなどありますね。最近、読んだ本にまたこのことがかかれていました。 継続的に根気よくやり続け、やりぬく力のこと、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことを専門用語では「グリット」というようですが、簡単には直ぐあきらめずに、最後までやり続け、ゴールに到達させるということのようですね。 挫折すると直ぐあきらめたり、やめてしまう、そういうマイナスにしか働かない行動の癖をつけないためにも少し考えてみたいものです

やりぬく力

そろばんでの日々の努力でもこの力について身に付けられるように思っています。例えば、制限時間内精一杯やり続けること、技能のレベル指標となる級や段に挑戦しクリアすること(技能の向上の証左です)などはこの「グリット」を身に付けるための一つの訓練のように思っています。いかがでしょうか?

さくら

4月の教場検定(検定試験)も終わりました。今回は、前回2月検定で成績が振るわなかった種目のリベンジを期した、特に読上算、読上暗算の3級以上の成績がアップしていればよいと考えています。受験者は、「サクラサク」となればよいですね。結果は13日の水曜日です。

確かに、春は、卒業、進級、入学だけでなく、さくらのシーズンですね。教室横のマンションのさくらの花がまっしろになっていました。

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そろばんフェスティバル65th 川崎

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昨日、4/3()川崎の武蔵中原の「エポックなかはら」で川崎珠算協会主催の「 そろばんフェスティバル65th 」が春の小雨まじりの天候にも関わらず、11時の開始早々から200名近くの来場者の方々が並び熱気満々で開催されました。前回は震災で中止となりましたので、10年ぶりのそろばん祭りとなりました。 立ち廻り剣術、〇×クイズ、フラッシュ暗算、珠つかみなどたくさんの出し物とともに、「組み立てそろばんも早々に100名の整理券が完売してしまう」など大盛況でした。*65thは、川崎珠算協会の65周年記念イベントからです

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11時スタートから15時の最後まで参加いただいた方もいました。人がいっぱいでぐったりしてしまったお子さんもいたかもしれませんが、このようなイベントが開催できたことはとてもうれしいことですね。

習いごとの優先順位

当たり前のことですが、「習いごとには習う目的」があります。「体力の基礎をつけるのか(水泳・ダンスなど)、技術の基礎を学ぶのか(絵画・楽器系などもでしょうか)、学問の基礎を学ぶのか(音楽系・書道・そろばんなど)、心や姿勢(武道系・茶道・華道などでしょうか)を学ぶというのもあります。あるいは学習の補習や予習、レベルアップをはかる(公文・学習塾など)、そして、スポーツでの将来(野球・サッカー・テニスなど)のためなど。」 以前に「習いごと選び」についてコメントさせていただいていますが、組合せとともに、今のタイミングならば何をやってみるのがよさそうか是非とも目的と優先順位をつけながらご検討していただけたらと思います。もしその中で、ご縁あるいはご関心がありましたら、「そろばん(珠算・暗算)」もご検討いただければと思います。

教室では、今年の2月から4月(入学予定で)は、昨年同時期(昨年は9月以降入学が多数)に比べて多くの幼稚園~小学生のご父母の方が「そろばん」に関心をもっていただき次々と体験の時間が埋まっています。すでに3月からの入学者と4月からの入学予定者で、初級対象の1部の時間も4月には一杯になる感じで、とてもうれしいことですね。お子さんは、最初の1ヶ月ぐらいは単純な珠動かしで飽きてしまうかもしれませんが、そろばんだけでなくいろいろな内容を学習できますので楽しみながら頑張ってみてほしいと思っています。

ところで今年は、お話を聞くと、ご父母の方はそろばんを学校の授業程度でほとんど全くやったことのない方が多いのも特徴です体験時にそろばんをやってみるメリットを感じていただいたか、あるいはそろばんを習うイメージが変わったからかもしれません。昔ながらのそろばんを黙々と動かしているのとは違う内容に驚かれる方もいますので、いずれツールとしては使わなくなってしまう「そろばん」になぜ取り組むのかのイメージを持っていただけたのかもしれませんね。どのようなことでも同じですが、自分の持っているいるイメージだけで判断をするのは、「食わず嫌い」と同じでとてももったいないことかもですね。

何かをイメージするときに・・・

脳科学の進歩はとても速いですね。その一つの発展が、将棋チェスに続いて、囲碁の世界でコンピュータ囲碁が4勝1敗で人間のプロを負かしたという話題が最近ありました。中でも「大局観」といってよいその状態(囲碁の盤面)を見たときに、「どうしたらよいかをイメージすること」が画像データの利用からコンピュータにもできるようになるということは凄いことですね(ディープラーニング(深層学習)。 学校でテスト問題を見たときに、どうやってこの問題を解くかをイメージすることと繋がりますが、ここまでくるとますます人間の力がコンピュータに及ばなくなるということかもです。

今、人間は楽をすることを考えたりして、自分でできること(保有能力)を減らしてしまってきています。「ある状況に置かれたときに自分だけで解決できる力が衰退している」ということかもですね。以前にも伝えた知人の電話番号を記憶しなくなったり、簡単な計算も暗算でできない(紙があったり、電卓があればできますが)などは人間の退化?の一つでしょうね。このことは、この部分を鍛えれば優位に立てるということかもですが・・・

ところで、人間が頭の中で何かを考え(イメージする)たり発想するのは過去に記憶(記録かも)している何かがあったり、頭の中にノウハウやツール(そういう意味では、「そろばん脳(あたまの中のそろばんのイメージ)」というのもその一つかもと思っています)がある場合といわれています。 「広い意味での記憶されている経験というデータ」といってよいかもです。そういう土台となるものがない状態では何もできない可能性が高いということです。別の言い方では、「参照枠」とも言うそうですが、この一人一人違う脳にある知識のデータや知恵、経験などをどうやって広げていくか、あるいは増やしていくかはとても大事なことと思いますが、基本は何事もやったことのないことは興味とは関係なくやってみるということと、ある程度まではマスターしておくでしょうね。

計算力について

他の学問や技術でも計算力という言葉を使う場合もありますが、一般的な計算力は、算数や数学において、四則演算や指数、対数の計算、微分積分等の計算を「正確にあるいは速く正確に行えるか否かを表す学力の指標」としてのものですが、この「正確に」がとても大事な内容です。

計算機(電卓やコンピュータ)を使うようになり、計算は正しい数式を入れれば「速く正確に」なりましたが、その入力は人間がするものです。人間が入れる数字、あるいは加減乗除などのボタンを間違えれば、正しくない答えになる(正確でない)ということが見落とされがちになっています。(入れた数字や加減乗除などが間違っていなければ、計算機は正しい答えを素早くだします。) つまり、その結果の数字を見たときに、その入力者の人間の数感覚次第では、残念ながら答えがあっているかどうかについてはわからないままですね。具体的には0が多かったり少なかったりする桁間違いなどがありますね。

そろばんでもすべての方法でこの感覚を磨くことは難しいのですが、少なくも桁の把握や概数の把握などは訓練されることで習得されてきます。暗算力を鍛えると筆算の計算間違いも見抜けるようになってきます なぜ、そろばんを習うのかの一つの理由にこの感覚を高めるということがあります。数字に対する抵抗をなくす、計算の答えについて間違っていないことについての感度を上げる、これは電卓、携帯に頼ってしまっている現代においてとても重要なことと思いますがいかがでしょうか?